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ラブライブ!スーパースター!! 3期第12話(最終話)感想

2024年12月28日 | ラブライブ!スーパースター!!
 今話の名セリフ:「私達はずっと一緒。顔が見れなくても、声が聞けなくても、一緒に過ごした時間は、その思い出は、なくならない・・・。」

 「ラブライブ!スーパースター!!」3期第12話(最終話)「ずっとずっと!」の感想です。


~ Aパート ~
 Liella!がラブライブ全国大会を連覇してから何日か経ちました。
「どうぞ。」
「はぁ・・・。このカフェオレも、しばらく飲めなくなるのか・・・。」
   
「向こうにもあるでしょ! なかったら自分で作ってよね!」
   
「冷たいな・・・。」
「ラブライブで結果を出して、今度こそ本当に留学が決まったんだから、むしろホッとしてるのかと思ったのけど。」
「ラブライブがある間は、そっちに集中と思って、あんまり考えてなかったんだ・・・。」
   
「それに・・・、行く時は、マルガレーテちゃんも一緒だと思ってた・・・。」
   
「あの子が結ヶ丘に残るの、嫌?」
「まさか! すっごい嬉しいよ!」
   
「マルガレーテちゃんと、みんなが、どんな新しいLiella!を作っていくのか、楽しみだし、応援したい・・・。」
   
「じゃあ、1人になるのは、しょうがないわね!」
「そうなんだけど・・・。」
   
「はぁ・・・。マルガレーテちゃん、分身してくれないかな・・・。」
「何、バカな事言ってるの! 留学が不安なら、あなたには相談できる友達が沢山いるでしょ!」
「相談できる友達・・・。」
   

 その後、かのんは、可可に電話をしましたが、可可は何かあったようで、後で可可から連絡する事になりました。
「可可!? 何で!?」
「き、奇遇デスネ・・・。」
   
   
「どうして、ここにいるの? ここは、私が合格した事務所なんですけど?」
   
「まさか!?」
「仕方ないデスネ・・・。もう言い逃れはできマセン・・・。」
    
「その通りデス! 上海に帰った時、両親とも沢山話しマシタ。ラブライブは、高校生の間だけ輝ける世界・・・。でも、この先も歌い続けたい・・・。ステージに立ちたい・・・。だから、可可は芸能事務所に入る事にしマシタ!」
   
「何ですって!?」
「同時に、学業も続けマス! 一度上海に戻り、大学に通いながら、歌って踊るステージに戻ってこれる日を目指しマス!」
   
   
「アジアを股にかけるっていうの?」
「そういう事デス!」
   
「何か負けた気分・・・。」
「そんな事ありマセン! すみれも可可も、同じスタートラインに立ったのデス! また一緒に頑張れて、可可は嬉しいデス!」
   
「フン! 私についてこられるかしら!?」
   
「はい!」
「何、これ?」
「これからの練習メニューデス!」
「はぁ!?」
   
「さらに! これがオーディションの予定、さらに、撮影の予定デス!」
「予定がビッシリ・・・。」
    
「・・・って、何でアンタが私のマネージメントしちゃってる訳!?」
「すみれの魅力は、可可が一番理解しているつもりデス! 可可の厚意で、すみれをプロデュースしてあげるデスヨ! 夢は大きく! デス!」
    
「本気?」
「さあ! このままランニングスタート!」
「ウソでしょ!?」
    

 少しして・・・。
   
「4月から、また1人か・・・。」
   

 その後、可可から折り返しの電話が。この後学校で会わないかと、可可は言いました。
 そして、結ヶ丘に着くと・・・、
「疲れたっすー!」
「いきなり練習がハード過ぎですの・・・。」
「そうですか? 私とマルガレーテでメニューを作ったのですが・・・。」
「今までが、たるんでいたのよ!」
    
「来年は、この6人で優勝しなきゃいけないんだから、このくらい当たり前でしょ!」
「なめんな! 私は、まだまだやれるぞ!」
    
「どうする? 部長。」
「そうだな、もう1セット追加だ!」
   
「部長? 誰が?」
「メイが。」
「はいぃ!?」
    
「そうっすよ! こういうのは部長に聞かないと!」
「もちろん、部長が反対というのであれば、再考しますが。」
   
「おい、待て! 聞いてないぞ!」
「さっき、みんなで決めた。」
   
「結ヶ丘ニュース! スクールアイドル部新部長始動。いずれお宝映像として、バズりますわー!」
「勝手に撮るな!」
   
「おい! 四季!」
「ん?」
「なら、お前、副部長な!」
「え?」
   
「お前が副部長になるなら、私が部長、引き受けてやる!」
   
「部長の頼みなら、喜んで・・・。」
   
「最高のコンビっすね!」
「プロデュースは、夏美にお任せですの!」
   
「3連覇・・・。」
   
「そー・・・・、わっ!」
    
「なーんだ、落ち込んでいるって聞いたけど、案外普通ね。」
「元気そうで良かったよ!」
「みんな・・・。」
   
「可可さんから、かのんさんを元気付けたいと。」
「声を聞いたら、何だって伝わりマス。3年間一緒に過ごしてきたのデスから!」
   
「ごめん・・・。心配かけちゃったね・・・。」
「ううん。会えてよかった! 卒業式の前に、こうやってまた5人で集まれたんだから!」
    

   
「3月とはいえ、まだ寒いデスネ・・・。」
   
「そうだね。でも、なんだか、ここに来ると温かい気持ちになれる・・・。」
「いっぱい練習しましたね・・・。最初は全然でしたけど・・・。」
「可可なんて、体力なかったし!」
「すみれだって・・・。」
   
「できなかったのは、みんな同じ・・・。」
「不安でしたからね・・・。」
「きっと大丈夫って、不思議な力をいつももらえたけど、何の根拠もなかったし・・・。」
    
「だから頑張れたんじゃない? 一生懸命、前を向いて・・・。」
「迷ったり、考えたり、立ち止まったり・・・。嫌な事があったり、逃げ出したくなったり・・・。それがあったから、ここまで来れた・・・。」
    
「ねえ、少しだけ練習してみる?」
「ううん。ここはもう、新しいLiella!のための場所・・・。行こう。1、2年生、戻ってくるよ。」
   

「お待たせ! ちぃちゃん特製のたこ焼き鍋だよ!」
『いただきまーす!』
    
「美味しい!」
「素晴らしいです! さすが、千砂都さん!」
   
「美味しいんだけど、私達、夜にこんな事して怒られない?」
「理事長には許可をもらいました。春から頑張ってもらう分、特別だそうです!」
   
「春から結ヶ丘の運営に携わるらしいわね!」
「そのために大学に進学しますので。」
   
「いずれは理事長?」
「え?」
「レンレン理事長?」
    
「いや、レンレンというのは・・・。」
「親しみやすくて良いかも!」
   
「ねえ! せっかくだから、何か書いていかない? 黒板に『1期生参上!』とか!」
「ダメだよ! 迷惑かけちゃ!」
「いや、せっかく学校を貸し切りで来てるんだし、何か残したくなるね!」
   
「なら、この5人で、ここで曲を作るっていうのは、どう?」
   
「曲? 今から?」
「面白そうデス! 夜の学校で生まれる新曲・・・。」
   
「でも、もう全国大会は終わったよ? どこで披露するの?」
「私、ライブを見てもらいたい人達がいるんだ!」
    


~ Bパート ~
 そして、卒業式の日がきました。
   
「先輩達、いなくなっちゃうっす・・・。」
「分かってた事だろ・・・。」
   
「メイ、泣き過ぎ・・・。」
「うるせー!」
   
「『やっぱり留年して下さい!』って、頼みにいくっす!」
「次期生徒会長が、そんなお願いしていいんですの?」
    
「おや。来るとは思いませんでした。1年生は、卒業式、自由参加ですよね?」
「暇だったしね。」
   
「それより、冬毬こそ参加しないと思ってたわ。」
「1つ大きなタスクがありまして。」
   
「みんな、もう来てるの?」
「レンレンは、式の直前まで、裏で忙しそうデス。かのんは・・・。」
   
「消えちゃ嫌です・・・。」
「消えないよ・・・。」
   
「きな子ちゃん、送辞言うんでしょ? 大丈夫かな・・・。」
「きなきななら、その時はビシッと気持ち切り替えるデスヨ!」
   
    
「いよいよ卒業式ね!」
   
「すみれちゃん?」
「盛り盛りデス・・・。」
「卒業式だもん! このくらい当然でしょ?」
    

   
「第1期生、音楽科1組、葉月恋。」
「はい。」
   
   
「卒業証書第1号、葉月恋。あなたは、本校が定めた・・・、いえ・・・。」
   
「あなたの母、葉月花が定めた課程を修了した事を証します。」
   
   
「おめでとう。」
   
「嵐千砂都。」
「はい。」
   
「平安名すみれ。」
「はい。」
   
「澁谷かのん。」
「はい。」
   
「唐可可。」
「はい。」
   
   
「送辞。在校生代表、桜小路きな子。」
   
「旅立ちの季節を迎え、今日の良き日に、卒業式を迎えられた3年生の皆様、ご卒業、おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。」
   
「私は、スクールアイドル部で、先輩方と2年間過ごしました。そんな先輩達が初めて挑戦したラブライブ。東京大会準優勝で、全国大会には行けず、悔しそうにしている姿をいつも見てきました。」
   
「しかし、その悔しさを乗り越えていく姿には、とても胸を熱くさせられました。そんな先輩方の気持ちを背負って、私達は、これからも頑張ります。最高の時間を、本当にありがとうございました。」
   
「答辞。本日は、私達のために、このような素晴らしい卒業式を挙行して下さり、誠に、ありがとうございます。」
   
   
「3年前、私達は、この学校の1期生として入学しました。上級生がいない、少し寂しい学校で、不安と希望を胸に、その1歩を踏み出しました。」
   
「私達の前に、道はありませんでした。前を行く先輩もなく、私達は自分達で、進むべき道を決め、迷い、励まし合いながら、前に進んできたように思います。」
    
   
「その道が常に正しかったとは思いません。時に間違い、時に回り道をして、それでも、私達は、足を止める事なく、ここまで歩き続けてきました。」
   
「その中で、後から入ってきた在校生の皆さんに背中を押され、同じ仲間として声をかけ合い、結ヶ丘女子高等学校は、どこの学校にも引けを取らない、素晴らしい生徒が集う学校になったと思います。」
   
「これからも、繋げていって下さい。ここにいる全員の1歩1歩が、結ヶ丘を作っていきます。そして、それが、羽ばたく私達の力となっていくのですから。」
   

「いきますの!」
「じゃあ、あれ! やってみようか!」
    
「いいね!」
「じゃあ、いくわよ!」
   
「せーの!」
   
『ラブライブ!』
   
   

   
「泣かないでよ・・・。みんな、カッコ悪いんだから・・・。」
   
「うるせーな! お前だって、泣いてんじゃねーか!」
「泣いてない!」
   
「かのん先輩!」
   
   
「リボン・・・。リボン、下さい!」
   
「と、冬毬ちゃん!?」
「ずっと憧れてました・・・。スクールアイドルを始めた時から・・・。」
   
「朝言ってたタスクって、それ!?」
「はい・・・。」
「意外!」
   
   
「はい。」
   
「これからも、よろしくね。Liella!の事。」
「アグリーです・・・。」
    
「マルガレーテちゃんも、よろしくね。」
「言われなくたって!」
   
「でも、行っちゃったら、終わりなんすよね・・・。いなくなっちゃうんすよね・・・。」
   
「あの部室や教室に行っても、先輩達にはもう、会えない・・・。」
   
「大丈夫! いなくならないよ!」
   
「私達はずっと一緒。顔が見れなくても、声が聞けなくても、一緒に過ごした時間は、その思い出は、なくならない・・・。」
   
「だから!」
   
   
「これまでも、これからも、大人になっても、ずっとずっと!」
   
『よろしく!』
   
〈あなたの歌を響かせて!〉
「全力で響かせるっす!」
    
〈自分の大好きを大切にするのデス!〉
「大好きを、心の中に!」
    
〈諦めなければ、何も終わらないから!〉
「諦める訳ないでしょ!」
    
〈足を止めちゃダメだよ!〉
「最後まで走り続けてみせる!」
    
〈夢を見る事を忘れないで!〉
『絶対に忘れません!』
   
「元気でね!」
   
    
「ねえ、みんな。この後、聞いてもらいたい曲があるの。」
   

    
    
「これが、私達3年生の、スクールアイドルとして歌う、最後の歌・・・。」
   
    
「私達の、そして、みんなに贈る・・・、」
   
『始まりの歌!』
   

   
   
   

   
   
   

 これにて、「ラブライブ!スーパースター!!」3期は終了です。


【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 いやー、実に素晴らし過ぎる最終回で、めちゃくちゃ感動した!
 最高のグランドフィナーレをありがとう! ラブライブ!スーパースター!!


 今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
 本作の制作プロジェクト開始を知ったのは、2020年3月。この時は、舞台となる学校が新設校である事から、スクールアイドル部員は全員1年生で面白くなりそうだと思ってましたね。学校のイラストを見て、「Go!プリンセスプリキュア」のノーブル学園っぽいと感じたのも懐かしいです。
 同年5月には、公募により学校名が「結ヶ丘女子高等学校」に決まり、1期生5人のビジュアルが公開。その約2か月後には、「ラブライブ!スーパースター!!」というタイトルが公開され、さらに約2か月後には、公募により「Liella!」というスクールアイドルチーム名が決定されました。
 そして、2021年7月、かのん達5人の結ヶ丘入学からアニメが始まり、今月22日、その5人が結ヶ丘を卒業しました。アニメ開始前に着々と作られていったものが、先日、かのん達の卒業をもって、グランドフィナーレを迎えたとなると、すごく感慨深いものがありますね・・・。かのん達の卒業を、この目で見届ける事ができて、本当に良かった!

 では、ここからは、今話において、ここは良かったと思ったところを、どんどん語っていきます。

 まずは、可可とすみれの進路が、同じ芸能事務所だった事ですね。「3期は、クゥすみの絡みが薄いな・・・」と思ってたら、なるほど、そうきましたか。
 しかも、可可は学業と両立するようです。上海スクールアイドルフェスのステージに立った時は、進学はしないと思ってましたので、これは驚きですね。
 一度は進学する事を両親に打ち明けた上、スクールアイドルをやりたい可可の気持ちを尊重して日本に送り出してくれた両親の意向に沿いたいとも思い、両立する事を選んだのでしょう。学業と歌手の両立は大変そうな気がしますが、外国に行ってまでスクールアイドルをやりたい熱い気持ちを3年間貫いたのであれば、不可能ではないと信じています。

 同じ頃、かのんは原宿を散歩するのですが、猫に会ったり、ヘッドフォンを着けたりしていたのは、1期1話を思い出して、懐かしかったですね。
 ヘッドフォンを着けた意味合いは、あの時と今話では異なっており、1期1話では、音楽科の試験に受からなかった失意から周りの音を聞きたくなかったのに対し、今話は、ウィーンへの留学に向けて気持ちを整えたかったのでしょう。結ヶ丘で多くの良き生徒達と出会い、そして、成長した事が、ヘッドフォンの意味合いを大きく変えたとなると、感慨深いものがありますね。
 家に帰った後の歌も、1期1話で歌ってたものですね。1期1話は、この歌から始まり、さらに、結ヶ丘に行く途中、この歌が可可に気に入られたのをきっかけにスクールアイドルが始まりました。
 そんな良い歌を、このグランドフィナーレでも出してきたのは熱いですね。今話の感動度を大きく上げてくれたと思います。

 その後は、2期生と3期生の練習風景が描かれました。
 さらに、メイが次の部長に決まりました。まあ、勝手に決められたと言うのが正しいですが。(笑)
 2期生4人の中で、スクールアイドルへの情熱が熱いのはメイですので、メイが次の部長になるのは納得ですね。
 でも、よく考えると、前の部長の千砂都とは、お団子ヘアという共通要素があるんですよね。もしかしたら、それだけで決めたのかも。(笑)
 本当にそうだったら、メイの次の部長は、お団子ヘアにしなければなりませんね。私は、マルガレーテがそうなる事に一票投じます。(笑)

 卒業式では、すみれが派手な髪型で登場。さすが、ギャラ子! 常人にはできない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれ・・・。
 いや、憧れはしねーわ。成人式の悪ノリっぽく見えますし。親や妹は恥をかいたんじゃないのでしょうか。(笑)
 まあ、でも、1期生断トツのギャグキャラの貫録を見せつけてくれたと思います。最後まで大笑いをありがとう、ギャラ子さん。(笑)

 式が始まり、恋は、卒業証書を最初に授与されました。
「葉月花が定めた課程を修了した事を証する」というのが、本当に良いんですよね。母が遺した学校を良くしていきたいと、両親が傍にいない中で3年間奮闘し続けてきたのですから。
 それだけに、「葉月花が定めた課程を修了した事を証する」という言葉は、すごく重みがあり、報われた思いだったでしょう。途中、困難はあったものの、良い方向に進められたと思いますし、天国にいる母も、娘が立派に卒業できた事に感動していると思いますね。

 その後、新しく生徒会長になったきな子が送辞を務めました。きな子のビジュアルが公開されたのは2022年5月と、2年半以上前の事ですが、この時にきな子が卒業式の送辞を務めるなんて、誰が予想できたでしょうか・・・。
 卒業式前後では、かのん達が卒業する事に大泣きしたり、留年してほしいと頼みにいくというトンチキ発言もかましましたが(笑)、送辞の時は堂々と読んでいて、カッコよかったですね。こんな大役を担えるほど成長できて、嬉しく感じています。

 答辞は恋が読みました。「スーパースター」は2期で終わるものだと思っており、卒業までは描かないと思ってましたので、恋が答辞を読んだところも、かなり感動しましたね。
 私達の前に道はない。確かにそうなんですよね。1期生ですから、先輩なんている訳がなく、1年生の時は、様々な困難を自分達で解決しなければいけなかったんですし。
 一番大変だったのは、生徒会長就任直後だったでしょう。あの時は、結ヶ丘は廃校の危機にあり、音楽の歴史を廃らせないために、選挙前の公約を反故にしたほど。
 結果、音楽科と普通科の間に大きな溝ができ、かのん達がいなければ混乱を収束できず、恋は生徒会長を辞めさせられたかもしれないでしょう。卒業式の答辞を任せられる事は絶対になかったでしょうね。
 そう思うと、結ヶ丘で、かのんをはじめとした良き生徒達に出会えて、本当に良かったと思いますね。この縁を大事に、卒業後も、結ヶ丘をより良い学校にするために力を尽くしてほしいですね。

 卒業式後、冬毬はかのんに、リボンを渡してほしいと頼みました。
 スクールアイドルを始めた時から、かのんにずっと憧れ、この時を心待ちにしていたとか、マジかよ・・・。利益や効率性を重視し続けた上、あえて姉のいないスクールアイドルチームに入ってスクールアイドルを冷静に分析しようと考えていた裏で、卒業式でかのんのリボンをもらう事が主目的だったとか、可愛いヤツめ!
 Liella!が11人体制になって、冬毬は、思った事をどんどん言うようになりましたよね。物語終盤で新たな魅力を味わえて、本当に嬉しいです。それだけに、ここで物語が終わっちゃうのは惜しいですね。

 その夜、1期生がスクールアイドルとしての最後の歌を披露するのですが、これが神なんですよね。
 5人が歌ったのは「始まりは君の空」。これ、Liella!のデビューシングルで、アニメ1期開始前にリリースされたものなんですよね。5人の始まりの歌が、最後の歌にもなるなんて、こんなの感動するしかないでしょ・・・。
 映像の大部分は、このMVと同じであり、9話のライブシーンと同じく、悪く言えば使い回しなのですが、始まりの歌を最後の歌にしているだけに、神映像に見えますね。
 しかも、後半は、沢山の羽が舞っているのが良いんですよ・・・。やっぱ、ラブライブシリーズといえば、羽ですよね。
 あれほど沢山の羽が舞ったのは、結ヶ丘入学から卒業までの3年間、様々な輝かしい出来事を通じて大きく成長した事をよく表しているように思いました。1期1話でかのんの元に舞い降りた1枚の羽を、ここまで舞い広げるなんて、かのん達の高校生活はすごく充実していたのだと思いますね。
 最後の最後で、めちゃくちゃ感動する曲と映像を出していただき、本当にありがとうございます!


 今話の感想は、これで以上です。
 これで、「ラブライブ!スーパースター!!」3期全話の感想を書きましたが、今回も、これで終わりとはせず、まとめ記事を書こうと思います。
 来月前半には投稿する予定です。興味がありましたら、総評記事もお楽しみ下さいませ。



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