今話の名セリフ:「ルビィを置いて行かないで・・・。」(黒澤ルビィ)
「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第8話「HAKODATE」の感想です。
「ここ、どこ・・・?」
「何も・・・、見えませんわね・・・。」
「天はルビィ達を・・・、」
「見放したずら・・・。」
「これがスノーホワイト! ビューティフォー・・・。」
「しっかりして、鞠莉!」
「雪め! 甘いわ!」
「善子ちゃん?」
「ヨハネ! 避けるべし! 避けるべし! 避けるべし!」
「なんだか眠くなって・・・。」
「私も・・・。」
「駄目だよ! 寝たら死んじゃうよ! 寝ちゃ駄目!」
「これは夢だよ・・・。夢・・・。」
「そうだよ・・・。だって、内浦にこんなに雪が降るはずないもん・・・。」
「じゃあ、このまま目を閉じて寝ちゃえば、自分の家で目が覚め・・・。」
「・・・ないよ。」
「だって、ここ・・・。」
『北海道だもーん!』
のっけからキミ達、遊び過ぎやろ。つーか、この子達、降雪地帯でも素足晒してのスカート装備とか、結構寒そう・・・。この際、オシャレは度外視して、ジャージも履いたっていいのよ?(笑)
千歌達がやって来たのは、北海道の函館。ここに来たのは、ラブライブの北海道地区予選のゲストとして招待されたのが理由です。
ここでは、いつもの靴だと滑って転びやすいもの。
「そんな時こそ、これ!」
『じゃーん!』
「これでバッチリデース!」
「さすがお姉ちゃん!」
『これで、たとえ、ごのような雪山でも、ご覧の通り!』
ご覧の通り駄目でしたな。素人が調子に乗るなっていう良い見本ですね。(笑)
「お待たせずら。やっと温かくなったずら。」
「花丸ちゃん!?」
「マルは丸々っと丸くなったずら。」
「ちょっと・・・。」
確かに、素足を晒すのは寒そうだとは言ったけど、そこまで重装備しなくていいから! 「でぶ丸」というあだ名で呼びたくなります。(笑)
しばらくして、9人はライブ会場に到着。この地区予選には、Saint Snowの2人も出場します。
また、Aqoursを知る子達もおり、一緒に写真を撮ったり、応援されたりしました。
その後、千歌達は、Saint Snowの2人がいる控室に。
「今日は楽しんでって下さいね。皆さんと決勝で戦うのはまだ先ですから。」
「はい。そのつもりです。」
「何? もう決勝に進んだ気でいるの?」
「ものすごい自信ずら・・・。と、ものすごい差し入れずら・・・。」
「お二人とも、去年の地区大会は圧倒的な差で勝ち上がってこられたし。」
「もしかして、また見せつけようとしてるんじゃないの? 自分達の実力を。」
「いえいえ、他意はありません。それにもう、皆さんは、何をしても動揺したりしない。」
「どういう意味ですの?」
「Aqoursは格段にレベルアップしました。今は紛れもない優勝候補ですから。」
「優勝候補・・・。」
「あの時は失礼な事を言いました。お詫びします。」
「聖良さん・・・。」
「次に会う決勝は、Aqoursと一緒に、ラブライブの歴史に残る大会にしましょう!」
「千歌ちゃん。」
「ここは受けて立つところデース!」
「そうそう!」
「うん!」
「理亞! 理亞もあいさつなさい!」
「理亞!」
「ああ、いいんです・・・。本番前ですから・・・。」
しばらくして、Saint Snowの2人がステージに。
「びっくりしたね・・・。」
「まさか、あんな事になるなんて・・・。」
「これがラブライブなんだね・・・。」
「一度ミスをすると、立ち直るのは本当に難しい・・・。」
「一歩間違えれば私達もって事?」
「そういう事ずら・・・。」
「でも、これで、決勝に進めないんだよね・・・。Saint Snowの2人・・・。」
その後、控室に訪れた千歌達ですが、Saint Snowの2人は、もう帰ったとの事。
今日の2人は、いつもとは違っていたようです。ケンカもしていたとか。
Saint Snowは敗れたものの、自分達が気に病んでも仕方のない事。あの2人なら大丈夫だと信じて、明日は函館を観光する事に。
そして、翌日・・・、
「なんか落ち着くね、ここ。」
「内浦と同じ空気を感じる。」
「そっか。海が目の前に会って、潮の香りがする街で、坂の上にある学校で・・・、」
「繋がってないようで、どこかで繋がっているものね、みんな・・・。」
「お待たせすら。」
「また!?」
「なんでまた着てくるのよ!」
「学習能力ゼロですわ・・・。」
まったくねえ。また転ぶし、被害を受けた子達も同じだし(笑)。まあ、こういう素朴さが花丸の良いところだと思いますけどね。
少しして、千歌達は、和風の飲食店を見つけ、お茶にしようとしました。
戸を開けて声をかけても、反応はなし。商い中ではありますが。
「うう・・・、とりあえず中に入れてほしいずら・・・。」
「仕方ないね。じゃあ、失礼します。」
そんな重装備をしても寒いんかい。でぶ丸になる意味って、全然ないような・・・。(笑)
そして、中に入り、テーブルに着く千歌達。そんな中、ルビィは・・・、
そう。ここは、Saint Snowの2人の家。
2人とも、この地が好きで、大人になったら2人でこの店を継いで暮らしていきたいと思っています。
「食べたらさっさと出て行って!」
「理亞! なんて言い方を!」
「さっきの事言ったら、ただじゃ置かないから・・・。」
「理亞!」
「ごめんなさい。まだちょっと昨日の事引っかかってるみたいで・・・。」
「そうですよね、やっぱり・・・。」
「会場でもちょっとケンカしてたらしいじゃ・・・。」
「いいんですよ。ラブライブですからね。ああいう事もあります。私は後悔してません。だから理亞も、きっと次は・・・。」
「嫌! 何度言っても同じ! 私は続けない、スクールアイドルは! Saint Snowは、もう終わり!」
「本当にいいの? あなたはまだ1年生。来年だってチャンスは・・・。」
「いい。だから、もう関係ないから・・・。ラブライブも、スクールアイドルも・・・。」
「お恥ずかしいところを見せてしまいましたわね。ごゆっくり。」
その後も、千歌達は、函館観光を続けました。
「未来ずら・・・。」
「アンタ、1人で、これ全部食べる気・・・?」
なんてデカいハンバーガーだよ・・・。函館にこんなバーガー、本当にあるんでしょうか?
それにしても、本当に、よく食べますよね、花丸って。さっきの鹿角姉妹の店では、おかわりまでしてたくらいですし。しかも、こんなに食べても太らないのが、うらやましい・・・。やはり、首の下のアソコに栄養が行ってるんですかね。(笑)
「なにもやめちゃう事ないのに・・・。」
「でも、理亞ちゃん、続けるにしても来年は1人になっちゃうんでしょ?」
「新メンバーを集めてリスタート!」
「・・・って、簡単には考えられないでしょ!」
「まあ、ね・・・。」
「私達も、そうでしたものね・・・。」
「結局、ステージのミスって、ステージで取り返すしかないんだよね・・・。」
「でも、すぐ切り替えられるほど、人の心は簡単ではないって事ですわ・・・。」
「自信、なくしちゃったのかな・・・。」
「違うと思う・・・。聖良さんがいなくなっちゃうから・・・。お姉ちゃんと一緒に続けられないのが嫌なんだと思う・・・。お姉ちゃんがいないなら、もう続けたくないって・・・。」
「ルビィ・・・。」
「アンタ・・・。」
「すごいずら・・・。」
「そうだよね・・・。寂しいよね・・・。」
「ち、違うの! ルビィは、ただ理亞ちゃんが泣いて・・・、あ・・・。」
「泣いて?」
それから少しして・・・、
「綺麗ですわね。理亞さんに何か言われたんですの?」
「ううん・・・。ただ・・・、きっと、そうなんじゃないかって・・・。ルビィもそうだから。」
「ルビィ・・・。」
「お姉ちゃん・・・。お姉ちゃんも決勝が終わったら・・・。」
「それは仕方ありませんわ。」
「でも、あんなにスクールアイドルに憧れていたのに・・・。あんなに目指していたのに・・・。もう終わっちゃうなんて・・・。」
「私は十分満足していますわ。果南さんと鞠莉さん。2年生や1年生の皆さん。そして何より、ルビィと一緒にスクールアイドルをやる事ができた。」
「それでラブライブの決勝です。アキバドームです。夢のようですわ・・・。」
「でも・・・、ルビィは、お姉ちゃんともっと歌いたい・・・。」
「お姉ちゃんの背中を見て・・・、お姉ちゃんの息を感じて・・・、お姉ちゃんと一緒に汗をかいて・・・。ルビィを置いて行かないで・・・。」
「大きくなりましたわね。」
「それに、一段と美人になりましたわ。」
「そんな事・・・。」
「終わったらどうするつもりですの?」
「分かんない・・・。でも、学校なくなっちゃうし・・・、お姉ちゃん達もいなくなっちゃうし・・・。」
「そうですわね。」
「お姉ちゃんは?」
「そうね。分からないですわ。その時になってみないと・・・。今はラブライブの決勝の事だけしか考えないようにしていますし・・・。ただ・・・。ただ・・・。」
その夜・・・、
「どんな感じなの? お姉ちゃんって。」
「うーん・・・、どうだろ? うちはあんな感じだから、あんまり気にする事ないけど・・・。でも、やっぱり気になるかな。」
「ほら、最初に学校でライブやった時さ、美渡姉、雨の中来てくれたでしょ? なんかその瞬間、泣きそうになったもん・・・。ああ、美渡姉だって・・・。」
「いいなあ。私、そういうのよく分からないけど。」
「私もよく分からないよ。だって、あまりにも自然だもん。生まれた時からずっといるんだよ、お姉ちゃんって・・・。」
「あれ? ルビィは?」
「ちょっと行きたい所があるって、外に行ったずら。」
「そう。」
「そのハンバーガー、ルビィに買ってきてあげたやつでしょ?」
「いらないって。」
で、また食うんかい。昼も同じものを食べて、夕食も食べ終えていると思うのに、ガチで太るぞ? まあ、脚本の都合で太る事はないんでしょうけど。(笑)
「フッフッフ・・・。フラグ立ちまくりね。」
「ん? どういう意味ずら?」
「幸せなヤツめ・・・。クックック・・・。」
たぶん、ヨハ子が思い付いたフラグは成立しないんじゃないかな。私は、3年生になった時に、希やエマのようにB90以上になるフラグが立ったと思っています。(笑)
「ただ・・・、あなたが私に、スクールアイドルになりたいって言ってきた時、あの時すごく嬉しかったのです。私の知らないところで、ルビィは、こんなにも1人で一生懸命考えて、自分の足で答えに辿り着いたんだって・・・。」
夕方にそう言われたルビィが今向かっているのは、鹿角姉妹の家。理亞に話したい事があるようです。
「ねえ? どこまで行くの? 話って何? まだ仕事あるから、手短に済ませて欲しいんだけど・・・。」
「あの・・・、ルビィにも、理亞ちゃ・・・、あ、え・・・、理亞さんと同じで、お姉ちゃんがいて・・・。」
「黒澤ダイヤ。」
「知ってるの!?」
「一応調べたから。Aqoursの事はね。でも、私の姉様の方が上。美人だし歌もダンスも一級品だし。」
「ルビィのお姉ちゃんも負けてないと思う、けど・・・。」
「バク転できないでしょ?」
「日本舞踊だったら人に教えられるくらいだし、お琴もできるし!」
「スクールアイドルに関係ない!」
「そんな事ないもん! 必要な基礎は同じだって、果南ちゃんも言ってたもん!」
「でも、私の姉様の方が上!」
「やっぱり、聖良さんの事大好きなんだね。」
「あ、当たり前でしょ! アンタの方こそ何!? 普段気弱そうなクセに!」
「だって、大好きだもん。お姉ちゃんの事。」
「それでね、ルビィ、お姉ちゃんと話して分かったの。嬉しいんだって。」
「何が?」
「お姉ちゃんがいなくても、別々でも、頑張ってお姉ちゃんの力なしで、ルビィが何かできたら嬉しいんだって。きっと、聖良さんもそうなんじゃないかな?」
「そんなの分かってる。」
「理亞さん?」
「だから・・・、頑張ってきた・・・。姉様がいなくても1人でできるって・・・。安心してって・・・。」
「なのに・・・。最後の大会だったのに・・・。」
「じゃあ、最後にしなければいいんじゃないかな?」
「歌いませんか? 一緒に曲を・・・。お姉ちゃんに送る曲を作って、この光の中で、もう一度!」
という事で、「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第8話でした。
理亞の事を心配して、元気付けようとするルビィが、めちゃくちゃ優しい・・・。そして、黒澤姉妹、尊い・・・。
この回の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。私的には、この次の話が2期の神回で、今回はその準備的な話でしたが、今回も結構面白かったですね。ギャグ面とシリアス面が上手く両立していたと思います。
まず、函館に来てからラブライブ北海道地区予選会場に行くまでの展開や、函館観光を楽しむ様は、年頃の女の子って感じで、ほのぼのしましたね。特に、花丸と善子には、大いに笑わせていただきました。
花丸は、寒さ対策のために重装備して「でぶ丸」になったり、いつも以上によく食べたりしていましたが、花丸にとっては、これが自然体なんでしょうね。そんな素朴さが、多くの花丸ファンの心を掴んでいるような気がしました。
善子は、いつも通りの安定と信頼のヨハネでしたね(たまには「ヨハネ」と言ってあげよう(笑))。善子が言っていた「フラグ」は、次回、自分に降りかかるのですが、それを語るのは、次回の楽しみにしておきましょう。
そして、今回は、ルビィが大きな見所を作っていたと思います。理亞の事を心配したり、姉ともっと一緒にスクールアイドルをやりたい気持ちを打ち明けたりと。
理亞の事がかなり気になっていたのは、理亞と同じく、1年生で、2学年上の姉がいるからでしょうね。姉と一緒に臨める最後のラブライブなのに、自分のミスで悔いを残してしまったとなれば、姉に対して申し訳ない気持ちは強いでしょう。自分が理亞と同じ立場だったらそう感じるだけに、ルビィとしては、理亞の失敗が他人事とは思えず、理亞の事を放っておけなかったのでしょうね。
それも、夜中で1人で理亞の家にまで行って、理亞を励まそうとしたのは、結構すごいな、と思いました。ルビィって、気が弱くて、臆病で、泣き虫ですからね。2期2話でも、お化けが怖い節が見られたと思うと、知らない場所の暗い夜道を1人で歩くのは辛そうなのに、そんな表情は全然見えませんでした。
理亞を励ましたい気持ちが、そんな怖さを吹き飛ばしたのかな、と思いますね。いざという時の強さが感じられました。これもまた、ダイヤを頼りにせず、1人で一生懸命考えて、自分の足で辿り着いた答えなのでしょう。もっと分かりやすく言えば「成長」だと思いますね。
ルビィがスクールアイドルを通じて、どう成長したのか見てみたい。劇場版を見終えて、そう感じた私にとって、今話は、かなり満足度の高い回でした。
さて、次回は、来るぞ・・・。私にとっての最大神回が・・・。
今話を超えるルビィの成長が見られるだけでなく、他にも感動要素があります。ギャグもそれなりにあり、見所タップリですね。
今話感想はかなりの掲載画像数になりましたが、次回感想は、今話よりも多くなるでしょう。特に、ルビィや理亞が映るシーンのキャプチャー画像は多めになりそうです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第8話「HAKODATE」の感想です。
「ここ、どこ・・・?」
「何も・・・、見えませんわね・・・。」
「天はルビィ達を・・・、」
「見放したずら・・・。」
「これがスノーホワイト! ビューティフォー・・・。」
「しっかりして、鞠莉!」
「雪め! 甘いわ!」
「善子ちゃん?」
「ヨハネ! 避けるべし! 避けるべし! 避けるべし!」
「なんだか眠くなって・・・。」
「私も・・・。」
「駄目だよ! 寝たら死んじゃうよ! 寝ちゃ駄目!」
「これは夢だよ・・・。夢・・・。」
「そうだよ・・・。だって、内浦にこんなに雪が降るはずないもん・・・。」
「じゃあ、このまま目を閉じて寝ちゃえば、自分の家で目が覚め・・・。」
「・・・ないよ。」
「だって、ここ・・・。」
『北海道だもーん!』
のっけからキミ達、遊び過ぎやろ。つーか、この子達、降雪地帯でも素足晒してのスカート装備とか、結構寒そう・・・。この際、オシャレは度外視して、ジャージも履いたっていいのよ?(笑)
千歌達がやって来たのは、北海道の函館。ここに来たのは、ラブライブの北海道地区予選のゲストとして招待されたのが理由です。
ここでは、いつもの靴だと滑って転びやすいもの。
「そんな時こそ、これ!」
『じゃーん!』
「これでバッチリデース!」
「さすがお姉ちゃん!」
『これで、たとえ、ごのような雪山でも、ご覧の通り!』
ご覧の通り駄目でしたな。素人が調子に乗るなっていう良い見本ですね。(笑)
「お待たせずら。やっと温かくなったずら。」
「花丸ちゃん!?」
「マルは丸々っと丸くなったずら。」
「ちょっと・・・。」
確かに、素足を晒すのは寒そうだとは言ったけど、そこまで重装備しなくていいから! 「でぶ丸」というあだ名で呼びたくなります。(笑)
しばらくして、9人はライブ会場に到着。この地区予選には、Saint Snowの2人も出場します。
また、Aqoursを知る子達もおり、一緒に写真を撮ったり、応援されたりしました。
その後、千歌達は、Saint Snowの2人がいる控室に。
「今日は楽しんでって下さいね。皆さんと決勝で戦うのはまだ先ですから。」
「はい。そのつもりです。」
「何? もう決勝に進んだ気でいるの?」
「ものすごい自信ずら・・・。と、ものすごい差し入れずら・・・。」
「お二人とも、去年の地区大会は圧倒的な差で勝ち上がってこられたし。」
「もしかして、また見せつけようとしてるんじゃないの? 自分達の実力を。」
「いえいえ、他意はありません。それにもう、皆さんは、何をしても動揺したりしない。」
「どういう意味ですの?」
「Aqoursは格段にレベルアップしました。今は紛れもない優勝候補ですから。」
「優勝候補・・・。」
「あの時は失礼な事を言いました。お詫びします。」
「聖良さん・・・。」
「次に会う決勝は、Aqoursと一緒に、ラブライブの歴史に残る大会にしましょう!」
「千歌ちゃん。」
「ここは受けて立つところデース!」
「そうそう!」
「うん!」
「理亞! 理亞もあいさつなさい!」
「理亞!」
「ああ、いいんです・・・。本番前ですから・・・。」
しばらくして、Saint Snowの2人がステージに。
「びっくりしたね・・・。」
「まさか、あんな事になるなんて・・・。」
「これがラブライブなんだね・・・。」
「一度ミスをすると、立ち直るのは本当に難しい・・・。」
「一歩間違えれば私達もって事?」
「そういう事ずら・・・。」
「でも、これで、決勝に進めないんだよね・・・。Saint Snowの2人・・・。」
その後、控室に訪れた千歌達ですが、Saint Snowの2人は、もう帰ったとの事。
今日の2人は、いつもとは違っていたようです。ケンカもしていたとか。
Saint Snowは敗れたものの、自分達が気に病んでも仕方のない事。あの2人なら大丈夫だと信じて、明日は函館を観光する事に。
そして、翌日・・・、
「なんか落ち着くね、ここ。」
「内浦と同じ空気を感じる。」
「そっか。海が目の前に会って、潮の香りがする街で、坂の上にある学校で・・・、」
「繋がってないようで、どこかで繋がっているものね、みんな・・・。」
「お待たせすら。」
「また!?」
「なんでまた着てくるのよ!」
「学習能力ゼロですわ・・・。」
まったくねえ。また転ぶし、被害を受けた子達も同じだし(笑)。まあ、こういう素朴さが花丸の良いところだと思いますけどね。
少しして、千歌達は、和風の飲食店を見つけ、お茶にしようとしました。
戸を開けて声をかけても、反応はなし。商い中ではありますが。
「うう・・・、とりあえず中に入れてほしいずら・・・。」
「仕方ないね。じゃあ、失礼します。」
そんな重装備をしても寒いんかい。でぶ丸になる意味って、全然ないような・・・。(笑)
そして、中に入り、テーブルに着く千歌達。そんな中、ルビィは・・・、
そう。ここは、Saint Snowの2人の家。
2人とも、この地が好きで、大人になったら2人でこの店を継いで暮らしていきたいと思っています。
「食べたらさっさと出て行って!」
「理亞! なんて言い方を!」
「さっきの事言ったら、ただじゃ置かないから・・・。」
「理亞!」
「ごめんなさい。まだちょっと昨日の事引っかかってるみたいで・・・。」
「そうですよね、やっぱり・・・。」
「会場でもちょっとケンカしてたらしいじゃ・・・。」
「いいんですよ。ラブライブですからね。ああいう事もあります。私は後悔してません。だから理亞も、きっと次は・・・。」
「嫌! 何度言っても同じ! 私は続けない、スクールアイドルは! Saint Snowは、もう終わり!」
「本当にいいの? あなたはまだ1年生。来年だってチャンスは・・・。」
「いい。だから、もう関係ないから・・・。ラブライブも、スクールアイドルも・・・。」
「お恥ずかしいところを見せてしまいましたわね。ごゆっくり。」
その後も、千歌達は、函館観光を続けました。
「未来ずら・・・。」
「アンタ、1人で、これ全部食べる気・・・?」
なんてデカいハンバーガーだよ・・・。函館にこんなバーガー、本当にあるんでしょうか?
それにしても、本当に、よく食べますよね、花丸って。さっきの鹿角姉妹の店では、おかわりまでしてたくらいですし。しかも、こんなに食べても太らないのが、うらやましい・・・。やはり、首の下のアソコに栄養が行ってるんですかね。(笑)
「なにもやめちゃう事ないのに・・・。」
「でも、理亞ちゃん、続けるにしても来年は1人になっちゃうんでしょ?」
「新メンバーを集めてリスタート!」
「・・・って、簡単には考えられないでしょ!」
「まあ、ね・・・。」
「私達も、そうでしたものね・・・。」
「結局、ステージのミスって、ステージで取り返すしかないんだよね・・・。」
「でも、すぐ切り替えられるほど、人の心は簡単ではないって事ですわ・・・。」
「自信、なくしちゃったのかな・・・。」
「違うと思う・・・。聖良さんがいなくなっちゃうから・・・。お姉ちゃんと一緒に続けられないのが嫌なんだと思う・・・。お姉ちゃんがいないなら、もう続けたくないって・・・。」
「ルビィ・・・。」
「アンタ・・・。」
「すごいずら・・・。」
「そうだよね・・・。寂しいよね・・・。」
「ち、違うの! ルビィは、ただ理亞ちゃんが泣いて・・・、あ・・・。」
「泣いて?」
それから少しして・・・、
「綺麗ですわね。理亞さんに何か言われたんですの?」
「ううん・・・。ただ・・・、きっと、そうなんじゃないかって・・・。ルビィもそうだから。」
「ルビィ・・・。」
「お姉ちゃん・・・。お姉ちゃんも決勝が終わったら・・・。」
「それは仕方ありませんわ。」
「でも、あんなにスクールアイドルに憧れていたのに・・・。あんなに目指していたのに・・・。もう終わっちゃうなんて・・・。」
「私は十分満足していますわ。果南さんと鞠莉さん。2年生や1年生の皆さん。そして何より、ルビィと一緒にスクールアイドルをやる事ができた。」
「それでラブライブの決勝です。アキバドームです。夢のようですわ・・・。」
「でも・・・、ルビィは、お姉ちゃんともっと歌いたい・・・。」
「お姉ちゃんの背中を見て・・・、お姉ちゃんの息を感じて・・・、お姉ちゃんと一緒に汗をかいて・・・。ルビィを置いて行かないで・・・。」
「大きくなりましたわね。」
「それに、一段と美人になりましたわ。」
「そんな事・・・。」
「終わったらどうするつもりですの?」
「分かんない・・・。でも、学校なくなっちゃうし・・・、お姉ちゃん達もいなくなっちゃうし・・・。」
「そうですわね。」
「お姉ちゃんは?」
「そうね。分からないですわ。その時になってみないと・・・。今はラブライブの決勝の事だけしか考えないようにしていますし・・・。ただ・・・。ただ・・・。」
その夜・・・、
「どんな感じなの? お姉ちゃんって。」
「うーん・・・、どうだろ? うちはあんな感じだから、あんまり気にする事ないけど・・・。でも、やっぱり気になるかな。」
「ほら、最初に学校でライブやった時さ、美渡姉、雨の中来てくれたでしょ? なんかその瞬間、泣きそうになったもん・・・。ああ、美渡姉だって・・・。」
「いいなあ。私、そういうのよく分からないけど。」
「私もよく分からないよ。だって、あまりにも自然だもん。生まれた時からずっといるんだよ、お姉ちゃんって・・・。」
「あれ? ルビィは?」
「ちょっと行きたい所があるって、外に行ったずら。」
「そう。」
「そのハンバーガー、ルビィに買ってきてあげたやつでしょ?」
「いらないって。」
で、また食うんかい。昼も同じものを食べて、夕食も食べ終えていると思うのに、ガチで太るぞ? まあ、脚本の都合で太る事はないんでしょうけど。(笑)
「フッフッフ・・・。フラグ立ちまくりね。」
「ん? どういう意味ずら?」
「幸せなヤツめ・・・。クックック・・・。」
たぶん、ヨハ子が思い付いたフラグは成立しないんじゃないかな。私は、3年生になった時に、希やエマのようにB90以上になるフラグが立ったと思っています。(笑)
「ただ・・・、あなたが私に、スクールアイドルになりたいって言ってきた時、あの時すごく嬉しかったのです。私の知らないところで、ルビィは、こんなにも1人で一生懸命考えて、自分の足で答えに辿り着いたんだって・・・。」
夕方にそう言われたルビィが今向かっているのは、鹿角姉妹の家。理亞に話したい事があるようです。
「ねえ? どこまで行くの? 話って何? まだ仕事あるから、手短に済ませて欲しいんだけど・・・。」
「あの・・・、ルビィにも、理亞ちゃ・・・、あ、え・・・、理亞さんと同じで、お姉ちゃんがいて・・・。」
「黒澤ダイヤ。」
「知ってるの!?」
「一応調べたから。Aqoursの事はね。でも、私の姉様の方が上。美人だし歌もダンスも一級品だし。」
「ルビィのお姉ちゃんも負けてないと思う、けど・・・。」
「バク転できないでしょ?」
「日本舞踊だったら人に教えられるくらいだし、お琴もできるし!」
「スクールアイドルに関係ない!」
「そんな事ないもん! 必要な基礎は同じだって、果南ちゃんも言ってたもん!」
「でも、私の姉様の方が上!」
「やっぱり、聖良さんの事大好きなんだね。」
「あ、当たり前でしょ! アンタの方こそ何!? 普段気弱そうなクセに!」
「だって、大好きだもん。お姉ちゃんの事。」
「それでね、ルビィ、お姉ちゃんと話して分かったの。嬉しいんだって。」
「何が?」
「お姉ちゃんがいなくても、別々でも、頑張ってお姉ちゃんの力なしで、ルビィが何かできたら嬉しいんだって。きっと、聖良さんもそうなんじゃないかな?」
「そんなの分かってる。」
「理亞さん?」
「だから・・・、頑張ってきた・・・。姉様がいなくても1人でできるって・・・。安心してって・・・。」
「なのに・・・。最後の大会だったのに・・・。」
「じゃあ、最後にしなければいいんじゃないかな?」
「歌いませんか? 一緒に曲を・・・。お姉ちゃんに送る曲を作って、この光の中で、もう一度!」
という事で、「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第8話でした。
理亞の事を心配して、元気付けようとするルビィが、めちゃくちゃ優しい・・・。そして、黒澤姉妹、尊い・・・。
この回の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。私的には、この次の話が2期の神回で、今回はその準備的な話でしたが、今回も結構面白かったですね。ギャグ面とシリアス面が上手く両立していたと思います。
まず、函館に来てからラブライブ北海道地区予選会場に行くまでの展開や、函館観光を楽しむ様は、年頃の女の子って感じで、ほのぼのしましたね。特に、花丸と善子には、大いに笑わせていただきました。
花丸は、寒さ対策のために重装備して「でぶ丸」になったり、いつも以上によく食べたりしていましたが、花丸にとっては、これが自然体なんでしょうね。そんな素朴さが、多くの花丸ファンの心を掴んでいるような気がしました。
善子は、いつも通りの安定と信頼のヨハネでしたね(たまには「ヨハネ」と言ってあげよう(笑))。善子が言っていた「フラグ」は、次回、自分に降りかかるのですが、それを語るのは、次回の楽しみにしておきましょう。
そして、今回は、ルビィが大きな見所を作っていたと思います。理亞の事を心配したり、姉ともっと一緒にスクールアイドルをやりたい気持ちを打ち明けたりと。
理亞の事がかなり気になっていたのは、理亞と同じく、1年生で、2学年上の姉がいるからでしょうね。姉と一緒に臨める最後のラブライブなのに、自分のミスで悔いを残してしまったとなれば、姉に対して申し訳ない気持ちは強いでしょう。自分が理亞と同じ立場だったらそう感じるだけに、ルビィとしては、理亞の失敗が他人事とは思えず、理亞の事を放っておけなかったのでしょうね。
それも、夜中で1人で理亞の家にまで行って、理亞を励まそうとしたのは、結構すごいな、と思いました。ルビィって、気が弱くて、臆病で、泣き虫ですからね。2期2話でも、お化けが怖い節が見られたと思うと、知らない場所の暗い夜道を1人で歩くのは辛そうなのに、そんな表情は全然見えませんでした。
理亞を励ましたい気持ちが、そんな怖さを吹き飛ばしたのかな、と思いますね。いざという時の強さが感じられました。これもまた、ダイヤを頼りにせず、1人で一生懸命考えて、自分の足で辿り着いた答えなのでしょう。もっと分かりやすく言えば「成長」だと思いますね。
ルビィがスクールアイドルを通じて、どう成長したのか見てみたい。劇場版を見終えて、そう感じた私にとって、今話は、かなり満足度の高い回でした。
さて、次回は、来るぞ・・・。私にとっての最大神回が・・・。
今話を超えるルビィの成長が見られるだけでなく、他にも感動要素があります。ギャグもそれなりにあり、見所タップリですね。
今話感想はかなりの掲載画像数になりましたが、次回感想は、今話よりも多くなるでしょう。特に、ルビィや理亞が映るシーンのキャプチャー画像は多めになりそうです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。