
今話の名セリフ:「歌える! 1人じゃないから!」(澁谷かのん)
「ラブライブ!スーパースター!!」第3話「クーカー」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。
代々木スクールアイドルフェスで歌う曲を歌おうとするかのん。しかし、人目が気になり、歌う事ができませんでした。
~ Aパート ~
ある日の放課後、かのんと可可は、千砂都がアルバイトをしているたこ焼き屋に誘われました。
かのんが歌えなくなる原因はプレッシャー。今、かのんの中にはフェスで1位を取らなければならないというプレッシャーがあると、千砂都は分析。
そこで、常に人に見られながら作業するたこ焼き作りに取り組む事に。

「そのプレッシャーの中で、ちゃんとたこ焼きを作れるようになれば・・・。」
「歌えるように・・・。」

「歌えるように・・・。」
「歌えるように!」
「歌えるように!」


「なってない・・・。」

という事で、次の作戦に。
「衣装!?」
「かのんさんなら何でも似合いマス! 可愛い衣装を着れば、気分が上がって、歌えるようになりマス!」
「だといいな・・・。」
「可可のオススメを試着してみまショウ!」

「これをステージで?」

「どうしマシタ?」
「いや、衣装可愛いなって・・・。」
「デショ! デショ!」
「早く見たい!」

「まだ着てない・・・。」
「なぜ!?」
「あ! アクセサリーとかも欲しいんだ!」
「なるほどデス!」
「え?」

「可可としてはこれが一番似合うかと思うのデスが・・・。」
「こっちの色も合うと思うんだ!」
「なるほど! では、これをワンポイントに使いまして・・・。」

「あの・・・、もしもし?」
『はい! どうぞ!』

「そういう事じゃなくて・・・。」
『ん?』

「可愛い服過ぎて・・・、私には無理だよ!」

「突撃!」
「タァー!」


まさかの押し倒しキマシタワー! しかし、欲を言えば、この光景を上からも映してほしかった! カメラさん、やっちゃったなあ!(笑)
『わあ・・・。』
「よく似合うデス!」
「あり・・・、がと・・・。」

「じゃ、撮るよ!」
「ええ!?」

「目線くだサイ!」
「は、はい!」





「消して・・・。」
「あ・・・。」

何だよ。あんだけノリノリなポーズとりながら消してって。なるほど、上げて落とすプレイってやつか。十分理解したぜ!(笑)
「大丈夫だよ。ちょっとネット上に挙げて、『いいね』を沢山集めるだけだから!」
「それは全然大丈夫じゃない!」

あ、ごめんね。私が全部挙げちゃったわ。だけど、私には無理だと言っておきながらノリノリで可愛いポーズをしまくったキミもどうかと思うよ?(笑)
という事で、解決には至らず。なので、今は無理に歌おうとするのはやめて、フェスでは自分1人で歌うと、可可は言います。
「かのんさんほどの歌唱力はありマセンが。だから、かのんさんはステージに立つだけでいいんデス! 一緒に全力のライブをしまショウ! それが終わったら再び歌えるよう頑張ればいいんデス!」

「可可約束しマシタ! かのんさんが歌えるようになるまで諦めないって!」


「かのんちゃん、可可ちゃんがここまで言ってくれてるんだよ?」
「そうだよね・・・。まずは2人で1位取らなきゃだもん!」

「良いライブができるように頑張る!」
「はいデス!」

「そうと決まったら、可可、お二人に見せたいものがありマス!」



「どうデスか!」
「何、これ・・・。」
「初ライブを行うにあたって用意したグループ名付きの看板とブレードデス!」

「ブレードってファンが持つものなんじゃ・・・。」
「配りたいと思いマス! 私達を応援してくれそうな人達に!」

「このクーカーっていうのは?」
「可可が考えたグループ名デス! 可可のクーと、かのんさんのカーを合わせて、クーカー!」
「どうだろう・・・。」


「でも、トレーニングの合間にこんなもの作るなんて!」
「好きデスので!」
「看板はちょっと考えようか・・・。」

「ここでライブするんだ・・・。」
「全部で10グループぐらい参加するみたいデス。」

「その中で1位か・・・。」

辺りが暗くなり、かのんは2人と別れました。その直後、「サニーパッション」というスクールアイドルチームがフェスに参加するという話が。

~ Bパート ~
その後、かのん達は可可の家に。そこには、サニーパッションのポスターがありました。

可可が日本に来たのは、この2人のライブを見たのがきっかけだそうです。
「ひまわりのような明るさで、心までポカポカにしてくれる、サニパの太陽、聖澤悠奈様!」

「圧倒的美貌と、あでやかな立ち居振る舞い。サニパのナイトセクシー、柊摩央様!」

スクールアイドル相手に様付けっておいおい・・・。でも、まあ、私もスタッフ「様」と呼んでますし、同類か! ハッハッハ!(笑)

「さすが去年の東京代表・・・。レベルが違う・・・。」
「この人達が参加しちゃったら、1位はきっと・・・。」
「当然デス! 今回程度のフェスであれば、1位は絶対にサニパ!」

ですが、結ヶ丘でスクールアイドルをやるにはフェスで1位になる事が条件。となると、この2人に勝たなければなりません。
しかも、フェスまであと5日。今から練習をハートにしたところでどうにかなるものではありません。
「ごめん・・・。」
「大丈夫デス! かのんさんのフォローはできマス! 見ててくだサイ!」


「1! 2! 3! ほら! 毎日やっていたら結構できるようになってきマシタ! この調子で続けていれば、ライブの時には、きっと何もかも完璧になっていマス!」


「じゃあ、私は帰ろ。」
「え?」
「ちぃちゃん?」

「もう遅いしね。ご飯食べたらダンスの練習しなきゃ! それに、2人で過ごす時間も大事だよ? ステージに立つのはキミ達なんだから! じゃあね!」

「千砂都さん!」
「ん? どうしたの?」

「あの、こんな事、急に言うのは変だと分かっているのデスが、千砂都さんはスクールアイドルに興味ありマセンか?」

「あるよ!」
「本当デスか!?」

「でも、私にはダンスがあるの・・・。ダンスで結果を出す事が、今の私の一番の目標。掛け持ちできるほど余裕はないんだ・・・。」

「かのんちゃんも真剣だし、生半可な気持ちではやれない・・・。ごめん・・・。」
「いえ、こちらこそ。千砂都さんが加入してくれたら、かのんさん、すごく喜ぶと思いまシテ。」

「ありがとう・・・。」



可可の電話の相手は姉だったようです。可可の事を心配して、電話をかけてきたとか。
かのんも帰ろうとしますが・・・、
「あの!」

「実はさっき、また千砂都さんを誘ってしまいマシタ・・・。でも、やはり、ダンスがあるからと・・・。」
「そっか・・・。」

「でも、誤解しないでくだサイ! 私は、かのんさんと同じステージに立ちたい! その気持ちは変わりマセン!」
「うん、すごく嬉しい・・・。」

「でもね、私、思ったんだ・・・。このままじゃ、1位を取る事って、ものすごく難しい・・・。そしたら、可可ちゃんの夢が、ここで終わってしまうかもしれない・・・。私のせいで・・・。」


「せっかく上海から来て、やりたい事があって、こんな夢に向かって始まったばかりの時に・・・。」


「私のせいで・・・、私のせいで夢を諦めなきゃいけないなんてなったら・・・、申し訳なさすぎるよ!」


「やっぱり、私は足手まといにしかならない! それが分かってるのに、ステージに上がるなんてできないよ!」


「ごめんなさい、可可ちゃん・・・。ごめんなさい!」

「自分の事を悪く言わないでくだサイ・・・。かのんさんに心奪われた私も可哀想になっちゃいマス・・・。」


「可可の家の人達は、すごく教育に熱心で、今までずっと勉強ばかりデシタ・・・。可可も、特にやりたい事もなくて、これでいいんだろうな、これで正しい事なんだって、思ってマシタ・・・。」

「そんな時、出会ったのデス!」

「見た瞬間に、これだって思いマシタ! こんな風に自分の気持ちや感じた事を自由に歌ってみたい・・・。」

「かのんさんの歌を初めて聞いた時、それと同じぐらいワクワクしたんデス! だから、もう、かのんさんは私にとってのスターなんデス! 夢なんデス!」

「元気出してくだサイ! かのんさんと同じステージに立つ事は、可可にとって夢の一つなんデスから!」

「でも・・・。」
「最高のライブにしまショウ!」


「私、歌ってみる!」
「かのんさん・・・。」


「可可ちゃんが、こんなに頑張ってるんだもん! こんな私でも、一緒にステージに立ちたいって言ってくれてるんだもん!」

「ギリギリまで自分を信じて、やれる事を精一杯頑張る!」

「かのんさん!」

「かのんでいい・・・。かのんって呼んでよ・・・。」

フェスの当日が1日1日と近付き、かのんと可可は、一層練習に励みました。






そして、フェス本番を迎えました。

「わあ・・・。すごい人!」
「さすがスクールアイドル! 夢見たステージデス!」

「どうしよう・・・。緊張しちゃう・・・。」

「もし歌えそうだったら、始まりの時、合図をくだサイ! 歌えなかったとしても、堂々としていてくだサイ! 可可が歌いマス!」
「ありがとう!」


「クーカー!」


「お姉ちゃん、頑張れ!」

「ちょっと見てくるね!」
「ええ。」

「そろそろ、始まりマスよ・・・。」
「うん・・・。」


「大丈夫・・・。大丈夫・・・。大丈夫・・・。」



「可可ちゃん・・・。」

「何してんの、あの2人!」





「あ!」


「かのん、見て!」



「綺麗デス!」



「歌える! 1人じゃないから!」

「これったらこれ!」


















「話しかけないの?」
「おいしいものは、後に取っておこうかな!」

「やった・・・。やった!」

「その日のフェスは、新人特別賞をもらえた。でも、1位はやっぱり、サニーパッション。だから、私達はスクールアイドルを続けられないかもしれない・・・。」

「でも、全然後悔してないんだ。だって、可可ちゃんと約束した最高のライブができたから!」

今回は、これで終了です。
【まとめ】
かなり見応えのあった良回でした。特に、Bパートに入ってからは、熱いシーンの連続だったと思います。
かのんと可可が互いの事を思って泣いたり優しく抱きしめたりしたところ、その後のフェスに向けての決意や精一杯の練習、ステージ直前の重い緊張感、息ピッタリのライブ、やるべき事をやり切った時の満足感など、どこを見ても胸が熱くなりましたね。
フェスの結果は、1位とはならなかったものの、新人特別賞を受賞。結ヶ丘でスクールアイドルをやるにはフェスで1位になる事が条件ではあったものの、新人特別賞も、そう簡単に受賞できるものではないでしょう。
ですので、今回の結果もちゃんと評価してくれるはず。まあ、そこは、次回を楽しみに待ちましょう。
あとは、気になった事をいくつか。
まずは、可可について。千砂都と別れた後に、姉がいる事が明かされました。「LoveLive!Days」でも知らなかった事なので、少し意外に感じました。
あと、家族はすごく教育熱心である事も明らかに。来日してそんなに間も経っていないにもかかわらず日本語が上手かったり、授業についていけてるのは、その影響でしょうかね。
となると、スクールアイドルをやるために来日したのは、家族の反対を押し切っての事なんでしょうか? 今後どこかの回で、家族との確執が描かれそうで、気になるところですね。
続いて、千砂都は、スクールアイドルに興味があるものの、ダンスで結果を出したいため、かのんと可可のスクールアイドルチームに加入せず。幼なじみだから、すんなり入ってくれるだろうと思っていましたが、残念。
ダンスに専念したいという気持ちは悪くないと思いますが、他にやりたい事を我慢してまで専念するのは、どうかと思いますけどね。ましてや、スクールアイドルをやれるのは、高校生である今のうちしかありません。
生半可な気持ちで加入するのは、かのん達に失礼だという気持ちは分からなくはないものの、ダンスもスクールアイドルも両立してほしいと思いますけどね。
いずれ千砂都も、かのん達とスクールアイドルをやる事になりますが、何がきっかけになるのか? スクールアイドルをやりたいと思う時まで、じっくり見守っていきたいと思います。
最後に、今回のフェスで1位を取った「サニパ」こと、サニーパッションについて。
「ラブライブ!」でのA-RISE(アライズ)、「サンシャイン」でのSaint Snow(セイントスノー)みたいな存在でしょう。かのんと可可のスクールアイドルチームが5人体制になっても、強力なライバルとして立ちはだかりそうですね。
サニーパッションは、「聖澤 悠奈」と「柊 摩央」の2人組で、悠奈の中の人は、吉武千颯さん。「なんか聞いた事があるような・・・」と思って調べてみたら、まさかのプリキュア歌手! おお! これは、彼女達の歌に結構期待すべき!?
もちろん、歌だけではなく、スクールアイドルをやりたいと思ったきっかけとか、スクールアイドルにかける思いとかも明かされたらいいな、と楽しみにしています。
さて、次回は、すみれが加入する話ですかね。

予告で、こんなのが出ているあたり、ギャグの匂いがプンプンですね。という事で、次回は、ギャラクシーさんのハイレベルギャグに大いに期待しよう。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!スーパースター!!」第3話「クーカー」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。
代々木スクールアイドルフェスで歌う曲を歌おうとするかのん。しかし、人目が気になり、歌う事ができませんでした。
~ Aパート ~
ある日の放課後、かのんと可可は、千砂都がアルバイトをしているたこ焼き屋に誘われました。
かのんが歌えなくなる原因はプレッシャー。今、かのんの中にはフェスで1位を取らなければならないというプレッシャーがあると、千砂都は分析。
そこで、常に人に見られながら作業するたこ焼き作りに取り組む事に。

「そのプレッシャーの中で、ちゃんとたこ焼きを作れるようになれば・・・。」
「歌えるように・・・。」


「歌えるように・・・。」
「歌えるように!」
「歌えるように!」



「なってない・・・。」

という事で、次の作戦に。
「衣装!?」
「かのんさんなら何でも似合いマス! 可愛い衣装を着れば、気分が上がって、歌えるようになりマス!」
「だといいな・・・。」
「可可のオススメを試着してみまショウ!」


「これをステージで?」

「どうしマシタ?」
「いや、衣装可愛いなって・・・。」
「デショ! デショ!」
「早く見たい!」

「まだ着てない・・・。」
「なぜ!?」
「あ! アクセサリーとかも欲しいんだ!」
「なるほどデス!」
「え?」

「可可としてはこれが一番似合うかと思うのデスが・・・。」
「こっちの色も合うと思うんだ!」
「なるほど! では、これをワンポイントに使いまして・・・。」

「あの・・・、もしもし?」
『はい! どうぞ!』


「そういう事じゃなくて・・・。」
『ん?』

「可愛い服過ぎて・・・、私には無理だよ!」

「突撃!」
「タァー!」



まさかの押し倒しキマシタワー! しかし、欲を言えば、この光景を上からも映してほしかった! カメラさん、やっちゃったなあ!(笑)
『わあ・・・。』
「よく似合うデス!」
「あり・・・、がと・・・。」


「じゃ、撮るよ!」
「ええ!?」

「目線くだサイ!」
「は、はい!」









「消して・・・。」
「あ・・・。」

何だよ。あんだけノリノリなポーズとりながら消してって。なるほど、上げて落とすプレイってやつか。十分理解したぜ!(笑)
「大丈夫だよ。ちょっとネット上に挙げて、『いいね』を沢山集めるだけだから!」
「それは全然大丈夫じゃない!」


あ、ごめんね。私が全部挙げちゃったわ。だけど、私には無理だと言っておきながらノリノリで可愛いポーズをしまくったキミもどうかと思うよ?(笑)
という事で、解決には至らず。なので、今は無理に歌おうとするのはやめて、フェスでは自分1人で歌うと、可可は言います。
「かのんさんほどの歌唱力はありマセンが。だから、かのんさんはステージに立つだけでいいんデス! 一緒に全力のライブをしまショウ! それが終わったら再び歌えるよう頑張ればいいんデス!」

「可可約束しマシタ! かのんさんが歌えるようになるまで諦めないって!」


「かのんちゃん、可可ちゃんがここまで言ってくれてるんだよ?」
「そうだよね・・・。まずは2人で1位取らなきゃだもん!」


「良いライブができるように頑張る!」
「はいデス!」


「そうと決まったら、可可、お二人に見せたいものがありマス!」




「どうデスか!」
「何、これ・・・。」
「初ライブを行うにあたって用意したグループ名付きの看板とブレードデス!」

「ブレードってファンが持つものなんじゃ・・・。」
「配りたいと思いマス! 私達を応援してくれそうな人達に!」


「このクーカーっていうのは?」
「可可が考えたグループ名デス! 可可のクーと、かのんさんのカーを合わせて、クーカー!」
「どうだろう・・・。」



「でも、トレーニングの合間にこんなもの作るなんて!」
「好きデスので!」
「看板はちょっと考えようか・・・。」

「ここでライブするんだ・・・。」
「全部で10グループぐらい参加するみたいデス。」

「その中で1位か・・・。」

辺りが暗くなり、かのんは2人と別れました。その直後、「サニーパッション」というスクールアイドルチームがフェスに参加するという話が。

~ Bパート ~
その後、かのん達は可可の家に。そこには、サニーパッションのポスターがありました。

可可が日本に来たのは、この2人のライブを見たのがきっかけだそうです。
「ひまわりのような明るさで、心までポカポカにしてくれる、サニパの太陽、聖澤悠奈様!」

「圧倒的美貌と、あでやかな立ち居振る舞い。サニパのナイトセクシー、柊摩央様!」

スクールアイドル相手に様付けっておいおい・・・。でも、まあ、私もスタッフ「様」と呼んでますし、同類か! ハッハッハ!(笑)

「さすが去年の東京代表・・・。レベルが違う・・・。」
「この人達が参加しちゃったら、1位はきっと・・・。」
「当然デス! 今回程度のフェスであれば、1位は絶対にサニパ!」

ですが、結ヶ丘でスクールアイドルをやるにはフェスで1位になる事が条件。となると、この2人に勝たなければなりません。
しかも、フェスまであと5日。今から練習をハートにしたところでどうにかなるものではありません。
「ごめん・・・。」
「大丈夫デス! かのんさんのフォローはできマス! 見ててくだサイ!」


「1! 2! 3! ほら! 毎日やっていたら結構できるようになってきマシタ! この調子で続けていれば、ライブの時には、きっと何もかも完璧になっていマス!」



「じゃあ、私は帰ろ。」
「え?」
「ちぃちゃん?」

「もう遅いしね。ご飯食べたらダンスの練習しなきゃ! それに、2人で過ごす時間も大事だよ? ステージに立つのはキミ達なんだから! じゃあね!」

「千砂都さん!」
「ん? どうしたの?」


「あの、こんな事、急に言うのは変だと分かっているのデスが、千砂都さんはスクールアイドルに興味ありマセンか?」

「あるよ!」
「本当デスか!?」


「でも、私にはダンスがあるの・・・。ダンスで結果を出す事が、今の私の一番の目標。掛け持ちできるほど余裕はないんだ・・・。」

「かのんちゃんも真剣だし、生半可な気持ちではやれない・・・。ごめん・・・。」
「いえ、こちらこそ。千砂都さんが加入してくれたら、かのんさん、すごく喜ぶと思いまシテ。」


「ありがとう・・・。」





可可の電話の相手は姉だったようです。可可の事を心配して、電話をかけてきたとか。
かのんも帰ろうとしますが・・・、
「あの!」


「実はさっき、また千砂都さんを誘ってしまいマシタ・・・。でも、やはり、ダンスがあるからと・・・。」
「そっか・・・。」


「でも、誤解しないでくだサイ! 私は、かのんさんと同じステージに立ちたい! その気持ちは変わりマセン!」
「うん、すごく嬉しい・・・。」


「でもね、私、思ったんだ・・・。このままじゃ、1位を取る事って、ものすごく難しい・・・。そしたら、可可ちゃんの夢が、ここで終わってしまうかもしれない・・・。私のせいで・・・。」


「せっかく上海から来て、やりたい事があって、こんな夢に向かって始まったばかりの時に・・・。」


「私のせいで・・・、私のせいで夢を諦めなきゃいけないなんてなったら・・・、申し訳なさすぎるよ!」



「やっぱり、私は足手まといにしかならない! それが分かってるのに、ステージに上がるなんてできないよ!」


「ごめんなさい、可可ちゃん・・・。ごめんなさい!」

「自分の事を悪く言わないでくだサイ・・・。かのんさんに心奪われた私も可哀想になっちゃいマス・・・。」


「可可の家の人達は、すごく教育に熱心で、今までずっと勉強ばかりデシタ・・・。可可も、特にやりたい事もなくて、これでいいんだろうな、これで正しい事なんだって、思ってマシタ・・・。」

「そんな時、出会ったのデス!」


「見た瞬間に、これだって思いマシタ! こんな風に自分の気持ちや感じた事を自由に歌ってみたい・・・。」

「かのんさんの歌を初めて聞いた時、それと同じぐらいワクワクしたんデス! だから、もう、かのんさんは私にとってのスターなんデス! 夢なんデス!」

「元気出してくだサイ! かのんさんと同じステージに立つ事は、可可にとって夢の一つなんデスから!」

「でも・・・。」
「最高のライブにしまショウ!」


「私、歌ってみる!」
「かのんさん・・・。」


「可可ちゃんが、こんなに頑張ってるんだもん! こんな私でも、一緒にステージに立ちたいって言ってくれてるんだもん!」

「ギリギリまで自分を信じて、やれる事を精一杯頑張る!」

「かのんさん!」

「かのんでいい・・・。かのんって呼んでよ・・・。」

フェスの当日が1日1日と近付き、かのんと可可は、一層練習に励みました。










そして、フェス本番を迎えました。

「わあ・・・。すごい人!」
「さすがスクールアイドル! 夢見たステージデス!」


「どうしよう・・・。緊張しちゃう・・・。」

「もし歌えそうだったら、始まりの時、合図をくだサイ! 歌えなかったとしても、堂々としていてくだサイ! 可可が歌いマス!」
「ありがとう!」


「クーカー!」


「お姉ちゃん、頑張れ!」

「ちょっと見てくるね!」
「ええ。」

「そろそろ、始まりマスよ・・・。」
「うん・・・。」



「大丈夫・・・。大丈夫・・・。大丈夫・・・。」





「可可ちゃん・・・。」

「何してんの、あの2人!」









「あ!」



「かのん、見て!」





「綺麗デス!」




「歌える! 1人じゃないから!」

「これったらこれ!」
































「話しかけないの?」
「おいしいものは、後に取っておこうかな!」

「やった・・・。やった!」

「その日のフェスは、新人特別賞をもらえた。でも、1位はやっぱり、サニーパッション。だから、私達はスクールアイドルを続けられないかもしれない・・・。」

「でも、全然後悔してないんだ。だって、可可ちゃんと約束した最高のライブができたから!」


今回は、これで終了です。
【まとめ】
かなり見応えのあった良回でした。特に、Bパートに入ってからは、熱いシーンの連続だったと思います。
かのんと可可が互いの事を思って泣いたり優しく抱きしめたりしたところ、その後のフェスに向けての決意や精一杯の練習、ステージ直前の重い緊張感、息ピッタリのライブ、やるべき事をやり切った時の満足感など、どこを見ても胸が熱くなりましたね。
フェスの結果は、1位とはならなかったものの、新人特別賞を受賞。結ヶ丘でスクールアイドルをやるにはフェスで1位になる事が条件ではあったものの、新人特別賞も、そう簡単に受賞できるものではないでしょう。
ですので、今回の結果もちゃんと評価してくれるはず。まあ、そこは、次回を楽しみに待ちましょう。
あとは、気になった事をいくつか。
まずは、可可について。千砂都と別れた後に、姉がいる事が明かされました。「LoveLive!Days」でも知らなかった事なので、少し意外に感じました。
あと、家族はすごく教育熱心である事も明らかに。来日してそんなに間も経っていないにもかかわらず日本語が上手かったり、授業についていけてるのは、その影響でしょうかね。
となると、スクールアイドルをやるために来日したのは、家族の反対を押し切っての事なんでしょうか? 今後どこかの回で、家族との確執が描かれそうで、気になるところですね。
続いて、千砂都は、スクールアイドルに興味があるものの、ダンスで結果を出したいため、かのんと可可のスクールアイドルチームに加入せず。幼なじみだから、すんなり入ってくれるだろうと思っていましたが、残念。
ダンスに専念したいという気持ちは悪くないと思いますが、他にやりたい事を我慢してまで専念するのは、どうかと思いますけどね。ましてや、スクールアイドルをやれるのは、高校生である今のうちしかありません。
生半可な気持ちで加入するのは、かのん達に失礼だという気持ちは分からなくはないものの、ダンスもスクールアイドルも両立してほしいと思いますけどね。
いずれ千砂都も、かのん達とスクールアイドルをやる事になりますが、何がきっかけになるのか? スクールアイドルをやりたいと思う時まで、じっくり見守っていきたいと思います。
最後に、今回のフェスで1位を取った「サニパ」こと、サニーパッションについて。
「ラブライブ!」でのA-RISE(アライズ)、「サンシャイン」でのSaint Snow(セイントスノー)みたいな存在でしょう。かのんと可可のスクールアイドルチームが5人体制になっても、強力なライバルとして立ちはだかりそうですね。
サニーパッションは、「聖澤 悠奈」と「柊 摩央」の2人組で、悠奈の中の人は、吉武千颯さん。「なんか聞いた事があるような・・・」と思って調べてみたら、まさかのプリキュア歌手! おお! これは、彼女達の歌に結構期待すべき!?
もちろん、歌だけではなく、スクールアイドルをやりたいと思ったきっかけとか、スクールアイドルにかける思いとかも明かされたらいいな、と楽しみにしています。
さて、次回は、すみれが加入する話ですかね。


予告で、こんなのが出ているあたり、ギャグの匂いがプンプンですね。という事で、次回は、ギャラクシーさんのハイレベルギャグに大いに期待しよう。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。