
今話の名セリフ:「願い事1つ1つは小さくとも、毎年自分で叶えていけば、自分にとっての幸せへの道筋となるのじゃ。」(とみ婆)
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第23話「南乃祭り! 教えて、ローラの願いごと!」の感想です。
~ オープニング前 ~
まなつ達は、南乃島の海でスキューバダイビングを楽しんでいました。

「スキューバダイビング、気持ちいい!」
「とっても贅沢・・・。」


「これぞ島生活の特権だよ!」
「お父さんと潜ったの、久しぶりだ! 朝起きてすぐのスクーバ!」
『朝スク!』

「お魚、可愛かったな・・・。」

「おーい! ローラ!」


「そろそろ上がろうか!」
「うん!」

「ローラ! お待たせ!」
「ローラちゃんも泳ぎたくなったら、いつでも言ってね!」
「はい。でも、大丈夫です。」


「ごめんね、ローラ。後で一緒に泳ごうね!」
「いいわよ、別に・・・。」
「そんな事言わないでさ!」

「人間の姿じゃ、どうせ上手く泳げないし・・・。」

そういえば、そんな事あったっけ。それにしても、ふんむくれてるローラは相変わらず可愛いですね。
~ Aパート ~
「いよいよ、この合宿もラストスパートだ! 合宿の目的、それは何だった? さんご!」
「えっと・・・。トロピカる精神とトロピカル肉体を鍛える事です!」

「その通り! という事で、今日は悔いが残らないように、目一杯楽しむ事!」

「トロピカる事!」
「ト、トロピカる事・・・。」

島に行く前は、トロピカる精神とトロピカル肉体を鍛えると言われても、よく分かってなかったのに、今はすっかり慣れちゃってますね。慣れってすごい! まあ、周りに力説しちゃったらドン引きされそうですが。(笑)
その頃、あとまわしの魔女の館では・・・、
「毎日毎日お仕事ばっかり・・・。子供を差し置いて先に夏休みを取るなんて・・・。」

「ヌメリーもチョンギーレもずるい!」


「お手紙?」


チョンギーレのアホ面に草。チョンギーレもヌメリーも、身を粉にして働いている子供相手に、バカンスを写真にして送りつけるとか、嫌がらせだろ。良い子のみんなは、こんな大人げない大人にならないようにね!(笑)
エルダは、自分も夏休みが欲しいと駄々をこねますが、バトラーは、南乃島の洞窟にある杯を取ってからだと言います。
エルダは、面倒だと抗議するも、それならば夏休みはなし。という事で、渋々行く事に。
今夜、南乃島では祭りがありますが、それまで、まなつ達は色んな事を楽しんでいました。






夜が近付き、まなつ達は、祭りに向けて、浴衣に着替えました。



「その帯、懐かしいわ・・・。」
「これ、お母さんが使ってたやつなんだっけ?」
「そうそう! 昔ね、この島に来てから、毎年お祭りが楽しみで!」

「ねえ、お母さんが初めてこの島に来たのも、お祭りの日だったんでしょ?」
「うん! あの時は本当に願い事が叶ったから、ビックリしちゃった!」

「へー! その時、どんなお願いしたの?」
「素敵な出会いを見つける、よ!」

「素敵・・・。」
「あの、それってどんな出会いだったんですか?」

「それがね・・・。」


「叶えますように・・・。」

「お願いをした、すぐ後、本当に出会っちゃったの!」




「とっても珍しいタコに!」


『へ?』
「すごーい!」

素敵な出会いって、タコの方かよ。お父さんは、ついでっすか・・・。タコに負けたお父さんは、マジで泣いていい・・・。でも、このお父さんの事だから、「そうか! 俺はタコに負けたのか! まだまだ修行が足りんな! ハッハッハ!」とか言い出して、笑い話にしちゃいそう。(笑)
「島には研究の目的で来ていたの。珍しい海の生き物が沢山いるからね!」
「本当に叶うんですね・・・。」
「そうよ。みんなの願いも叶うといいわね!」

その頃、エルダは、南乃島の洞窟で、やる気パワーの入った杯をゲット。
一方、南乃島では、島のお祭り「南乃祭り」が始まっていました。




~ Bパート ~



「ローラの石、真っ白だね! ほら!」
「本当だ・・・。」

「それは、サンゴ礁の殻じゃ。波に砕かれる事なく、そうやって元の形が残っているとは、なかなか珍しいのう・・・。」
「へえ、ラッキー!」


「うーん・・・。何て書こうかな?」
「願い事ね・・・。」

「おーい! 私、もう書いたよ!」
「何て書いたんだ?」

「じゃーん! これ!」

「みんなで目一杯トロピカる?」
「それって、お願いじゃない・・・。」
「うん! 石には、お願いっていうよりも、自分がしたい事、決意を書くんだ!」

「決意・・・。」
「そう! 願いは叶えてもらうんじゃなくて、自分で叶える!」

「それってなんか、まなつっぽいね!」
「決意表明ってところか?」
「そんな感じ!」

「祭りは毎年ある。1年ぐらいで叶う願いがええ。」

「儂の願いは、毎日元気!」
「オレ、逆上がり100回やる!」
「うちのマンゴーが島一番!」

「良いお願いだね!」

「願い事1つ1つは小さくとも、毎年自分で叶えていけば、自分にとっての幸せへの道筋となるのじゃ。」


「幸せか・・・。」
「石に書いた願い事はね、だんだん波で削れていって、この島の海に帰るんだよ。」


「ふーん・・・。」

「あ! ローラ、何書いたの? 見せて!」
「嫌よ! 秘密!」
「いいじゃん! 見せてよ!」
「駄目!」

「どれどれ?」
「駄目!」


陸を見たエルダは、お祭りをやっていると知り、人々のやる気を奪おうと、ゼッタイヤラネーダを生み出しました。

まなつ達はプリキュアに変身します。
『はーっ!』
「お祭り大好き!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』



「このヤラネーダって・・・。」


「もしかして、私のお願い書いた石!? って事は、って事は、その裏には私の書いた願い事が!?」

「こうしてはいられない! 人魚のプライドにかけて、絶対に見られる訳にはいかない!」


すげー顔してんな、おい。しかも、これが次期女王候補という。このギャップがおいし過ぎて、ご飯が何杯も進みます!(笑)
「いくぞ!」
「え・・・。あ・・・。」


「背中に何か書いてある!」
「逆さになった文字かな?」
「カタカナのバ?」

「何かの暗号かな? 何だろう?」

「駄目! 見ちゃ駄目!」

「ラメール、どうしたの?」
「そこにいたら危ないよ?」

「このヤラネーダ、私の願い事を書いた石なの!」
「言われてみれば、見覚えが・・・。」

「だから、背中を見ちゃ駄目!」

とは言ったものの、それを意識しながら戦うのは無理な話。
という事で、ラメール1人で、背中を見させないようにゼッタイヤラネーダを倒す事に。





ゼッタイヤラネーダが動けなくなったところで、ラメールは、奪われたやる気を取り返しました。そして、オーシャンバブルシャワーでゼッタイヤラネーダをやっつけました。
それからしばらくして・・・

「南乃島の可愛いを持って帰る・・・。」
「太極拳を極める・・・。」
「食べ頃野菜を見極められるようになる・・・。」
「みんなで目一杯トロピカる!」




「ローラ! 一緒に投げられなくて残念だけど、ローラの願いもきっと叶うよ!」

「うん。叶うといいな・・・。」

「ねえ、見て!」



「小さな願いを沢山重ねると、幸せの道筋になる・・・。」
「幻想的・・・。」
「これは願いも叶うな・・・。いや、叶えてみせる!」



「今、何か来た! この星空みたいに、胸の奥から何かがブワーって湧き上がってくる感じ!」

「私も!」
「これって、トロピカる精神!」

「これで合宿の目的も果たせたかな?」
「ですね。」

「あー!」
「何よ、いきなり大声出して!」
「今朝ローラと一緒に泳ぐって約束したのに、泳いでない!」


「いいってば、別に・・・。帰ってからでも・・・。」
「ううん! ダメだよ! 明日の朝、出発前に泳ごう! ローラのお願い、絶対叶えるんだから!」

「大丈夫! ローラも絶対できるようになるよ! バタ足!」

「ちょっと! 何で知ってるの! 私の願い事!」

「も、もしかして・・・、見た・・・?」
「えっと・・・。見たっていうか、見えちゃったっていうか・・・。」


「見た。」
「うん。」
「ごめん!」


「もう! みんな知らない!」

という事で、翌朝・・・、


ローラはバタ足ができるようになりました。
「ま、こんなもんかしら!」
「叶ったね! ローラのお願い!」


「うん!」

今回は、これで終了です。
次回:「熱血バトル! トロピカる部VS生徒会」
あおぞら中学校に来ていたテレビ番組の取材を邪魔してしまったトロピカる部。
部活動の停止処分をかけて、生徒会とクイズ番組で対決する事になりました。しかし、最終問題でまさかの展開が待ち受けていて・・・。
放送終了直前には、秋映画の告知がありました。なお、キャプチャー画像や感想は、記事の最後で後述します。
【まとめ】
まなつ達は、島の祭り「南乃祭り」で、願い事を書いた石を海に投げ込むと願いが叶うというイベントに参加し、ローラは自分の願い事を内緒にしたまま、すぐに石を投げ込んだものの、その石が素体となったゼッタイヤラネーダの背中を皆が見た事で、願い事を知られて恥ずかしがりましたが、その翌朝、まなつ達が海に連れ出してくれたおかげで「バタ足で泳げるようになる」という願いを叶える事ができました。
ローラの色んな表情が可愛過ぎて、生きるのが辛い・・・。
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(笑)。いつも表情豊かなローラですが、今話はそのインパクトが一際大きかったと感じています。
ツボにハマったのは、オープニング入る前のふんむくれたところ、願い事を書いた石がゼッタイヤラネーダになったと知って絶対に見られたくないと必死になっていたところ、まなつ達に知られて真っ赤になっていたところ、Bパートラストの笑顔ですね。スタッフ様達は、ローラの魅せ方をよく分かっています。今の仕事に嫌気を感じたら、ローラのしもべになる事を検討しようかな。(笑)
そんな今話のポイントは「願い事」。「願い事」と聞くと、今の自分にはないものが実現してほしいと望む事であり、他者にその実現を委ねるものだと考えるでしょう。多くの場合、その他者は、神や仏になるでしょうか。
しかし、願い事をすれば自分は何もしなくてもいいなんて事はありえません。そんな傲慢な態度では、他人にそっぽ向かれるもの。ある程度は自分が頑張る事も必要でしょう。
願いは叶えてもらうのではなく、自分で叶える。Bパートでまなつが言っていた事であり、過去にローラが言っていた事でもありますが、その姿勢が願い事の実現に必要なのでしょう。もちろん、自分1人だけの力では実現できず、他者の力が必要となる場合もありますが、まずは自分から、でしょうね。
また、一口に願い事と言っても、人によっては叶えたいものが沢山あり、その願い事の実現度も、簡単そうなものから不可能そうなものまで様々です。それゆえに、何を願うか迷ったり、これは願い事にしていいのだろうかと迷う事もあるでしょう。
ですが、願い事をする場面は、人生で一度きりなんて事はありません。幾度なくあるでしょう。ですので、深く考え過ぎず、「これだ!」と感じた簡単に実現できそうものを願い事にすれば良いのだと思いますね。
願い事1つ1つは小さくても、コツコツ叶えていけば、いつかは大きな願いが叶っているもの。すなわち、自分にとっての幸せへの道筋となるのでしょうね。
特に、メイン視聴層の女の子達には大事な事でしょうか。子供達の多くは、なりたい夢があったり、憧れの有名人がいたりしていますが、そういったものに捉われて背伸びし過ぎると、高望みな目標がなかなか達成できない事に不安を感じて、叶えられるものも叶えられなくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、まずは自分の足元を見て、できそうな事から1つずつ。それが、願い事の実現に大切なものだと思いますね。
今話のタイトルには「ローラの願いごと」とありましたが、それは、バタ足で泳げるようになる事。ローラの事だから「グランオーシャンの女王になりたい」とか「みんなと一緒に楽しく過ごしたい」だと思っていましたので、その願いは「え?」と感じましたが、でも、ローラとしては真剣だったのでしょう。
できない事をできないで終わらせたくない。そんな気持ちが強かったのでしょうね。人魚になればいくらでも泳げるものの、それで十分とはせず、まなつ達と同じ人間としての目線で色んな事ができるようになりたいと思って、ああいう願いにしたように感じ、ローラの魅力をまた一つ実感しました。
ローラは、自分の願い事が知られた事に恥ずかしがっていましたが、でも、知られなければ、誰からも泳げるようサポートされないまま夏が終わっていたかもしれないでしょう。そう思うと、まなつ達に知られたのは良かったと思いますし、18話の回収ができた事も秀逸だったと感じています。
さて、次回は、生徒会とクイズバトル。
クイズなると、頭の良いみのりが本領を発揮しそうな気がしますが、予告映像を見た感じでは、あすかと生徒会長・百合子との因縁も見逃せないところですね。序盤から気になっていた、あすかの苦い過去が明かされる可能性も?
次回も、楽しい話を展開してくれる事に期待したいですね。
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした秋映画の告知映像に語っていきます。

まず、映画のタイトルは「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」。
南国チックな本編とはうってかわって、秋映画では、「シャンティア」という雪の王国が舞台に。それでも、本編でのまなつ達らしさが秋映画でも展開される事には変わりはないでしょう、きっと。


既に知っている方は多いと思いますが、秋映画では「ハートキャッチ」の面々と共演。

ダブル主人公プリキュアによるおしりパンチが炸裂!
そういえば、前作最終回で出演した時に、おしりパンチ気味に攻撃が入ってましたね。はっ!? あのシーン、実は、「ハートキャッチ」と共演する伏線だった!? いや、まさかな・・・。(笑)

そして、このダブル変顔である。これにまなつも加わって、秋映画は、変顔祭り間違いなしですな! 腹筋が壊されないよう気を付けないと・・・。(笑)

こちらは、シャンティアの王女「シャロン」。秋映画のキーキャラであり、まなつ達は、彼女がシャンティアの新しい女王になる祝いの式に招待されます。
なお、上映開始日は10月23日(土)。まだ2か月半程度も先の事ですが、コロナ禍にある事には変わらないと思いますので、平日にゆっくり見に行こうと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第23話「南乃祭り! 教えて、ローラの願いごと!」の感想です。
~ オープニング前 ~
まなつ達は、南乃島の海でスキューバダイビングを楽しんでいました。

「スキューバダイビング、気持ちいい!」
「とっても贅沢・・・。」



「これぞ島生活の特権だよ!」
「お父さんと潜ったの、久しぶりだ! 朝起きてすぐのスクーバ!」
『朝スク!』


「お魚、可愛かったな・・・。」

「おーい! ローラ!」



「そろそろ上がろうか!」
「うん!」

「ローラ! お待たせ!」
「ローラちゃんも泳ぎたくなったら、いつでも言ってね!」
「はい。でも、大丈夫です。」



「ごめんね、ローラ。後で一緒に泳ごうね!」
「いいわよ、別に・・・。」
「そんな事言わないでさ!」


「人間の姿じゃ、どうせ上手く泳げないし・・・。」

そういえば、そんな事あったっけ。それにしても、ふんむくれてるローラは相変わらず可愛いですね。
~ Aパート ~
「いよいよ、この合宿もラストスパートだ! 合宿の目的、それは何だった? さんご!」
「えっと・・・。トロピカる精神とトロピカル肉体を鍛える事です!」


「その通り! という事で、今日は悔いが残らないように、目一杯楽しむ事!」


「トロピカる事!」
「ト、トロピカる事・・・。」


島に行く前は、トロピカる精神とトロピカル肉体を鍛えると言われても、よく分かってなかったのに、今はすっかり慣れちゃってますね。慣れってすごい! まあ、周りに力説しちゃったらドン引きされそうですが。(笑)
その頃、あとまわしの魔女の館では・・・、
「毎日毎日お仕事ばっかり・・・。子供を差し置いて先に夏休みを取るなんて・・・。」

「ヌメリーもチョンギーレもずるい!」


「お手紙?」



チョンギーレのアホ面に草。チョンギーレもヌメリーも、身を粉にして働いている子供相手に、バカンスを写真にして送りつけるとか、嫌がらせだろ。良い子のみんなは、こんな大人げない大人にならないようにね!(笑)
エルダは、自分も夏休みが欲しいと駄々をこねますが、バトラーは、南乃島の洞窟にある杯を取ってからだと言います。
エルダは、面倒だと抗議するも、それならば夏休みはなし。という事で、渋々行く事に。
今夜、南乃島では祭りがありますが、それまで、まなつ達は色んな事を楽しんでいました。








夜が近付き、まなつ達は、祭りに向けて、浴衣に着替えました。



「その帯、懐かしいわ・・・。」
「これ、お母さんが使ってたやつなんだっけ?」
「そうそう! 昔ね、この島に来てから、毎年お祭りが楽しみで!」


「ねえ、お母さんが初めてこの島に来たのも、お祭りの日だったんでしょ?」
「うん! あの時は本当に願い事が叶ったから、ビックリしちゃった!」


「へー! その時、どんなお願いしたの?」
「素敵な出会いを見つける、よ!」

「素敵・・・。」
「あの、それってどんな出会いだったんですか?」

「それがね・・・。」


「叶えますように・・・。」


「お願いをした、すぐ後、本当に出会っちゃったの!」







「とっても珍しいタコに!」



『へ?』
「すごーい!」


素敵な出会いって、タコの方かよ。お父さんは、ついでっすか・・・。タコに負けたお父さんは、マジで泣いていい・・・。でも、このお父さんの事だから、「そうか! 俺はタコに負けたのか! まだまだ修行が足りんな! ハッハッハ!」とか言い出して、笑い話にしちゃいそう。(笑)
「島には研究の目的で来ていたの。珍しい海の生き物が沢山いるからね!」
「本当に叶うんですね・・・。」
「そうよ。みんなの願いも叶うといいわね!」


その頃、エルダは、南乃島の洞窟で、やる気パワーの入った杯をゲット。
一方、南乃島では、島のお祭り「南乃祭り」が始まっていました。







~ Bパート ~






「ローラの石、真っ白だね! ほら!」
「本当だ・・・。」


「それは、サンゴ礁の殻じゃ。波に砕かれる事なく、そうやって元の形が残っているとは、なかなか珍しいのう・・・。」
「へえ、ラッキー!」



「うーん・・・。何て書こうかな?」
「願い事ね・・・。」

「おーい! 私、もう書いたよ!」
「何て書いたんだ?」

「じゃーん! これ!」

「みんなで目一杯トロピカる?」
「それって、お願いじゃない・・・。」
「うん! 石には、お願いっていうよりも、自分がしたい事、決意を書くんだ!」

「決意・・・。」
「そう! 願いは叶えてもらうんじゃなくて、自分で叶える!」


「それってなんか、まなつっぽいね!」
「決意表明ってところか?」
「そんな感じ!」


「祭りは毎年ある。1年ぐらいで叶う願いがええ。」

「儂の願いは、毎日元気!」
「オレ、逆上がり100回やる!」
「うちのマンゴーが島一番!」

「良いお願いだね!」

「願い事1つ1つは小さくとも、毎年自分で叶えていけば、自分にとっての幸せへの道筋となるのじゃ。」


「幸せか・・・。」
「石に書いた願い事はね、だんだん波で削れていって、この島の海に帰るんだよ。」



「ふーん・・・。」

「あ! ローラ、何書いたの? 見せて!」
「嫌よ! 秘密!」
「いいじゃん! 見せてよ!」
「駄目!」


「どれどれ?」
「駄目!」




陸を見たエルダは、お祭りをやっていると知り、人々のやる気を奪おうと、ゼッタイヤラネーダを生み出しました。

まなつ達はプリキュアに変身します。
『はーっ!』
「お祭り大好き!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』






「このヤラネーダって・・・。」


「もしかして、私のお願い書いた石!? って事は、って事は、その裏には私の書いた願い事が!?」


「こうしてはいられない! 人魚のプライドにかけて、絶対に見られる訳にはいかない!」



すげー顔してんな、おい。しかも、これが次期女王候補という。このギャップがおいし過ぎて、ご飯が何杯も進みます!(笑)
「いくぞ!」
「え・・・。あ・・・。」




「背中に何か書いてある!」
「逆さになった文字かな?」
「カタカナのバ?」


「何かの暗号かな? 何だろう?」


「駄目! 見ちゃ駄目!」


「ラメール、どうしたの?」
「そこにいたら危ないよ?」

「このヤラネーダ、私の願い事を書いた石なの!」
「言われてみれば、見覚えが・・・。」


「だから、背中を見ちゃ駄目!」

とは言ったものの、それを意識しながら戦うのは無理な話。
という事で、ラメール1人で、背中を見させないようにゼッタイヤラネーダを倒す事に。









ゼッタイヤラネーダが動けなくなったところで、ラメールは、奪われたやる気を取り返しました。そして、オーシャンバブルシャワーでゼッタイヤラネーダをやっつけました。
それからしばらくして・・・


「南乃島の可愛いを持って帰る・・・。」
「太極拳を極める・・・。」
「食べ頃野菜を見極められるようになる・・・。」
「みんなで目一杯トロピカる!」







「ローラ! 一緒に投げられなくて残念だけど、ローラの願いもきっと叶うよ!」


「うん。叶うといいな・・・。」

「ねえ、見て!」



「小さな願いを沢山重ねると、幸せの道筋になる・・・。」
「幻想的・・・。」
「これは願いも叶うな・・・。いや、叶えてみせる!」




「今、何か来た! この星空みたいに、胸の奥から何かがブワーって湧き上がってくる感じ!」

「私も!」
「これって、トロピカる精神!」

「これで合宿の目的も果たせたかな?」
「ですね。」

「あー!」
「何よ、いきなり大声出して!」
「今朝ローラと一緒に泳ぐって約束したのに、泳いでない!」



「いいってば、別に・・・。帰ってからでも・・・。」
「ううん! ダメだよ! 明日の朝、出発前に泳ごう! ローラのお願い、絶対叶えるんだから!」


「大丈夫! ローラも絶対できるようになるよ! バタ足!」

「ちょっと! 何で知ってるの! 私の願い事!」

「も、もしかして・・・、見た・・・?」
「えっと・・・。見たっていうか、見えちゃったっていうか・・・。」


「見た。」
「うん。」
「ごめん!」



「もう! みんな知らない!」


という事で、翌朝・・・、




ローラはバタ足ができるようになりました。
「ま、こんなもんかしら!」
「叶ったね! ローラのお願い!」




「うん!」

今回は、これで終了です。
次回:「熱血バトル! トロピカる部VS生徒会」
あおぞら中学校に来ていたテレビ番組の取材を邪魔してしまったトロピカる部。
部活動の停止処分をかけて、生徒会とクイズ番組で対決する事になりました。しかし、最終問題でまさかの展開が待ち受けていて・・・。
放送終了直前には、秋映画の告知がありました。なお、キャプチャー画像や感想は、記事の最後で後述します。
【まとめ】
まなつ達は、島の祭り「南乃祭り」で、願い事を書いた石を海に投げ込むと願いが叶うというイベントに参加し、ローラは自分の願い事を内緒にしたまま、すぐに石を投げ込んだものの、その石が素体となったゼッタイヤラネーダの背中を皆が見た事で、願い事を知られて恥ずかしがりましたが、その翌朝、まなつ達が海に連れ出してくれたおかげで「バタ足で泳げるようになる」という願いを叶える事ができました。
ローラの色んな表情が可愛過ぎて、生きるのが辛い・・・。
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(笑)。いつも表情豊かなローラですが、今話はそのインパクトが一際大きかったと感じています。
ツボにハマったのは、オープニング入る前のふんむくれたところ、願い事を書いた石がゼッタイヤラネーダになったと知って絶対に見られたくないと必死になっていたところ、まなつ達に知られて真っ赤になっていたところ、Bパートラストの笑顔ですね。スタッフ様達は、ローラの魅せ方をよく分かっています。今の仕事に嫌気を感じたら、ローラのしもべになる事を検討しようかな。(笑)
そんな今話のポイントは「願い事」。「願い事」と聞くと、今の自分にはないものが実現してほしいと望む事であり、他者にその実現を委ねるものだと考えるでしょう。多くの場合、その他者は、神や仏になるでしょうか。
しかし、願い事をすれば自分は何もしなくてもいいなんて事はありえません。そんな傲慢な態度では、他人にそっぽ向かれるもの。ある程度は自分が頑張る事も必要でしょう。
願いは叶えてもらうのではなく、自分で叶える。Bパートでまなつが言っていた事であり、過去にローラが言っていた事でもありますが、その姿勢が願い事の実現に必要なのでしょう。もちろん、自分1人だけの力では実現できず、他者の力が必要となる場合もありますが、まずは自分から、でしょうね。
また、一口に願い事と言っても、人によっては叶えたいものが沢山あり、その願い事の実現度も、簡単そうなものから不可能そうなものまで様々です。それゆえに、何を願うか迷ったり、これは願い事にしていいのだろうかと迷う事もあるでしょう。
ですが、願い事をする場面は、人生で一度きりなんて事はありません。幾度なくあるでしょう。ですので、深く考え過ぎず、「これだ!」と感じた簡単に実現できそうものを願い事にすれば良いのだと思いますね。
願い事1つ1つは小さくても、コツコツ叶えていけば、いつかは大きな願いが叶っているもの。すなわち、自分にとっての幸せへの道筋となるのでしょうね。
特に、メイン視聴層の女の子達には大事な事でしょうか。子供達の多くは、なりたい夢があったり、憧れの有名人がいたりしていますが、そういったものに捉われて背伸びし過ぎると、高望みな目標がなかなか達成できない事に不安を感じて、叶えられるものも叶えられなくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、まずは自分の足元を見て、できそうな事から1つずつ。それが、願い事の実現に大切なものだと思いますね。
今話のタイトルには「ローラの願いごと」とありましたが、それは、バタ足で泳げるようになる事。ローラの事だから「グランオーシャンの女王になりたい」とか「みんなと一緒に楽しく過ごしたい」だと思っていましたので、その願いは「え?」と感じましたが、でも、ローラとしては真剣だったのでしょう。
できない事をできないで終わらせたくない。そんな気持ちが強かったのでしょうね。人魚になればいくらでも泳げるものの、それで十分とはせず、まなつ達と同じ人間としての目線で色んな事ができるようになりたいと思って、ああいう願いにしたように感じ、ローラの魅力をまた一つ実感しました。
ローラは、自分の願い事が知られた事に恥ずかしがっていましたが、でも、知られなければ、誰からも泳げるようサポートされないまま夏が終わっていたかもしれないでしょう。そう思うと、まなつ達に知られたのは良かったと思いますし、18話の回収ができた事も秀逸だったと感じています。
さて、次回は、生徒会とクイズバトル。
クイズなると、頭の良いみのりが本領を発揮しそうな気がしますが、予告映像を見た感じでは、あすかと生徒会長・百合子との因縁も見逃せないところですね。序盤から気になっていた、あすかの苦い過去が明かされる可能性も?
次回も、楽しい話を展開してくれる事に期待したいですね。
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした秋映画の告知映像に語っていきます。

まず、映画のタイトルは「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」。
南国チックな本編とはうってかわって、秋映画では、「シャンティア」という雪の王国が舞台に。それでも、本編でのまなつ達らしさが秋映画でも展開される事には変わりはないでしょう、きっと。



既に知っている方は多いと思いますが、秋映画では「ハートキャッチ」の面々と共演。

ダブル主人公プリキュアによるおしりパンチが炸裂!
そういえば、前作最終回で出演した時に、おしりパンチ気味に攻撃が入ってましたね。はっ!? あのシーン、実は、「ハートキャッチ」と共演する伏線だった!? いや、まさかな・・・。(笑)


そして、このダブル変顔である。これにまなつも加わって、秋映画は、変顔祭り間違いなしですな! 腹筋が壊されないよう気を付けないと・・・。(笑)

こちらは、シャンティアの王女「シャロン」。秋映画のキーキャラであり、まなつ達は、彼女がシャンティアの新しい女王になる祝いの式に招待されます。
なお、上映開始日は10月23日(土)。まだ2か月半程度も先の事ですが、コロナ禍にある事には変わらないと思いますので、平日にゆっくり見に行こうと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。