今話の名セリフ:「困ってる子達を放っておけないし、それに、私、世界中の動物と友達になるのが目標だから!」
「わんだふるぷりきゅあ!」第29話「はじめましてニコ様!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日・・・、
「いろは! いろは! いろは! いろは! いろは! いろは!」
「うう・・・。何?」
「見て! 見て!」
「ニコ様の卵が割れたって、本当ですか!?」
「メエメエ!」
「ニコ様の卵が割れたって、本当ですか!?」
「ニコ様! ニコ様、よくぞご無事で・・・。」
「ニコ様!」
「ニコ様、会えて嬉しいです!」
「小っちゃいワン!」
「これがニコガーデンの主・・・。」
「可愛い・・・。」
「額に角がある・・・。もしかしてユニコーン!?」
「ごメェー答! ニコ様は唯一無二のダイヤモンドユニコーンでございます!」
「すごい・・・。架空の生き物じゃなくて、本当に存在してたんだ!」
「皆さん、お静かに! ニコ様からお言葉がありますよ!」
「はじめまして! ニッコでーす! ニコー!」
オープニング直後の提供映像が変わりました。
まだ出たばかりのニコを、もう投入しちゃうとか、仕事早いですね。それに、こむぎの人懐っこいノリが苦手なユキが、こむぎをメイクしているというのも、見応えあります。
その一方で、悟君と大福の居場所が・・・。超有能男子でも、中身イケメンの兎でも、女の子人気がめちゃくちゃありそうな外見には敵わないってか。ニコガーデンの主、恐るべし・・・。(笑)
~ Aパート ~
「はじめまして! ニッコでーす! ニコー! ニコー! ニコー!」
「こむぎでーす!」
「いろはでーす!」
「え、あ、えっと・・・。」
「普通に自己紹介すればいいんじゃない?」
「う、うん・・・。はじめまして、猫屋敷まゆです。この子はユキです。」
「うう・・・。」
「どうも。」
「兎山悟です! お会いできて光栄です!」
「みんな、ニコの事知ってるの?」
「よくメエメエから聞いてたからね! ニコガーデンを作った偉い人だよって!」
「メエメエは、いろはのお父さん、お母さんとも仲良しワン!」
「メエメエ。」
「はい? はっ!」
「ニコ言ったよね? 無暗にニコやニコガーデンの事をしゃべっちゃダメだよって?」
「メ、メェ・・・。」
「ちょっとしゃべり過ぎじゃないかな? 秘密を守れない子は、執事に向いてないかも?」
「もしかして、私、執事クビですか!?」
何を今更。無能が度を超えていて、執事どころか、このアニメをクビになってもおかしくないと思っています。(笑)
「メエメエは、ちゃんと秘密を守ろうとしていましたよ!」
「悟君・・・。」
「言っちゃダメェーって、よく言ってたワン!」
「うん、言ってないよ。バレちゃっただけですよ。」
「いろは様・・・。こむぎ様・・・。」
いや、だから、知られちゃうのがダメなんだって。物語は後半に入ったのに、プリキュアの秘密意識が、15話と変わらず薄過ぎて、なかなかヤバいですね。(笑)
「ニコ様、こちらの皆さんには、バレても大丈夫です! なぜなら、伝説のプリキュアですから!」
「ですから!」
「プリキュア? あなた達が?」
「楽しそうだなー! 僕も混ざっちゃおうかなー!」
「お邪魔よ!」
いや、別に混ざっても問題ないんじゃないかと。プリキュアの事はバレても言ってなければセーフだっていうんですからね。プリキュアの秘密意識が低過ぎるのは、ホント、ヤバいですね。(笑)
「プリキュアの皆さんが、ガルガルとなった私達を助けてくれたのです!」
「エヘヘ・・・。どういたしまして!」
「まして!」
「そうなんだ・・・。ニコガーデンの子達を助けてくれて、どうもありがとう!」
「でも、どうして、うちの子達を助けてくれたの?」
「困ってる子達を放っておけないし、それに、私、世界中の動物と友達になるのが目標だから!」
「友達?」
「はい。私、ニコ様とも友達になりたいです!」
「ダメェー! いろは様、なんと恐れ多い事を! ニコ様を友達などと軽々しく呼んではいけません!」
「どうして?」
「ニコ様は、ニコガーデンをお作りになった偉大なお方ですよ! とっても偉いんです!」
「ニコ様の角、綺麗!」
「こむぎ様! 勝手にニコ様に触っちゃダメェー! 無礼にも程がありますよ!」
「とりあえずニコガーデンに帰りたいな。」
「もちろんです!」
「じゃあ、みんなで行こ!」
「そのトランクは?」
「メエメエがくれたワン!」
「メエメエ? 緊急用のトランクをあげちゃったの?」
「き、緊急事態でしたから! 助けてもらったアニマル達を、ニコガーデンへ戻さないといけなかったので!」
「そっか! じゃあ、しょうがないね!」
あ、許されちゃったよ。チッ。(舌打ちすんな(笑))
まあ、でも、頻繁にキレるようじゃ、女の子達の心象を悪くしてしまうので、適度に許すのが大事なんでしょうね。ふむ、マスコット枠も大変ですな。(笑)
「じゃあ、ニコガーデンへレッツゴー!」
「また後でねー!」
「トランクを通らないんですか?」
「だってニコだし、自分で行ける、よ!」
その後、ニコガーデンに来たいろは達。そこでは、キラリンアニマル達と、多くのニコアニマル達が、ニコの帰りを待っていました。
そして、ニコがニコガーデンに帰ってきました。
「どうも、ニッコでーす! みんなー! ニコニコしてるー?」
「みんな、元気そう! ニコ、嬉しくって、ニコニコしちゃうぞー!」
ニコは、ニコアニマル達が無事だった事に安心しますが、まだ戻っていないニコアニマルがいる事に心配します。
そこで、いろはは、過去にニコガーデンに何があったのかを聞きました。
「こんな風に良いお天気の日、突然ニコガーデンは闇に覆われて、アニマル達は黒い獣に・・・。」
「ガルガルだよ!」
「みんなをガルガルへと変えたのは、ガオウ・・・。」
「光の力を感じる・・・。人間達の笑い声が聞こえる・・・。」
「なぜだ? 解き放った黒き獣達は、どうした!?」
「ガオウ?」
「かつて狼の群れを率いていたリーダーだよ。」
「狼?」
「ガオウは、暗く深い闇の力を持ってて・・・。」
「ニコガーデンの子達を次々とガルガルに・・・。」
「ニコは、ガルガルを卵に封じたんだけど、力が足りなくて、黒い卵になっちゃったの・・・。」
「幾星霜の時が過ぎようと、この怒りは消えぬ・・・。」
「目覚めよ、我が仲間達よ!」
「我の力が満ちるまで、まだ時間がかかる・・・。時が来るまで、お前達が手足となれ・・・。」
「ザクロ。」
「はい。」
「トラメ。」
「おう!」
「解き放った黒き獣達、そして、この世にのさばる人間達の動きを探れ!」
「合点だぜ! ガオウ様!」
「お任せ下さい、ガオウ様。」
「アンタ! ガオウ様はアタシに言ったんだからね!」
「何言ってんだ! オイラにだ!」
「お先!」
「ちょっと待ちなさいよ!」
~ Bパート ~
それから少しして・・・、
「ワフ!? ぞくぞくするワン!」
「なんだ、コイツら?」
「人になったワン!」
「ガオウ様から力をもらったんだよ。」
「ガオウ・・・。」
「あら? ニコちゃんじゃない。アンタ達、ニコちゃんの仲間って訳ね。」
「そんじゃ、手加減いらねーな!」
「ガルガルの卵!」
「闇をまといし黒き獣よ! 吠えろ!」
「え・・・。ガルガルとちょっと違う?」
「『ガオガオーン!』って言ってた!」
「ハハッ! ガオガオーンか! そりゃいい! な、ガオガオーン?」
ガルガルとは少し違っていても、ニコアニマルが怪物に変えられている事には変わりありません。ニコアニマルを助けるため、いろは達はプリキュアに変身します。
「プリキュア? 何、それ?」
「お前、犬なのに、何で人間なんかとつるんでんだ?」
「え? 一緒にって事?」
「それは、一緒にいると、わんだふるだからだよ!」
「わんだふる?」
「うん! みんな元気で! みんな仲良し! そういうの、わんだふるって言うんだよ!」
「そう。私達は、ニコガーデンの子達を助けたいだけ・・・。あなた達とも争う気はないの! 友達になろうよ!」
「はぁ? 何、バカな事言ってんの?」
「アンタ、知ってんの? 昔この辺りで暮らしてたアタシ達狼が、どうしていなくなったのか!」
「人間は、オイラ達狼を危険な獣だと決めつけて、攻撃してきた・・・。」
「アタシ達は、住みかを追われて、数を減らし、そして、絶滅した・・・。」
「絶滅したのは、アンタ達人間のせいなんだよ!」
「絶滅・・・。みんないなくなっちゃったって事?」
「そんな・・・。」
「そんな相手と仲良く友達になんかなれると思う?」
「なれる訳ねぇ! なりたくもねぇ!」
その後、ガオガオーンが襲ってきました。しかも、ガオガオーンは4体に分身しました。
ガオガオーンはサル型なだけに、身軽な動きでプリキュアを翻弄します。
少しして、ワンダフルとフレンディは、フレンドリベラーレを放ちましたが、通用しません。
「なめんなよ。そんなんでオイラ達を止められっかよ!」
「このー!」
「アンタ、顔色悪いね。怖いんだろ?」
「フフッ。怖いなら逃げればいいのに。」
直後、ニャミーとリリアンは、ガオガオーンにアミティールミエールを放ちましたが、こちらも通用せず。
その後、ガオガオーン達が総攻撃。大きなダメージを受けたプリキュア達は変身が解けてしまいます。
「お前達、よえーな。つまんね・・・。」
「バカね、アタシ達が強いのよ。」
「プリキュアだかなんだか知らないけど、ガオウ様から力をいただいたアタシ達に敵う訳ないじゃない。」
「この辺りは元々オイラ達の縄張りだ。返してもらうぜ!」
「みんな!」
「ガオウ様?」
「ガオウ様がアタシを呼んでるわ!」
「帰ってこいって言ってるだけだろ!」
「お前ら! 好きにしていいぞ! 思いっきり暴れてこい!」
「お先!」
「あ、待て!」
「いろは?」
「悪いのは・・・、私達なの?」
「狼を絶滅させたのは、昔の人間達でしょ?」
「うん。でも、狼達から見たら、ボク達は、同じ人間だ・・・。」
「狼達は・・・、すごく怒ってる・・・。」
「当然だよ・・・。仲良くしたいけど・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「わんだふるなキャッスル!」
メエメエに鏡石の秘密を明かすニコ。
一方、こむぎとユキは、狼達の怒りに触れたショックで落ち込んでしまったいろはとまゆを、それぞれの言葉で元気付けようとし・・・。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ストーリーが大きく動きました。
開始早々のニコの登場に伴うかのように、Aパートでは、ガルガルの裏の存在のビジュアルや名前が明らかに。さらに、その配下も登場したり、ガルガルもパワーアップしたりと、物語は新章へと突入し、かなり面白くなってきました。
まずは、オープニング前から、早くもニコが登場。マスコット枠でも十分通用する可愛い見た目に加え、自分の事を「ニコ」と呼んだり、アイドルっぽいあいさつをしたりと、女の子達へのつかみは結構良かったと思いますね。
ですが、可愛さ一辺倒という訳ではなく、ニコガーデンの主という事から、厳しい一面も。メエメエに対しては、ニコガーデンの秘密を漏らし過ぎたり、キラニコトランクを他人にあげていた事に、怒りの表情を見せていました。
そうか。ニコの怒り方って、ただ怒鳴り散らすんじゃなく、ニコニコしながら圧をかけてジワジワ迫っていくスタイルなのかあ。「ボーッと生きてんじゃねーよ!」って叱るかと思ってましたが、そんな事はなかったですね。(本当にそうだったらパクリになっちゃうからな?(笑))
Aパートでは、ガルガルの裏の存在のビジュアルが明らかに。名前も初めて出てきました。
ヤツの名前は「ガオウ」。動物の鳴き声「ガオー」からとった名前だと思うと、単純で憶えやすい名前のように感じ、「牙王」で「ガオウ」と読めると思うと、ラスボスの風格もあるように感じますね。
ヤツは、かつてアニマルタウンに住んでいた狼達のリーダー。その狼達は、人間達によって大量に狩られ、住む場所の減少などによって絶滅しました。これは、過去に悟が話していた事でもありますね。
それだけに、ヤツが人間に対して強い憎しみを抱いているのは当然でしょう。
と言っても、狼を絶滅に追いやったのは過去の人間達であり、いろは達には関係のない話。ですが、一緒にいる仲間が一匹残らずいなくなったとなれば、絶滅に追いやった者達への怒りは生半可なものではないでしょうし、そんな者達の悪しき心は何年経とうが絶対に変わらないと思ってるでしょう。だから、狼の絶滅は過去の人間がやった事であって今の人間には関係ないという言い分は通用しないでしょうね。
そして、この事実は、いろはに大きなショックを与えました。ウソをつくのが苦手なほど純粋ないろはにとっては、あまりにもきつい事実だったでしょう。
人間というものは、自分の利益や欲望のために、誰かを騙したり傷付けたり、度を超えれば、平気で殺人に手を染めたりもします。それは、過去や今だけでなく、この先何年経とうと変わらないでしょう。いつの時代も、人間は醜い生き物のように感じます。
それは、アニマルタウンも例外ではないでしょう。アニマルタウンの住人は、動物好きの優しい人ばかりという印象が強いですが、この街も人間社会。人間は動物より優位に立っているのをいい事に、動物を虐待する者もいるかもしれないでしょう。
もしかしたら、この先の話で、いろは達は、そういう者達を目にするかもしれません。と言っても、このアニメは女の子向けですので、マイルドに描かれると思いますが、それでも、いろはにはショックが大きく、世界中の動物と友達になるという目標に大きな壁を感じたりもするでしょう。
だけど、本当に世界中の動物と友達になりたいというのなら、人間や動物の暗部を目にしても、そこから目を背けず、互いが歩み寄れる何かを見つける必要があるのだと思いますね。今後は、人間や動物の暗部を目にした後の行動が、いろはの大きな見所になるのかもしれません。そして、少しずつガオウと分かり合える何かを見つけて、そして、最後は仲良くなってほしいと思いますね。
また、「トラメ」「ザクロ」という、ガオウの配下も登場しました。
2人とも本来の姿は狼という事から、素早い動きと鋭い牙でプリキュアを苦しめそうなところがある上、人間態でも身軽な動きをしてきます。怪物を呼ばずとも、プリキュアより優位に立てるほどの力があり、コイツらとの戦いは最終決戦までもつれるでしょう。敵側の不気味さが一層増したと思います。
と同時に、個性が強くて面白いな、とも思いました。前話までは、しゃべる敵がガオウしかおらず、そのガオウは出番が少なく、面白みに欠けていたと感じていましたので、よくしゃべる敵が本格的に出てきて、すごく嬉しく感じています。
トラメは、活発な少年という事で、「ドキドキ」のイーラに近い感じでしょうか。公式ホームページによれば、面白い事が大好きとの事で、もしかしたら、人間達の動きを探っていくうちに、人間達のやっている事に面白さを感じて、人間達に対する憎しみが薄れていったりするのかも?
ザクロは、公式ホームページには、恋する乙女でガオウの事が大好きとあり、「ヒーリングっど」のシンドイーネにかなり近いキャラですね。今後ツッコミが多くなりそうで楽しみです。(笑)
さらに、コイツら、「本当に人間の事が嫌いなのか?」と思うくらい、馴れ馴れしかったのが印象に残りました。
まず、トラメは・・・、
フレンディに対して、背後から肩組み。悟君からすればハードルが高過ぎる事を、あっさりとまあ。(笑)
そして、ザクロは・・・、
キャー! 顎クイ、キマシタワー! いやー、これはインパクト強過ぎますわ。
それも、今作随一の食べがいのあるおもしれー女に対してとか、なかなかやるな・・・。なるほど、食べがいのあるおもしれー女を落とすには、このようにクイって攻めるのが効果抜群って事か。メモしておこう。(笑)
という事で、トラメもザクロも、初登場回にていきなりプリキュアに対して大胆なボディタッチをやってのけましたが、そんな事をやれるあたり、本当に人間の事が嫌いなのか疑問に感じちゃいますね。人間が嫌いで、仲良くなりたくないっていうのなら、触る事すら嫌だと思うのですが。
もしかしたら、2人とも、人間と共存していた頃は、人間の事が大好きで、仲良く触れ合ったり、楽しく話し合ったりしていたのでしょう。それだけに、狼狩りに遭った時は、落胆が大きく、人間を酷く憎むのも当然なのかな、と思いますね。
トラメもザクロも、人間に対する見方が変わってほしいものですが、一体どうなるのか? いろは達の行動が、大きく変わる一手になると思いますが、人間達の行動を探っていく中で変わっていく可能性もあるでしょう。トラメとザクロの心情変化も、今後の注目ポイントですね。
さて、次回のタイトルは「わんだふるなキャッスル!」。
何か新しいアイテムが出そうな感じで、プリキュアのパワーアップイベントがあるのかも? 次回も、シリアス度が強い話になりそうで、目が離せないですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第29話「はじめましてニコ様!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日・・・、
「いろは! いろは! いろは! いろは! いろは! いろは!」
「うう・・・。何?」
「見て! 見て!」
「ニコ様の卵が割れたって、本当ですか!?」
「メエメエ!」
「ニコ様の卵が割れたって、本当ですか!?」
「ニコ様! ニコ様、よくぞご無事で・・・。」
「ニコ様!」
「ニコ様、会えて嬉しいです!」
「小っちゃいワン!」
「これがニコガーデンの主・・・。」
「可愛い・・・。」
「額に角がある・・・。もしかしてユニコーン!?」
「ごメェー答! ニコ様は唯一無二のダイヤモンドユニコーンでございます!」
「すごい・・・。架空の生き物じゃなくて、本当に存在してたんだ!」
「皆さん、お静かに! ニコ様からお言葉がありますよ!」
「はじめまして! ニッコでーす! ニコー!」
オープニング直後の提供映像が変わりました。
まだ出たばかりのニコを、もう投入しちゃうとか、仕事早いですね。それに、こむぎの人懐っこいノリが苦手なユキが、こむぎをメイクしているというのも、見応えあります。
その一方で、悟君と大福の居場所が・・・。超有能男子でも、中身イケメンの兎でも、女の子人気がめちゃくちゃありそうな外見には敵わないってか。ニコガーデンの主、恐るべし・・・。(笑)
~ Aパート ~
「はじめまして! ニッコでーす! ニコー! ニコー! ニコー!」
「こむぎでーす!」
「いろはでーす!」
「え、あ、えっと・・・。」
「普通に自己紹介すればいいんじゃない?」
「う、うん・・・。はじめまして、猫屋敷まゆです。この子はユキです。」
「うう・・・。」
「どうも。」
「兎山悟です! お会いできて光栄です!」
「みんな、ニコの事知ってるの?」
「よくメエメエから聞いてたからね! ニコガーデンを作った偉い人だよって!」
「メエメエは、いろはのお父さん、お母さんとも仲良しワン!」
「メエメエ。」
「はい? はっ!」
「ニコ言ったよね? 無暗にニコやニコガーデンの事をしゃべっちゃダメだよって?」
「メ、メェ・・・。」
「ちょっとしゃべり過ぎじゃないかな? 秘密を守れない子は、執事に向いてないかも?」
「もしかして、私、執事クビですか!?」
何を今更。無能が度を超えていて、執事どころか、このアニメをクビになってもおかしくないと思っています。(笑)
「メエメエは、ちゃんと秘密を守ろうとしていましたよ!」
「悟君・・・。」
「言っちゃダメェーって、よく言ってたワン!」
「うん、言ってないよ。バレちゃっただけですよ。」
「いろは様・・・。こむぎ様・・・。」
いや、だから、知られちゃうのがダメなんだって。物語は後半に入ったのに、プリキュアの秘密意識が、15話と変わらず薄過ぎて、なかなかヤバいですね。(笑)
「ニコ様、こちらの皆さんには、バレても大丈夫です! なぜなら、伝説のプリキュアですから!」
「ですから!」
「プリキュア? あなた達が?」
「楽しそうだなー! 僕も混ざっちゃおうかなー!」
「お邪魔よ!」
いや、別に混ざっても問題ないんじゃないかと。プリキュアの事はバレても言ってなければセーフだっていうんですからね。プリキュアの秘密意識が低過ぎるのは、ホント、ヤバいですね。(笑)
「プリキュアの皆さんが、ガルガルとなった私達を助けてくれたのです!」
「エヘヘ・・・。どういたしまして!」
「まして!」
「そうなんだ・・・。ニコガーデンの子達を助けてくれて、どうもありがとう!」
「でも、どうして、うちの子達を助けてくれたの?」
「困ってる子達を放っておけないし、それに、私、世界中の動物と友達になるのが目標だから!」
「友達?」
「はい。私、ニコ様とも友達になりたいです!」
「ダメェー! いろは様、なんと恐れ多い事を! ニコ様を友達などと軽々しく呼んではいけません!」
「どうして?」
「ニコ様は、ニコガーデンをお作りになった偉大なお方ですよ! とっても偉いんです!」
「ニコ様の角、綺麗!」
「こむぎ様! 勝手にニコ様に触っちゃダメェー! 無礼にも程がありますよ!」
「とりあえずニコガーデンに帰りたいな。」
「もちろんです!」
「じゃあ、みんなで行こ!」
「そのトランクは?」
「メエメエがくれたワン!」
「メエメエ? 緊急用のトランクをあげちゃったの?」
「き、緊急事態でしたから! 助けてもらったアニマル達を、ニコガーデンへ戻さないといけなかったので!」
「そっか! じゃあ、しょうがないね!」
あ、許されちゃったよ。チッ。(舌打ちすんな(笑))
まあ、でも、頻繁にキレるようじゃ、女の子達の心象を悪くしてしまうので、適度に許すのが大事なんでしょうね。ふむ、マスコット枠も大変ですな。(笑)
「じゃあ、ニコガーデンへレッツゴー!」
「また後でねー!」
「トランクを通らないんですか?」
「だってニコだし、自分で行ける、よ!」
その後、ニコガーデンに来たいろは達。そこでは、キラリンアニマル達と、多くのニコアニマル達が、ニコの帰りを待っていました。
そして、ニコがニコガーデンに帰ってきました。
「どうも、ニッコでーす! みんなー! ニコニコしてるー?」
「みんな、元気そう! ニコ、嬉しくって、ニコニコしちゃうぞー!」
ニコは、ニコアニマル達が無事だった事に安心しますが、まだ戻っていないニコアニマルがいる事に心配します。
そこで、いろはは、過去にニコガーデンに何があったのかを聞きました。
「こんな風に良いお天気の日、突然ニコガーデンは闇に覆われて、アニマル達は黒い獣に・・・。」
「ガルガルだよ!」
「みんなをガルガルへと変えたのは、ガオウ・・・。」
「光の力を感じる・・・。人間達の笑い声が聞こえる・・・。」
「なぜだ? 解き放った黒き獣達は、どうした!?」
「ガオウ?」
「かつて狼の群れを率いていたリーダーだよ。」
「狼?」
「ガオウは、暗く深い闇の力を持ってて・・・。」
「ニコガーデンの子達を次々とガルガルに・・・。」
「ニコは、ガルガルを卵に封じたんだけど、力が足りなくて、黒い卵になっちゃったの・・・。」
「幾星霜の時が過ぎようと、この怒りは消えぬ・・・。」
「目覚めよ、我が仲間達よ!」
「我の力が満ちるまで、まだ時間がかかる・・・。時が来るまで、お前達が手足となれ・・・。」
「ザクロ。」
「はい。」
「トラメ。」
「おう!」
「解き放った黒き獣達、そして、この世にのさばる人間達の動きを探れ!」
「合点だぜ! ガオウ様!」
「お任せ下さい、ガオウ様。」
「アンタ! ガオウ様はアタシに言ったんだからね!」
「何言ってんだ! オイラにだ!」
「お先!」
「ちょっと待ちなさいよ!」
~ Bパート ~
それから少しして・・・、
「ワフ!? ぞくぞくするワン!」
「なんだ、コイツら?」
「人になったワン!」
「ガオウ様から力をもらったんだよ。」
「ガオウ・・・。」
「あら? ニコちゃんじゃない。アンタ達、ニコちゃんの仲間って訳ね。」
「そんじゃ、手加減いらねーな!」
「ガルガルの卵!」
「闇をまといし黒き獣よ! 吠えろ!」
「え・・・。ガルガルとちょっと違う?」
「『ガオガオーン!』って言ってた!」
「ハハッ! ガオガオーンか! そりゃいい! な、ガオガオーン?」
ガルガルとは少し違っていても、ニコアニマルが怪物に変えられている事には変わりありません。ニコアニマルを助けるため、いろは達はプリキュアに変身します。
「プリキュア? 何、それ?」
「お前、犬なのに、何で人間なんかとつるんでんだ?」
「え? 一緒にって事?」
「それは、一緒にいると、わんだふるだからだよ!」
「わんだふる?」
「うん! みんな元気で! みんな仲良し! そういうの、わんだふるって言うんだよ!」
「そう。私達は、ニコガーデンの子達を助けたいだけ・・・。あなた達とも争う気はないの! 友達になろうよ!」
「はぁ? 何、バカな事言ってんの?」
「アンタ、知ってんの? 昔この辺りで暮らしてたアタシ達狼が、どうしていなくなったのか!」
「人間は、オイラ達狼を危険な獣だと決めつけて、攻撃してきた・・・。」
「アタシ達は、住みかを追われて、数を減らし、そして、絶滅した・・・。」
「絶滅したのは、アンタ達人間のせいなんだよ!」
「絶滅・・・。みんないなくなっちゃったって事?」
「そんな・・・。」
「そんな相手と仲良く友達になんかなれると思う?」
「なれる訳ねぇ! なりたくもねぇ!」
その後、ガオガオーンが襲ってきました。しかも、ガオガオーンは4体に分身しました。
ガオガオーンはサル型なだけに、身軽な動きでプリキュアを翻弄します。
少しして、ワンダフルとフレンディは、フレンドリベラーレを放ちましたが、通用しません。
「なめんなよ。そんなんでオイラ達を止められっかよ!」
「このー!」
「アンタ、顔色悪いね。怖いんだろ?」
「フフッ。怖いなら逃げればいいのに。」
直後、ニャミーとリリアンは、ガオガオーンにアミティールミエールを放ちましたが、こちらも通用せず。
その後、ガオガオーン達が総攻撃。大きなダメージを受けたプリキュア達は変身が解けてしまいます。
「お前達、よえーな。つまんね・・・。」
「バカね、アタシ達が強いのよ。」
「プリキュアだかなんだか知らないけど、ガオウ様から力をいただいたアタシ達に敵う訳ないじゃない。」
「この辺りは元々オイラ達の縄張りだ。返してもらうぜ!」
「みんな!」
「ガオウ様?」
「ガオウ様がアタシを呼んでるわ!」
「帰ってこいって言ってるだけだろ!」
「お前ら! 好きにしていいぞ! 思いっきり暴れてこい!」
「お先!」
「あ、待て!」
「いろは?」
「悪いのは・・・、私達なの?」
「狼を絶滅させたのは、昔の人間達でしょ?」
「うん。でも、狼達から見たら、ボク達は、同じ人間だ・・・。」
「狼達は・・・、すごく怒ってる・・・。」
「当然だよ・・・。仲良くしたいけど・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「わんだふるなキャッスル!」
メエメエに鏡石の秘密を明かすニコ。
一方、こむぎとユキは、狼達の怒りに触れたショックで落ち込んでしまったいろはとまゆを、それぞれの言葉で元気付けようとし・・・。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ストーリーが大きく動きました。
開始早々のニコの登場に伴うかのように、Aパートでは、ガルガルの裏の存在のビジュアルや名前が明らかに。さらに、その配下も登場したり、ガルガルもパワーアップしたりと、物語は新章へと突入し、かなり面白くなってきました。
まずは、オープニング前から、早くもニコが登場。マスコット枠でも十分通用する可愛い見た目に加え、自分の事を「ニコ」と呼んだり、アイドルっぽいあいさつをしたりと、女の子達へのつかみは結構良かったと思いますね。
ですが、可愛さ一辺倒という訳ではなく、ニコガーデンの主という事から、厳しい一面も。メエメエに対しては、ニコガーデンの秘密を漏らし過ぎたり、キラニコトランクを他人にあげていた事に、怒りの表情を見せていました。
そうか。ニコの怒り方って、ただ怒鳴り散らすんじゃなく、ニコニコしながら圧をかけてジワジワ迫っていくスタイルなのかあ。「ボーッと生きてんじゃねーよ!」って叱るかと思ってましたが、そんな事はなかったですね。(本当にそうだったらパクリになっちゃうからな?(笑))
Aパートでは、ガルガルの裏の存在のビジュアルが明らかに。名前も初めて出てきました。
ヤツの名前は「ガオウ」。動物の鳴き声「ガオー」からとった名前だと思うと、単純で憶えやすい名前のように感じ、「牙王」で「ガオウ」と読めると思うと、ラスボスの風格もあるように感じますね。
ヤツは、かつてアニマルタウンに住んでいた狼達のリーダー。その狼達は、人間達によって大量に狩られ、住む場所の減少などによって絶滅しました。これは、過去に悟が話していた事でもありますね。
それだけに、ヤツが人間に対して強い憎しみを抱いているのは当然でしょう。
と言っても、狼を絶滅に追いやったのは過去の人間達であり、いろは達には関係のない話。ですが、一緒にいる仲間が一匹残らずいなくなったとなれば、絶滅に追いやった者達への怒りは生半可なものではないでしょうし、そんな者達の悪しき心は何年経とうが絶対に変わらないと思ってるでしょう。だから、狼の絶滅は過去の人間がやった事であって今の人間には関係ないという言い分は通用しないでしょうね。
そして、この事実は、いろはに大きなショックを与えました。ウソをつくのが苦手なほど純粋ないろはにとっては、あまりにもきつい事実だったでしょう。
人間というものは、自分の利益や欲望のために、誰かを騙したり傷付けたり、度を超えれば、平気で殺人に手を染めたりもします。それは、過去や今だけでなく、この先何年経とうと変わらないでしょう。いつの時代も、人間は醜い生き物のように感じます。
それは、アニマルタウンも例外ではないでしょう。アニマルタウンの住人は、動物好きの優しい人ばかりという印象が強いですが、この街も人間社会。人間は動物より優位に立っているのをいい事に、動物を虐待する者もいるかもしれないでしょう。
もしかしたら、この先の話で、いろは達は、そういう者達を目にするかもしれません。と言っても、このアニメは女の子向けですので、マイルドに描かれると思いますが、それでも、いろはにはショックが大きく、世界中の動物と友達になるという目標に大きな壁を感じたりもするでしょう。
だけど、本当に世界中の動物と友達になりたいというのなら、人間や動物の暗部を目にしても、そこから目を背けず、互いが歩み寄れる何かを見つける必要があるのだと思いますね。今後は、人間や動物の暗部を目にした後の行動が、いろはの大きな見所になるのかもしれません。そして、少しずつガオウと分かり合える何かを見つけて、そして、最後は仲良くなってほしいと思いますね。
また、「トラメ」「ザクロ」という、ガオウの配下も登場しました。
2人とも本来の姿は狼という事から、素早い動きと鋭い牙でプリキュアを苦しめそうなところがある上、人間態でも身軽な動きをしてきます。怪物を呼ばずとも、プリキュアより優位に立てるほどの力があり、コイツらとの戦いは最終決戦までもつれるでしょう。敵側の不気味さが一層増したと思います。
と同時に、個性が強くて面白いな、とも思いました。前話までは、しゃべる敵がガオウしかおらず、そのガオウは出番が少なく、面白みに欠けていたと感じていましたので、よくしゃべる敵が本格的に出てきて、すごく嬉しく感じています。
トラメは、活発な少年という事で、「ドキドキ」のイーラに近い感じでしょうか。公式ホームページによれば、面白い事が大好きとの事で、もしかしたら、人間達の動きを探っていくうちに、人間達のやっている事に面白さを感じて、人間達に対する憎しみが薄れていったりするのかも?
ザクロは、公式ホームページには、恋する乙女でガオウの事が大好きとあり、「ヒーリングっど」のシンドイーネにかなり近いキャラですね。今後ツッコミが多くなりそうで楽しみです。(笑)
さらに、コイツら、「本当に人間の事が嫌いなのか?」と思うくらい、馴れ馴れしかったのが印象に残りました。
まず、トラメは・・・、
フレンディに対して、背後から肩組み。悟君からすればハードルが高過ぎる事を、あっさりとまあ。(笑)
そして、ザクロは・・・、
キャー! 顎クイ、キマシタワー! いやー、これはインパクト強過ぎますわ。
それも、今作随一の食べがいのあるおもしれー女に対してとか、なかなかやるな・・・。なるほど、食べがいのあるおもしれー女を落とすには、このようにクイって攻めるのが効果抜群って事か。メモしておこう。(笑)
という事で、トラメもザクロも、初登場回にていきなりプリキュアに対して大胆なボディタッチをやってのけましたが、そんな事をやれるあたり、本当に人間の事が嫌いなのか疑問に感じちゃいますね。人間が嫌いで、仲良くなりたくないっていうのなら、触る事すら嫌だと思うのですが。
もしかしたら、2人とも、人間と共存していた頃は、人間の事が大好きで、仲良く触れ合ったり、楽しく話し合ったりしていたのでしょう。それだけに、狼狩りに遭った時は、落胆が大きく、人間を酷く憎むのも当然なのかな、と思いますね。
トラメもザクロも、人間に対する見方が変わってほしいものですが、一体どうなるのか? いろは達の行動が、大きく変わる一手になると思いますが、人間達の行動を探っていく中で変わっていく可能性もあるでしょう。トラメとザクロの心情変化も、今後の注目ポイントですね。
さて、次回のタイトルは「わんだふるなキャッスル!」。
何か新しいアイテムが出そうな感じで、プリキュアのパワーアップイベントがあるのかも? 次回も、シリアス度が強い話になりそうで、目が離せないですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。