今話の名セリフ:「大切なのは、自分自身が食べる事を楽しめているかどうかです。もし、楽しみ方が分からなくなった時は、じっくり1人で食べると、きっとお料理が教えてくれますよ。」
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第15話「ドキドキ! ここね、初めてのピクニック!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、翌日に学校の食堂の点検が入り、使えなくなる事が告げられました。そこで、明日の昼食はランチを持ち寄って、皆でピクニックをする事に。
それから少しして、多くのクラスメイトが、明日は一緒に昼食を食べようと、ここねの元にやって来ました。ここねは多くのクラスメイトから声をかけられた事に喜び、賛成します。
「ここねちゃん、大人気だね!」
「うんうん!」
「私、明日は絶対楽しいランチにしたい!」
[あらあら、ここねちゃん。お友達に誘われたのが、よっぽど嬉しかったのね!]
「だったら一緒に、美味しいお弁当のレシピ、考えよう!」
「いいねー!」
「うん!」
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、
「ホント、カッコ良いよね! 突然あたし達の目の前に現れて!」
「もしかして、オレの事!?」
「買い出しした荷物を全部乗せて、家まで送ってくれるなんて、ここねちゃんの運転手さん、良い人!」
「いって!」
「ん?」
「あれ? 拓海、何してるの?」
「何って、回覧板だ!」
ついでに、自分の事を噂していると期待していたのが、違っていると知って、ずっこけてました。こういうのも思春期「あるある」ですね。やっぱり、拓海は、「カッコ良い」より「可愛い」が適しているように感じてきました。(笑)
その後、拓海は家を出て、ゆい達はポテトサラダを作りました。
そんな中、キュアスタに、「ソロもぐちゃん」というアカウントの投稿が。色んな所を1人で食べ歩きしては、その画像を投稿し続けているそうです。
「これ、どんな素敵な子が書いてるんだろう?」
「1人で食べ歩き? それより、みんなで食べるお弁当の方が大事! 今は、ポテトサラダに集中して!」
『はい!』
そして、みんなで食事。
「お弁当か・・・。私も昔、クッキングダムで、よくピクニックしたっけ・・・。お花が咲く岡でお弁当を食べたり、他愛もないおしゃべりしたり、夢のような時間だったわ!」
「それにしても、この間のブラックペッパーって、何者なのかしらね・・・。」
「ああ、ブラペね!」
「ブラペ!?」
「また会えるといいね!」
「ブラペ」呼びはアリなんじゃないかと。3文字で短縮呼びできるのは便利ですしね。(笑)
その翌朝・・・、
「お父様とお母様は、今朝もお早いお出かけだったのですが、お弁当作りの事、とても感心されてましたよ。」
「え・・・。そう・・・。」
その頃、ブンドル団では・・・、
「せーの・・・。」
『ブンドル!』
「ブンドルー!」
「ちょっと待った!」
「え・・・。」
「前々から思ってたんだけど、このポーズ、ちょっとダサくないか?」
「ダサい!?」
「もっと耽美なポーズじゃないと、このオレ様には似合わないよ・・・。」
「ブンドル! ブンドルー!」がダサいとか、私と同じ感想を抱いてたなんて、なかなか見る目あるぞ、コイツ。まあ、いくらお前がカッコ良いポーズで「ブンドル! ブンドルー!」しようが、残念なイケメンという評価は変わんないだろうけどな。性格直してこい。(笑)
「このポーズは、今更変えられません!」
「っていうか、これって、やっぱダサいのか?」
「やっぱ」って事は、アンタもダサいと薄々感じてたって事か。どうやら、「ブンドル! ブンドルー!」をするたびにストレスが溜まって、やがて小言を言うようになったという妄想は、間違っていないのかもしれませんね。(笑)
「ブンドル。ブンドル。」
なんか可愛いところ見せてるけど、「私がキュアフィナーレよ!」という必死のアピールでしょうか。正直手遅れな感はしますが、まあ、頑張ってくれたまえ。(笑)
しばらくして、ここねの後をつけていたパムパムは、自家用車の中で居眠りをしてしまい、起きた頃には閉じ込められていましたが、点検業者が鍵を開けた事で、何とか脱出。その後は、轟の後を追っていきました。
その頃、ゆい達はピクニック。
「あ! そのチャーハン、美味しそう!」
「華満家秘伝のチャーハンは、お米に卵をまとわせ、パラッパラに仕上げてるから、お口の中でご飯と卵が永遠に、ホップ、ステップ、ジャンピング!」
「ここ、いい?」
「うん。もちろん・・・。」
「ん? チャーハンの続き、話さないの?」
「い、いいのいいの! エヘヘ・・・。」
「ゆいのおむすび、可愛い!」
「良いでしょ?」
ここねは、多くのクラスメイトと一緒に昼食。順番待ちの列ができるほどです。
「そ、それで、ポテトサラダの作り方は、ゆでたジャガイモを熱いうちに潰すのがポイントで・・・。」
『うんうん!』
「えっと・・・、後は、他の野菜をスライスして・・・。」
『うんうん!』
「それで、干し芋をまぶして、それで・・・。」
「ここねちゃん、なんか緊張してる?」
「好きなテレビ? テレビは、えっと・・・。」
「変な質問しちゃって、ごめんなさい!」
「ここぴー、なんか怖いよ・・・。」
轟も昼食中。
「いただきます!」
「ええ・・・。すごいパム!」
ここねは、その後も緊張が続き、楽しい食事になりませんでした。
「せっかくみんなと食べてるのに、どうして楽しくできないの・・・。」
「そうだ!」
「あの! そろそろみんなで踊りませんか?」
『え?』
「踊るって、えっと・・・。」
〈あれ・・・? やっちゃった・・・?〉
「いえ・・・。その・・・。何でもない・・・。」
「はあ・・・。」
「ねえ、お弁当美味しかった?」
「楽しもうとばかり考えていたら、あんまり食べた気がしなくて・・・。」
「ひょへー・・・。それは、しょんぼり・・・。」
「あ! 食べる門には福来たるって言うし、まずは美味しく食べないと!」
「それを言うなら、食べる門じゃなくて、笑う門・・・。」
「そうなの? でも、同じだよ! ご飯は笑顔だもん!」
~ Bパート ~
それからしばらくして・・・、
「いかがでしたか? 皆様とのランチ。」
「なんだかすごく疲れてしまって・・・。お腹空いた・・・。」
「少々寄り道してもよろしいですか?」
「どうそ、お嬢様。」
「わあ・・・。可愛い・・・。」
「あちらのお店は、見た目にもこだわりがあるんですよ。」
「確か、こういうの見た事ある・・・。」
「そうだ! これとか。」
「おお! それ書いてるの私です。」
「え・・・。ええーっ!? そうなの!?」
「このホットドッグを食べて以来、食事を彩る事に、私も魅せられてしまいました。」
「もう何年も前ですが、忙しくて食べる事を疎かにしていた頃がありまして。」
「その時1人で食べたホットドッグの美味しい事といったら! おかげで、私は、食べる事の楽しさに気付いたんです。」
「私はランチを楽しむ事ができなかった・・・。せっかくみんなで食べたのに・・・。」
「大切なのは、自分自身が食べる事を楽しめているかどうかです。もし、楽しみ方が分からなくなった時は、じっくり1人で食べると、きっとお料理が教えてくれますよ。」
「お料理が?」
「はい。私は散歩してまいりますので、どうぞごゆっくり。」
〈ケチャップが甘酸っぱくて、ソーセージがパリッ・・・。〉
〈シャキシャキレタスにフワフワなパン・・・。〉
「うん! 美味しい!」
「みんな、楽しそう・・・。」
その直後、パムパムが、ここねと合流。
同じ頃、ナルシストルーはレシピッピを発見し、捕獲。すぐに、ここねはナルシトルーを見つけ、レシピッピを返すよう言いますが、ナルシトルーは応える事なく、モットウバウゾーを生み出します。
その後、ゆい達も合流。ローズマリーはデリシャスフィールドを展開し、ゆい達3人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。モットウバウゾーは巨体で、その体格から繰り出される攻撃は、かなり強力です。
しかも、強風を起こしてきて、まともに立つ事ができません。
「もう終わりかい? プリキュア。」
「終わりになんてしない・・・。」
「轟さんの思い出を、必ず取り戻す!」
「食事を楽しむ気持ちは、いつだって大切なもの・・・。その思い出を、消させたりしない!」
その直後、ブラックペッパーが現れ、プリキュアの手助けをしようとしますが、スパイシーが相手の強風に勢いに乗って攻撃。モットウバウゾーにダメージを与え、強風もやみました。
その後は、1000キロカロリーパンチとバリバリカッターブレイズで追撃。モットウバウゾーを更に追い詰めたところで、デリシャススパイシー・ベイキン。モットウバウゾーをやっつけ、レシピッピを救出しました。
「やるじゃん。スパイシー。」
「みんな、今回もよく頑張ったわね!」
「そういえば、今日はブラペ来なかったね。」
「ホントね。・・・って、プラペで決まりなの!?」
別にプラペでいいんじゃね? 略語の方が断然呼びやすいし。なんなら、「ブ」とか「ペ」でもいいんだぜ?(笑)
それから少しして・・・、
『いただきまーす!』
「大好きなサンドイッチを楽しめないなんて、私、みんなとのランチにちょっと張り切り過ぎてたかも・・・。」
「1人でも、みんなとでも、まずは自分が楽しまないとね!」
「うんうん!」
「見て、これ! ソロもぐちゃんからの投稿!」
「あ! パムパムだ!」
「あら、ホントだわ!」
「ねえ、パムパム? ソロもぐちゃんに会ったの? 一体どんな・・・。」
「お嬢様!」
「轟さんパム!」
「そうじゃなくて、これ書いてる子は?」
「轟さんパム!」
「もー! だから、そうじゃなくて!」
今回は、これで終了です。
次回:「らんらんって変・・・!? 肉じゃがとウソ」
クラスメイトの高木に「変なやつ」と言われ、落ち込むらん。一体何が理由で、変だと言われてしまったのか?
【まとめ】
今話は、タイトルに「ここね、初めてのピクニック」とあり、ここねには楽しい思い出を作ってほしいと期待していたのですが、残念ながら、そうはならず。
ですが、話は結構面白かったと思います。ギャグが少し多めだったり、ここねのテンパってる表情にウケたり、ここねの笑顔で癒されたり、ためになる言葉も出たりと、見所満載の回だったと感じています。
特に、芙羽家の執事・轟が、意外と愉快で面白いキャラだったのが、印象に残りました。
これから昼食という時の軽やかな足取りだったり、可愛い人形をテーブルに添えたり、キュアスタに「ソロもぐちゃん」というアカウントで投稿していたりと、執事とは思えない一面が結構ありました。人は見かけによらないものですね。
そして、食べる事の楽しみ方が分からなくなった時は、じっくり1人で食べると料理が教えてくれるというのは、なかなか良い言葉だと感じました。
今作のタイトルには「パーティ」とあり、パーティは多人数で楽しむもの。また、これまでの食事のシーンは複数人数である事が大半です。
それだけに、1人で食べると良いみたいな言い方は、今作の趣旨と異なるように感じますが、結局、食事は、楽しんだ者勝ちという事なんでしょうね。1人での食事でも、楽しめていれば、その後の活動にも気分良く臨めて、逆に、複数人数の食事で誰か1人でも浮かない表情をしていれば、その気分は周りにも伝わり、楽しめなくなってしまうのでしょう。
1人での食事は、周りから見れば寂しいように見えるが、自分が楽しめていれば、すべて良し。人生における大切なポイントだと感じました。
今話のメインを飾ったここねは、ちょっと力が入り過ぎちゃいましたかね。まあ確かに、プリキュアになるまでは友達付き合いがほとんどなかったとなると、多くのクラスメイトと友達になれる機会に力が入っちゃうのは、仕方のない事でしょう。
見た感じでは、相手に話を合わせようと思ったものの、話について行けず、テンパってしまったように思いますので、自分主導で話を進めても良かったかも。ゆいやらんも適度にフォローしてあげてほしかったと思いますね。
ここねの初めてのピクニックは、楽しいものにはなりませんでしたが、失敗はスイトンの元。今回の出来事を後に活かせればいいでしょう。(わざと間違えるの、やめろ(笑))
他人と上手く会話できるようになるには、本を読んで学ぶよりも、数をこなした方が良いんじゃないかと思いますね。今はクラスメイトとのコミュニケーションが上手くいかなくても、経験を積んで、ストーリー後半では話し上手になってたらいいな、と後の楽しみにしたいと思います。
さて、次回は、らんメイン回。タイトルには「らんらんって変」ってありますが、十分変じゃないかな。
だって、「はにゃー」とか「はわわー」とか結構言ってますからね。それに、スープの海に素潜りしたいとか、ポテトサラダのプールで泳いでたとか、トンチンカンな事を言う事も多いし、これを変と言わず、何と言う!
あ。変と言っても、もちろん、良い意味でですよ。らんのこういうところ、結構好きです。
ただ、次回は、悪い意味で変で言われて落ちこんじゃうっぽいですね。
一体なぜ変と言われてしまったのか? ゆいとここねは、らんをどうフォローするのか?
らんの更なるキャラ掘り下げがあるといいな、と期待しながら、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第15話「ドキドキ! ここね、初めてのピクニック!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、翌日に学校の食堂の点検が入り、使えなくなる事が告げられました。そこで、明日の昼食はランチを持ち寄って、皆でピクニックをする事に。
それから少しして、多くのクラスメイトが、明日は一緒に昼食を食べようと、ここねの元にやって来ました。ここねは多くのクラスメイトから声をかけられた事に喜び、賛成します。
「ここねちゃん、大人気だね!」
「うんうん!」
「私、明日は絶対楽しいランチにしたい!」
[あらあら、ここねちゃん。お友達に誘われたのが、よっぽど嬉しかったのね!]
「だったら一緒に、美味しいお弁当のレシピ、考えよう!」
「いいねー!」
「うん!」
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、
「ホント、カッコ良いよね! 突然あたし達の目の前に現れて!」
「もしかして、オレの事!?」
「買い出しした荷物を全部乗せて、家まで送ってくれるなんて、ここねちゃんの運転手さん、良い人!」
「いって!」
「ん?」
「あれ? 拓海、何してるの?」
「何って、回覧板だ!」
ついでに、自分の事を噂していると期待していたのが、違っていると知って、ずっこけてました。こういうのも思春期「あるある」ですね。やっぱり、拓海は、「カッコ良い」より「可愛い」が適しているように感じてきました。(笑)
その後、拓海は家を出て、ゆい達はポテトサラダを作りました。
そんな中、キュアスタに、「ソロもぐちゃん」というアカウントの投稿が。色んな所を1人で食べ歩きしては、その画像を投稿し続けているそうです。
「これ、どんな素敵な子が書いてるんだろう?」
「1人で食べ歩き? それより、みんなで食べるお弁当の方が大事! 今は、ポテトサラダに集中して!」
『はい!』
そして、みんなで食事。
「お弁当か・・・。私も昔、クッキングダムで、よくピクニックしたっけ・・・。お花が咲く岡でお弁当を食べたり、他愛もないおしゃべりしたり、夢のような時間だったわ!」
「それにしても、この間のブラックペッパーって、何者なのかしらね・・・。」
「ああ、ブラペね!」
「ブラペ!?」
「また会えるといいね!」
「ブラペ」呼びはアリなんじゃないかと。3文字で短縮呼びできるのは便利ですしね。(笑)
その翌朝・・・、
「お父様とお母様は、今朝もお早いお出かけだったのですが、お弁当作りの事、とても感心されてましたよ。」
「え・・・。そう・・・。」
その頃、ブンドル団では・・・、
「せーの・・・。」
『ブンドル!』
「ブンドルー!」
「ちょっと待った!」
「え・・・。」
「前々から思ってたんだけど、このポーズ、ちょっとダサくないか?」
「ダサい!?」
「もっと耽美なポーズじゃないと、このオレ様には似合わないよ・・・。」
「ブンドル! ブンドルー!」がダサいとか、私と同じ感想を抱いてたなんて、なかなか見る目あるぞ、コイツ。まあ、いくらお前がカッコ良いポーズで「ブンドル! ブンドルー!」しようが、残念なイケメンという評価は変わんないだろうけどな。性格直してこい。(笑)
「このポーズは、今更変えられません!」
「っていうか、これって、やっぱダサいのか?」
「やっぱ」って事は、アンタもダサいと薄々感じてたって事か。どうやら、「ブンドル! ブンドルー!」をするたびにストレスが溜まって、やがて小言を言うようになったという妄想は、間違っていないのかもしれませんね。(笑)
「ブンドル。ブンドル。」
なんか可愛いところ見せてるけど、「私がキュアフィナーレよ!」という必死のアピールでしょうか。正直手遅れな感はしますが、まあ、頑張ってくれたまえ。(笑)
しばらくして、ここねの後をつけていたパムパムは、自家用車の中で居眠りをしてしまい、起きた頃には閉じ込められていましたが、点検業者が鍵を開けた事で、何とか脱出。その後は、轟の後を追っていきました。
その頃、ゆい達はピクニック。
「あ! そのチャーハン、美味しそう!」
「華満家秘伝のチャーハンは、お米に卵をまとわせ、パラッパラに仕上げてるから、お口の中でご飯と卵が永遠に、ホップ、ステップ、ジャンピング!」
「ここ、いい?」
「うん。もちろん・・・。」
「ん? チャーハンの続き、話さないの?」
「い、いいのいいの! エヘヘ・・・。」
「ゆいのおむすび、可愛い!」
「良いでしょ?」
ここねは、多くのクラスメイトと一緒に昼食。順番待ちの列ができるほどです。
「そ、それで、ポテトサラダの作り方は、ゆでたジャガイモを熱いうちに潰すのがポイントで・・・。」
『うんうん!』
「えっと・・・、後は、他の野菜をスライスして・・・。」
『うんうん!』
「それで、干し芋をまぶして、それで・・・。」
「ここねちゃん、なんか緊張してる?」
「好きなテレビ? テレビは、えっと・・・。」
「変な質問しちゃって、ごめんなさい!」
「ここぴー、なんか怖いよ・・・。」
轟も昼食中。
「いただきます!」
「ええ・・・。すごいパム!」
ここねは、その後も緊張が続き、楽しい食事になりませんでした。
「せっかくみんなと食べてるのに、どうして楽しくできないの・・・。」
「そうだ!」
「あの! そろそろみんなで踊りませんか?」
『え?』
「踊るって、えっと・・・。」
〈あれ・・・? やっちゃった・・・?〉
「いえ・・・。その・・・。何でもない・・・。」
「はあ・・・。」
「ねえ、お弁当美味しかった?」
「楽しもうとばかり考えていたら、あんまり食べた気がしなくて・・・。」
「ひょへー・・・。それは、しょんぼり・・・。」
「あ! 食べる門には福来たるって言うし、まずは美味しく食べないと!」
「それを言うなら、食べる門じゃなくて、笑う門・・・。」
「そうなの? でも、同じだよ! ご飯は笑顔だもん!」
~ Bパート ~
それからしばらくして・・・、
「いかがでしたか? 皆様とのランチ。」
「なんだかすごく疲れてしまって・・・。お腹空いた・・・。」
「少々寄り道してもよろしいですか?」
「どうそ、お嬢様。」
「わあ・・・。可愛い・・・。」
「あちらのお店は、見た目にもこだわりがあるんですよ。」
「確か、こういうの見た事ある・・・。」
「そうだ! これとか。」
「おお! それ書いてるの私です。」
「え・・・。ええーっ!? そうなの!?」
「このホットドッグを食べて以来、食事を彩る事に、私も魅せられてしまいました。」
「もう何年も前ですが、忙しくて食べる事を疎かにしていた頃がありまして。」
「その時1人で食べたホットドッグの美味しい事といったら! おかげで、私は、食べる事の楽しさに気付いたんです。」
「私はランチを楽しむ事ができなかった・・・。せっかくみんなで食べたのに・・・。」
「大切なのは、自分自身が食べる事を楽しめているかどうかです。もし、楽しみ方が分からなくなった時は、じっくり1人で食べると、きっとお料理が教えてくれますよ。」
「お料理が?」
「はい。私は散歩してまいりますので、どうぞごゆっくり。」
〈ケチャップが甘酸っぱくて、ソーセージがパリッ・・・。〉
〈シャキシャキレタスにフワフワなパン・・・。〉
「うん! 美味しい!」
「みんな、楽しそう・・・。」
その直後、パムパムが、ここねと合流。
同じ頃、ナルシストルーはレシピッピを発見し、捕獲。すぐに、ここねはナルシトルーを見つけ、レシピッピを返すよう言いますが、ナルシトルーは応える事なく、モットウバウゾーを生み出します。
その後、ゆい達も合流。ローズマリーはデリシャスフィールドを展開し、ゆい達3人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。モットウバウゾーは巨体で、その体格から繰り出される攻撃は、かなり強力です。
しかも、強風を起こしてきて、まともに立つ事ができません。
「もう終わりかい? プリキュア。」
「終わりになんてしない・・・。」
「轟さんの思い出を、必ず取り戻す!」
「食事を楽しむ気持ちは、いつだって大切なもの・・・。その思い出を、消させたりしない!」
その直後、ブラックペッパーが現れ、プリキュアの手助けをしようとしますが、スパイシーが相手の強風に勢いに乗って攻撃。モットウバウゾーにダメージを与え、強風もやみました。
その後は、1000キロカロリーパンチとバリバリカッターブレイズで追撃。モットウバウゾーを更に追い詰めたところで、デリシャススパイシー・ベイキン。モットウバウゾーをやっつけ、レシピッピを救出しました。
「やるじゃん。スパイシー。」
「みんな、今回もよく頑張ったわね!」
「そういえば、今日はブラペ来なかったね。」
「ホントね。・・・って、プラペで決まりなの!?」
別にプラペでいいんじゃね? 略語の方が断然呼びやすいし。なんなら、「ブ」とか「ペ」でもいいんだぜ?(笑)
それから少しして・・・、
『いただきまーす!』
「大好きなサンドイッチを楽しめないなんて、私、みんなとのランチにちょっと張り切り過ぎてたかも・・・。」
「1人でも、みんなとでも、まずは自分が楽しまないとね!」
「うんうん!」
「見て、これ! ソロもぐちゃんからの投稿!」
「あ! パムパムだ!」
「あら、ホントだわ!」
「ねえ、パムパム? ソロもぐちゃんに会ったの? 一体どんな・・・。」
「お嬢様!」
「轟さんパム!」
「そうじゃなくて、これ書いてる子は?」
「轟さんパム!」
「もー! だから、そうじゃなくて!」
今回は、これで終了です。
次回:「らんらんって変・・・!? 肉じゃがとウソ」
クラスメイトの高木に「変なやつ」と言われ、落ち込むらん。一体何が理由で、変だと言われてしまったのか?
【まとめ】
今話は、タイトルに「ここね、初めてのピクニック」とあり、ここねには楽しい思い出を作ってほしいと期待していたのですが、残念ながら、そうはならず。
ですが、話は結構面白かったと思います。ギャグが少し多めだったり、ここねのテンパってる表情にウケたり、ここねの笑顔で癒されたり、ためになる言葉も出たりと、見所満載の回だったと感じています。
特に、芙羽家の執事・轟が、意外と愉快で面白いキャラだったのが、印象に残りました。
これから昼食という時の軽やかな足取りだったり、可愛い人形をテーブルに添えたり、キュアスタに「ソロもぐちゃん」というアカウントで投稿していたりと、執事とは思えない一面が結構ありました。人は見かけによらないものですね。
そして、食べる事の楽しみ方が分からなくなった時は、じっくり1人で食べると料理が教えてくれるというのは、なかなか良い言葉だと感じました。
今作のタイトルには「パーティ」とあり、パーティは多人数で楽しむもの。また、これまでの食事のシーンは複数人数である事が大半です。
それだけに、1人で食べると良いみたいな言い方は、今作の趣旨と異なるように感じますが、結局、食事は、楽しんだ者勝ちという事なんでしょうね。1人での食事でも、楽しめていれば、その後の活動にも気分良く臨めて、逆に、複数人数の食事で誰か1人でも浮かない表情をしていれば、その気分は周りにも伝わり、楽しめなくなってしまうのでしょう。
1人での食事は、周りから見れば寂しいように見えるが、自分が楽しめていれば、すべて良し。人生における大切なポイントだと感じました。
今話のメインを飾ったここねは、ちょっと力が入り過ぎちゃいましたかね。まあ確かに、プリキュアになるまでは友達付き合いがほとんどなかったとなると、多くのクラスメイトと友達になれる機会に力が入っちゃうのは、仕方のない事でしょう。
見た感じでは、相手に話を合わせようと思ったものの、話について行けず、テンパってしまったように思いますので、自分主導で話を進めても良かったかも。ゆいやらんも適度にフォローしてあげてほしかったと思いますね。
ここねの初めてのピクニックは、楽しいものにはなりませんでしたが、失敗はスイトンの元。今回の出来事を後に活かせればいいでしょう。(わざと間違えるの、やめろ(笑))
他人と上手く会話できるようになるには、本を読んで学ぶよりも、数をこなした方が良いんじゃないかと思いますね。今はクラスメイトとのコミュニケーションが上手くいかなくても、経験を積んで、ストーリー後半では話し上手になってたらいいな、と後の楽しみにしたいと思います。
さて、次回は、らんメイン回。タイトルには「らんらんって変」ってありますが、十分変じゃないかな。
だって、「はにゃー」とか「はわわー」とか結構言ってますからね。それに、スープの海に素潜りしたいとか、ポテトサラダのプールで泳いでたとか、トンチンカンな事を言う事も多いし、これを変と言わず、何と言う!
あ。変と言っても、もちろん、良い意味でですよ。らんのこういうところ、結構好きです。
ただ、次回は、悪い意味で変で言われて落ちこんじゃうっぽいですね。
一体なぜ変と言われてしまったのか? ゆいとここねは、らんをどうフォローするのか?
らんの更なるキャラ掘り下げがあるといいな、と期待しながら、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。