今話の名セリフ:「言葉はね、自分の気持ちを伝えるだけじゃない。相手の気持ちを聞く事もできるんだよ。」
「わんだふるぷりきゅあ!」第7話「ふたりのフレンドリベラーレ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある朝・・・、
「いろは! おはようワ・・・。」
「そっか・・・。いろはとケンカして・・・。おうちを出たんだワン・・・。」
「でも! 大丈夫! こむぎは1人でも人間になれるし、行きたい所へ行って、思いっきりお散歩しちゃうワン!」
昨夜は相当落ち込んでたのに、今はこんなに元気とか、すごいな・・・。でも、そんなに頭をガンガンぶつけまくってたら、いろはと再会する前に、キミのライフが0になっちまうから、気を付けろよ?(笑)
そして、人間になるこむぎ。すぐに・・・、
「そろそろ帰るよ。」
「うん? もっとお散歩したいのか? しょうがないな・・・。じゃあ、もう少しだけだぞ。」
「こむぎちゃん!」
「悟! 何してんの?」
「ガルガルがどこに行ったんだろうと思って・・・。」
「こむぎちゃん1人? 犬飼さんは?」
~ Aパート ~
同じ頃、いろはが起きて、こむぎが家にいない事に気付きます。
「まさか、自分で鍵を開けて家出したんじゃ・・・。なんて、ある訳ないよな! 一体どこに隠れてるんだろうな、ハハハハ!」
お父さん、実はその通りなんすよ・・・。ちっとも笑い事じゃないんです・・・。(笑)
っていうか、いろはの顔がすごい事に・・・。前話の暗いラストがウソのように、スタッフ様、遊んでますのう(笑)。でも、そういう遊び心、嫌いじゃないです。
その後、いろははメエメエに、こむぎの行方を聞きましたが、ニコガーデンにはいないようです。
「プリキュアが家出ー。」
「ダメェー! 前から思っていましたが、こむぎ様はプリキュアとしての自覚が足りないのではありませんか?」
こむぎの表情が酷いなあ。さっきのいろはといい、スタッフ様、遊び過ぎやろ(笑)。まあ、でも、あえてこういう楽しい絵を入れるのは、前話ラストの暗い気分を忘れさせる良薬になっていると思いますね。
直後、悟から連絡があり、こむぎは悟の家にいる事を知ります。
いろはは今すぐ迎えに行こうとしますが、悟は、待ってほしいと言いました。こむぎから事情を聞いてから、いろはの元に送り届けるとの事です。
「大福のご飯は草なんだね! 美味しい?」
「え、くれるの? いただきまーす!」
「うーん・・・。こむぎはクッキーの方が好きワン。」
「こむぎちゃん、大福と話せるの?」
「うん! なんとなく!」
「何て言ってるの?」
「一緒にいりゃあ、ケンカの1つや2つするもんだぜ。腹一杯食って元気出しな。」
「え・・・。大福って、そんな感じなの?」
「うん! 大福はカッコいいワン!」
マジっすか・・・。今まで、大福はメスだと思っていたのに、実はオスで、しかも、イケメンって事? 衝撃の事実!(笑)
となると、もし大福がプリキュアになれば、2作連続で男子プリキュア登場って訳か・・・。一体どうなるのか? 先のストーリーが楽しみになってきました。
「やっぱりいいね、話せるって・・・。」
「ボクは大福の事が好きで、大切に思ってるけど、大福はどう思ってるのか・・・。犬飼さんとこむぎちゃんは、そういう事話せるんだよね・・・。」
「うーん・・・。こむぎ、ずっといろはとおしゃべりしたいって思ってたワン・・・。」
「そしたら、もっと仲良くなれると思って、いろはも喜ぶと思ってたのに・・・。」
「犬飼さん、喜んでたよ。」
「でも・・・。」
「怒られたワン・・・。」
「こむぎちゃんは、どうしてプリキュアになったの?」
「え?」
「どうしてプリキュアになったか・・・。」
「いろはが危なかったから・・・。一緒にいたかったから・・・。気が付いたらプリキュアになってたワン・・・。」
「犬飼さん、嬉しかったと思うよ。」
「でも、いろはに怒られちゃった・・・。こむぎ、嫌われた!」
「どうして嫌われたって思うの?」
「だって、タクト使えなくて役に立てなかったし、困らせて怒らせたし・・・。」
「犬飼さんがそう言ったの?」
「ううん、言ってないけど・・・。」
「ちゃんと聞いてないんだね。なら犬飼さんがこむぎちゃんの事どう思っているのか、本人に聞いてみなよ。」
「聞ぐ?」
「言葉はね、自分の気持ちを伝えるだけじゃない。相手の気持ちを聞く事もできるんだよ。話し合い、してみなよ。」
「話じ合い・・・。」
その頃・・・、
「あ・・・。」
「まゆちゃん、どうしたの?」
「あ・・・。」
「えっと・・・。こ、この前は、ありがとう・・・。」
「あの・・・、こむぎちゃんは?」
「あー・・・、今いないんだ・・・。」
「お出かけ?」
「えっと・・・、ちょっとね・・・。」
「こむぎとケンカ・・・、っていうか、機嫌損ねちゃって・・・。アハハハ・・・。ハァ・・・。」
〈いろはちゃん、元気がない・・・。なんか悩んでるみたい・・・。励まさないと・・・。〉
〈でも何言えばいいの? ああ・・・。あああ・・・!〉
今日も、変にテンパってるまゆが可愛過ぎて、ごはんが進みますねえ。話が進めば、この子も成長して、他人と話す事に緊張を感じなくなると思いますが、それまでは、こういうまゆを、おいしくいただくとしよう、グヘヘ・・・。(だから、その下品な笑いをやめろ(笑))
「うん? その傷・・・。」
「え?」
「ユキちゃんに引っかかれたの?」
「あ・・・、うん・・・。」
「わっ! いっぱい!」
「足も傷だらけだよ・・・。」
「引っかかれる事もよくあるし、言うこと聞いてくれない事も沢山あるよ。」
「思う通りになんて全然ならないけど、でも・・・、大好きだから・・・。」
「痛い事されても、ワガママされても、可愛いんだよね・・・。」
「だね・・・。うん、本当そうだね!」
「あの、これ、良かったら・・・。」
「これもらって嬉しかったから、お礼に何か、いろはちゃんが喜ぶものお返ししたいなって・・・。」
「これ、こむぎの洋服ハーネス?」
「うん! こむぎちゃんとオシャレして一緒にお散歩したら楽しいんじゃないかと思って作ったの!」
「あ、でも、気に入らなかったら・・・。」
「えっと・・・。あの・・・。」
「素敵過ぎてビックリ! まゆちゃん、ありがとう!」
「またね!」
「早くこむぎに見せたい・・・。迎えに行こ!」
「立ち上がれ・・・。吼えろ・・・。牙をむけ・・・。」
「人間どもが作ったもの、すべて・・・、この世界を破壊するのだ!」
~ Bパート ~
そして、再び暴れ出したガルガル。こむぎは、ガルガルの元に向かいます。
「大丈夫? 無理したら危ないよ!」
「でも、いろはは行くから・・・。困っている子がいたら、いろはは絶対に助けに行くから!」
「そうだね・・・。犬飼さんは、そういう人だよね・・・。」
「先に行って! ボクも後から行くから!」
「うん! 行ってきます!」
「悟、マブダチって何?」
「え? えーっと、親友の事だと思うけど・・・。」
「大福、悟の事、マブダチだって言ってるよ! 仲良しだね!」
いろはは、先にプリキュアに変身して、ガルガルと対峙。ガルガルへの語りかけは通じず、ガルガルのパワーに押され、追い詰められてしまいます。
「いろはー!」
「こむぎ! 来ちゃダメ! 逃げて!」
〈こむぎちゃん。こむぎちゃんは、どうしてプリキュアになったの?〉
〈最初は、いろはを守りたくて・・・。そしたら、いろはもプリキュアになって・・・。おしゃべりして、一緒に走って、楽しかった・・・。〉
〈でも、いろはは、それだけじゃない・・・。〉
〈いろはは優しいから、困っている子達を放っておけない・・・。それがどんな相手でも、助けようとする・・・。〉
〈助けられた子達は、みんな嬉しそうで・・・。いろはも嬉しそうで・・・。〉
〈あ、そっか・・・。〉
「こむぎもそうだった!」
「怖い・・・。でも・・・、いろはを助けたいから!」
そして、こむぎはプリキュアに変身。
ガルガルに体当たりし、フレンディは助かったものの、直後、ガルガルの突進を受けて、大きく吹き飛ばされました。
「ワンダフル! しっかりして!」
「みんな元気・・・。」
「え?」
「みんな仲良し・・・。そういうのがいいんだよね?」
「みんな元気! みんな仲良し!」
「うー・・・、ワンダフルー!」
「いろはの『わんだふる』を守りたい・・・。だから、私はプリキュアに、キュアワンダフルになったんだよ・・・。」
「ワンダフル・・・。」
「来てくれて、ありがとう・・・。」
「うん!」
「ワンダフル! フレンディ! 危ない!」
「こっちこっち!」
「ガルガルしないで、一緒にわんだふるしよ!」
「フレンドリータクト!」
「ワン! ワン! ワンダフル!」
「ヘルプ! キラリンアニマル!」
「ペンギン!」
「やった!」
「ワンダフル!」
「ありがとう! キラリンペンギン!」
その後、フレンディも、キラリンペンギンの力を借り、地面を速く滑れるようになりました。
「ワンダフル!」
「フレンディ!」
「ワンダフル、怖くないの?」
「怖いよ。」
「でも・・・、一緒だから大丈夫!」
「私、こむぎと、ワンダフルと一緒にいる時が最高にワンダフルだよ!」
「いろは・・・。大好き!」
『フレンドリータクト!』
『ワンダフルを君に!』
『ワン! ワン! ワーン!』
『ガルガルな心、とんでけ!』
『プリキュア! フレンドリベラーレ!』
「ワンダフル、やったね!」
「うん! 話し合いっていいね!」
「え?」
「フフフ!」
元に戻った「キラリンライオン」はニコガーデンに戻りました。そして、元気になり、ニコガーデンが、また復旧しました。
「こむぎ様、お見事です! あなたならやってくれると思ってましたよ! この調子で、これからもプリキュアらしく・・・。」
「あれ? いない!? どこー!?」
まーた、こむいろから無視されちゃってるよ、この羊。メエメエさん、毎回のノルマ、お疲れ様です。(笑)
「よし!」
「わあ! 可愛いワン!」
「だよねだよね! まゆちゃん、すごいよね!」
「いつものリードとは違うけど、いい?」
「どんなリードでも、いろはが持ってくれたらいいワン!」
「よーし! 朝散歩できなかった分、いっぱいお散歩するよ!」
「ねえ、変身する時、2人で一緒に決めポーズしない?」
「するワン! どんなの?」
「そうだね・・・。こんなのどう?」
「わあ! 可愛いワン! こむぎもやるワン!」
今回は、これで終了です。
次回:「まゆのドキドキ新学期」
転入生として初日を迎え、いろはとクラスメイトになるまゆ。
一方、こむぎは、学校にいろはを迎えに行こうとするが、道を外れて、プリティホリックに辿り着き・・・。
今話終了直前には、秋映画の告知がありました。
タイトルは「わんだふるぷりきゅあ! ざ・むーびー!」。上映開始日は9月13日。
上の画像を見てみると、ゲーム機やゲームコントローラーが映っており、映画の舞台はゲームの世界なのかも?
あと、「素敵なお友達の出番です! って言いました!?」と語っていたのも気になるところ。
これは、もしかして、「ひろがるスカイ」「魔法つかい」とのコラボ映画なのかも? 「ひろがるスカイ」は前作ですので、憶えてる女の子は多いでしょうし、「魔法つかい」は、「魔法つかいプリキュア!2」の視聴意欲を上げると思うと、コラボにはうってつけでしょう。
秋映画は一体どんな内容なのか? まだ半年程度先の事ですが、オラ、ワクワクして・・・、じゃなかった、ワクワクもんだぁ!(無理して、過去作主人公の口癖使うな(笑))
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
という事で、今回は、前話でケンカしてしまったこむぎといろはが仲直りし、今作初の決め技「フレンドリベラーレ」を編み出した話でした。
フレンドリベラーレは、ワンダフルとフレンディの合体技でした。仲良し過ぎる2人ですので、合体技は見応えタップリですね。
特に、『ワン! ワン! ワーン!』という掛け声とか、手繋ぎとか、両腕でハートを作るところは、めちゃくちゃ良かったですね。メイン視聴層の女の子達がマネしたくなりそうな動作であり、毎度そういうのを思い付くスタッフ様はすごいよな、と感心しました。
最後はちゃんとハグで浄化していたのも良かったところ。ハグ浄化は、今作の大きな特徴であり、それを10話前になくしてしまうのは、もったいなさ過ぎますよね。
今後新たなプリキュアが増えれば、また新たな合体技が出てきそうですが、それでも、最後はハグ浄化に落ち着きそうですね。この先の新技にも注目したいところです。
こむぎといろはの仲直りについては、こむぎは悟と、いろははまゆと、それぞれ触れ合った事が良い方向に進んだと思いますね。
いろはは、まゆからユキとの普段の触れ合いの様子を聞き、ケンカしても「大好き」の気持ちを忘れずに接する事が大切だと感じました。
猫は気まぐれな動物という印象があるため、犬よりも付き合うのが難しいように思います。だけど、まゆは、「大好き」の気持ちと、持ち前の集中力で、ユキとしっかり向き合い、その姿勢にユキも惹かれているために、まゆとユキは長く付き合えているのかもしれませんね。
まゆの焦っている様子はギャグで描かれがちではあるものの(笑)、まゆは結構すごい子なのかな、と感じてきました。
まゆからこむぎへの新しいハーネスを贈られた事も追い風となり、こむぎを迎えに行くのは待ってほしいと悟から言われていたものの、自分から迎えに行くようになりました。
「大好き」を感じたら止まらないのは、多くの「プリキュア」主人公の特徴。今作の主人公はこむぎですが、いろはも主人公っぽいところがありますので、感激のあまりまゆに抱き着いたり、こむぎを迎えに行こうとしたところは、「ああ・・・、やっぱり、このアニメは『プリキュア』だ・・・」という安心感を抱き、良いシーンだと感じました。
こむぎは悟との対話を通じて、初めてプリキュアになった時の事を思い出し、いろはを助けたい一心でガルガルに立ち向かいました。やはり、大切なものを守りたい気持ちは、プリキュアのマストアイテムですよね。
その気持ちに気付けたこむぎは偉いと思いましたが、悟も、こむぎに話を聞きにいく姿勢が良かったと感じています。
その時の悟は床に正座し、こむぎはソファの上に据えられていて、2人の目線の高さが同じくらいだったんですよね。小さい子達が大人達と会話する時に、大人達が屈んで子供達との目線が近くなれば、子供達は気兼ねなく話しやすくなるもの。
悟がこむぎとの目線を近くした事によって、こむぎは悟に対して今の気持ちを遠慮なく話せたと思いますし、悟としても、こむぎの気持ちを丁寧に聞いて適切なアドバイスをしたい思いが強かったように感じますね。あのシーンは、動物の知識が豊富な上に優しい悟の性格がしっかり描かれていたと思います。
ガルガルと向き合う時のワンダフルは、いろはと同じ事をやりたい好奇心よりも、いろはが大切だと思っているものを守りたいという気持ちが大きく、いろはと気持ちを合わせていたのが良かったですね。「ガルガルしないで、一緒にわんだふるしよ!」というセリフも良かったところ。
最後のお散歩シーンも、いつものリードじゃなきゃ嫌だとワガママを言わなかったのは偉いな、と思いました。いつものリードがあれば、それに越した事はないのでしょうけど、どんなリードであれ、大好きないろはと一緒にお散歩できるというのは、本当に幸せな事。これからも、そんな幸せを沢山感じてほしいですね。
こむぎといろはが仲直りできて本当に良かったと思った一方で、Aパートラストに出てきた謎の存在も気になるところ。ガルガルに対して「この世界を破壊するのだ!」と語りかけたヤツですね。
平和だったニコガーデンを脅かしたのはコイツでしょうか。ニコや多くのニコアニマル達をさらっていき、何体かのニコアニマルに対しては、例の黒い卵に閉じこめ、怒りや憎しみを植え付けさせ、時が経てば怪物として暴れ回るよう仕立てたんじゃないかと思いますね。
コイツは人間を相当恨んでいるっぽいですね。初回感想では、この世は人間社会であり、動物は人間の勝手な都合を押し付けられて窮屈に生きている、なんて書きましたが、そうなると、人間に対して恨みを抱いている動物がいても不思議ではないでしょう。という事は、ヤツの正体は動物なのかも?
謎の存在の名前、ビジュアル、目的が明かされるのは、結構先の事になりそうですが、いろは達は、ヤツに対しても優しく手を差し伸べてほしいですね。そして、悪い心をハグで浄化してくれる事を期待しています。
さて、次回は、まゆが、いろはの通う学校に転校する話。学校生活が描かれるのは、次回が初めてですね。
過去の話では、まゆが前の学校で苦い経験をしたと思われる描写があっただけに、新しい学校に通う事にすごく苦手意識を感じているでしょう。これまでいろはと一緒にいた事が救いになってくれると良いのですが、一体どうなるのか?
次回も、まゆがテンパってるところがギャグで描かれそうですので、そんなまゆをおいしくたいらげるために、視聴前にしっかり腹ごしらえをしておきますか。グヘヘ・・・。(お前というやつは・・・(笑))
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第7話「ふたりのフレンドリベラーレ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある朝・・・、
「いろは! おはようワ・・・。」
「そっか・・・。いろはとケンカして・・・。おうちを出たんだワン・・・。」
「でも! 大丈夫! こむぎは1人でも人間になれるし、行きたい所へ行って、思いっきりお散歩しちゃうワン!」
昨夜は相当落ち込んでたのに、今はこんなに元気とか、すごいな・・・。でも、そんなに頭をガンガンぶつけまくってたら、いろはと再会する前に、キミのライフが0になっちまうから、気を付けろよ?(笑)
そして、人間になるこむぎ。すぐに・・・、
「そろそろ帰るよ。」
「うん? もっとお散歩したいのか? しょうがないな・・・。じゃあ、もう少しだけだぞ。」
「こむぎちゃん!」
「悟! 何してんの?」
「ガルガルがどこに行ったんだろうと思って・・・。」
「こむぎちゃん1人? 犬飼さんは?」
~ Aパート ~
同じ頃、いろはが起きて、こむぎが家にいない事に気付きます。
「まさか、自分で鍵を開けて家出したんじゃ・・・。なんて、ある訳ないよな! 一体どこに隠れてるんだろうな、ハハハハ!」
お父さん、実はその通りなんすよ・・・。ちっとも笑い事じゃないんです・・・。(笑)
っていうか、いろはの顔がすごい事に・・・。前話の暗いラストがウソのように、スタッフ様、遊んでますのう(笑)。でも、そういう遊び心、嫌いじゃないです。
その後、いろははメエメエに、こむぎの行方を聞きましたが、ニコガーデンにはいないようです。
「プリキュアが家出ー。」
「ダメェー! 前から思っていましたが、こむぎ様はプリキュアとしての自覚が足りないのではありませんか?」
こむぎの表情が酷いなあ。さっきのいろはといい、スタッフ様、遊び過ぎやろ(笑)。まあ、でも、あえてこういう楽しい絵を入れるのは、前話ラストの暗い気分を忘れさせる良薬になっていると思いますね。
直後、悟から連絡があり、こむぎは悟の家にいる事を知ります。
いろはは今すぐ迎えに行こうとしますが、悟は、待ってほしいと言いました。こむぎから事情を聞いてから、いろはの元に送り届けるとの事です。
「大福のご飯は草なんだね! 美味しい?」
「え、くれるの? いただきまーす!」
「うーん・・・。こむぎはクッキーの方が好きワン。」
「こむぎちゃん、大福と話せるの?」
「うん! なんとなく!」
「何て言ってるの?」
「一緒にいりゃあ、ケンカの1つや2つするもんだぜ。腹一杯食って元気出しな。」
「え・・・。大福って、そんな感じなの?」
「うん! 大福はカッコいいワン!」
マジっすか・・・。今まで、大福はメスだと思っていたのに、実はオスで、しかも、イケメンって事? 衝撃の事実!(笑)
となると、もし大福がプリキュアになれば、2作連続で男子プリキュア登場って訳か・・・。一体どうなるのか? 先のストーリーが楽しみになってきました。
「やっぱりいいね、話せるって・・・。」
「ボクは大福の事が好きで、大切に思ってるけど、大福はどう思ってるのか・・・。犬飼さんとこむぎちゃんは、そういう事話せるんだよね・・・。」
「うーん・・・。こむぎ、ずっといろはとおしゃべりしたいって思ってたワン・・・。」
「そしたら、もっと仲良くなれると思って、いろはも喜ぶと思ってたのに・・・。」
「犬飼さん、喜んでたよ。」
「でも・・・。」
「怒られたワン・・・。」
「こむぎちゃんは、どうしてプリキュアになったの?」
「え?」
「どうしてプリキュアになったか・・・。」
「いろはが危なかったから・・・。一緒にいたかったから・・・。気が付いたらプリキュアになってたワン・・・。」
「犬飼さん、嬉しかったと思うよ。」
「でも、いろはに怒られちゃった・・・。こむぎ、嫌われた!」
「どうして嫌われたって思うの?」
「だって、タクト使えなくて役に立てなかったし、困らせて怒らせたし・・・。」
「犬飼さんがそう言ったの?」
「ううん、言ってないけど・・・。」
「ちゃんと聞いてないんだね。なら犬飼さんがこむぎちゃんの事どう思っているのか、本人に聞いてみなよ。」
「聞ぐ?」
「言葉はね、自分の気持ちを伝えるだけじゃない。相手の気持ちを聞く事もできるんだよ。話し合い、してみなよ。」
「話じ合い・・・。」
その頃・・・、
「あ・・・。」
「まゆちゃん、どうしたの?」
「あ・・・。」
「えっと・・・。こ、この前は、ありがとう・・・。」
「あの・・・、こむぎちゃんは?」
「あー・・・、今いないんだ・・・。」
「お出かけ?」
「えっと・・・、ちょっとね・・・。」
「こむぎとケンカ・・・、っていうか、機嫌損ねちゃって・・・。アハハハ・・・。ハァ・・・。」
〈いろはちゃん、元気がない・・・。なんか悩んでるみたい・・・。励まさないと・・・。〉
〈でも何言えばいいの? ああ・・・。あああ・・・!〉
今日も、変にテンパってるまゆが可愛過ぎて、ごはんが進みますねえ。話が進めば、この子も成長して、他人と話す事に緊張を感じなくなると思いますが、それまでは、こういうまゆを、おいしくいただくとしよう、グヘヘ・・・。(だから、その下品な笑いをやめろ(笑))
「うん? その傷・・・。」
「え?」
「ユキちゃんに引っかかれたの?」
「あ・・・、うん・・・。」
「わっ! いっぱい!」
「足も傷だらけだよ・・・。」
「引っかかれる事もよくあるし、言うこと聞いてくれない事も沢山あるよ。」
「思う通りになんて全然ならないけど、でも・・・、大好きだから・・・。」
「痛い事されても、ワガママされても、可愛いんだよね・・・。」
「だね・・・。うん、本当そうだね!」
「あの、これ、良かったら・・・。」
「これもらって嬉しかったから、お礼に何か、いろはちゃんが喜ぶものお返ししたいなって・・・。」
「これ、こむぎの洋服ハーネス?」
「うん! こむぎちゃんとオシャレして一緒にお散歩したら楽しいんじゃないかと思って作ったの!」
「あ、でも、気に入らなかったら・・・。」
「えっと・・・。あの・・・。」
「素敵過ぎてビックリ! まゆちゃん、ありがとう!」
「またね!」
「早くこむぎに見せたい・・・。迎えに行こ!」
「立ち上がれ・・・。吼えろ・・・。牙をむけ・・・。」
「人間どもが作ったもの、すべて・・・、この世界を破壊するのだ!」
~ Bパート ~
そして、再び暴れ出したガルガル。こむぎは、ガルガルの元に向かいます。
「大丈夫? 無理したら危ないよ!」
「でも、いろはは行くから・・・。困っている子がいたら、いろはは絶対に助けに行くから!」
「そうだね・・・。犬飼さんは、そういう人だよね・・・。」
「先に行って! ボクも後から行くから!」
「うん! 行ってきます!」
「悟、マブダチって何?」
「え? えーっと、親友の事だと思うけど・・・。」
「大福、悟の事、マブダチだって言ってるよ! 仲良しだね!」
いろはは、先にプリキュアに変身して、ガルガルと対峙。ガルガルへの語りかけは通じず、ガルガルのパワーに押され、追い詰められてしまいます。
「いろはー!」
「こむぎ! 来ちゃダメ! 逃げて!」
〈こむぎちゃん。こむぎちゃんは、どうしてプリキュアになったの?〉
〈最初は、いろはを守りたくて・・・。そしたら、いろはもプリキュアになって・・・。おしゃべりして、一緒に走って、楽しかった・・・。〉
〈でも、いろはは、それだけじゃない・・・。〉
〈いろはは優しいから、困っている子達を放っておけない・・・。それがどんな相手でも、助けようとする・・・。〉
〈助けられた子達は、みんな嬉しそうで・・・。いろはも嬉しそうで・・・。〉
〈あ、そっか・・・。〉
「こむぎもそうだった!」
「怖い・・・。でも・・・、いろはを助けたいから!」
そして、こむぎはプリキュアに変身。
ガルガルに体当たりし、フレンディは助かったものの、直後、ガルガルの突進を受けて、大きく吹き飛ばされました。
「ワンダフル! しっかりして!」
「みんな元気・・・。」
「え?」
「みんな仲良し・・・。そういうのがいいんだよね?」
「みんな元気! みんな仲良し!」
「うー・・・、ワンダフルー!」
「いろはの『わんだふる』を守りたい・・・。だから、私はプリキュアに、キュアワンダフルになったんだよ・・・。」
「ワンダフル・・・。」
「来てくれて、ありがとう・・・。」
「うん!」
「ワンダフル! フレンディ! 危ない!」
「こっちこっち!」
「ガルガルしないで、一緒にわんだふるしよ!」
「フレンドリータクト!」
「ワン! ワン! ワンダフル!」
「ヘルプ! キラリンアニマル!」
「ペンギン!」
「やった!」
「ワンダフル!」
「ありがとう! キラリンペンギン!」
その後、フレンディも、キラリンペンギンの力を借り、地面を速く滑れるようになりました。
「ワンダフル!」
「フレンディ!」
「ワンダフル、怖くないの?」
「怖いよ。」
「でも・・・、一緒だから大丈夫!」
「私、こむぎと、ワンダフルと一緒にいる時が最高にワンダフルだよ!」
「いろは・・・。大好き!」
『フレンドリータクト!』
『ワンダフルを君に!』
『ワン! ワン! ワーン!』
『ガルガルな心、とんでけ!』
『プリキュア! フレンドリベラーレ!』
「ワンダフル、やったね!」
「うん! 話し合いっていいね!」
「え?」
「フフフ!」
元に戻った「キラリンライオン」はニコガーデンに戻りました。そして、元気になり、ニコガーデンが、また復旧しました。
「こむぎ様、お見事です! あなたならやってくれると思ってましたよ! この調子で、これからもプリキュアらしく・・・。」
「あれ? いない!? どこー!?」
まーた、こむいろから無視されちゃってるよ、この羊。メエメエさん、毎回のノルマ、お疲れ様です。(笑)
「よし!」
「わあ! 可愛いワン!」
「だよねだよね! まゆちゃん、すごいよね!」
「いつものリードとは違うけど、いい?」
「どんなリードでも、いろはが持ってくれたらいいワン!」
「よーし! 朝散歩できなかった分、いっぱいお散歩するよ!」
「ねえ、変身する時、2人で一緒に決めポーズしない?」
「するワン! どんなの?」
「そうだね・・・。こんなのどう?」
「わあ! 可愛いワン! こむぎもやるワン!」
今回は、これで終了です。
次回:「まゆのドキドキ新学期」
転入生として初日を迎え、いろはとクラスメイトになるまゆ。
一方、こむぎは、学校にいろはを迎えに行こうとするが、道を外れて、プリティホリックに辿り着き・・・。
今話終了直前には、秋映画の告知がありました。
タイトルは「わんだふるぷりきゅあ! ざ・むーびー!」。上映開始日は9月13日。
上の画像を見てみると、ゲーム機やゲームコントローラーが映っており、映画の舞台はゲームの世界なのかも?
あと、「素敵なお友達の出番です! って言いました!?」と語っていたのも気になるところ。
これは、もしかして、「ひろがるスカイ」「魔法つかい」とのコラボ映画なのかも? 「ひろがるスカイ」は前作ですので、憶えてる女の子は多いでしょうし、「魔法つかい」は、「魔法つかいプリキュア!2」の視聴意欲を上げると思うと、コラボにはうってつけでしょう。
秋映画は一体どんな内容なのか? まだ半年程度先の事ですが、オラ、ワクワクして・・・、じゃなかった、ワクワクもんだぁ!(無理して、過去作主人公の口癖使うな(笑))
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
という事で、今回は、前話でケンカしてしまったこむぎといろはが仲直りし、今作初の決め技「フレンドリベラーレ」を編み出した話でした。
フレンドリベラーレは、ワンダフルとフレンディの合体技でした。仲良し過ぎる2人ですので、合体技は見応えタップリですね。
特に、『ワン! ワン! ワーン!』という掛け声とか、手繋ぎとか、両腕でハートを作るところは、めちゃくちゃ良かったですね。メイン視聴層の女の子達がマネしたくなりそうな動作であり、毎度そういうのを思い付くスタッフ様はすごいよな、と感心しました。
最後はちゃんとハグで浄化していたのも良かったところ。ハグ浄化は、今作の大きな特徴であり、それを10話前になくしてしまうのは、もったいなさ過ぎますよね。
今後新たなプリキュアが増えれば、また新たな合体技が出てきそうですが、それでも、最後はハグ浄化に落ち着きそうですね。この先の新技にも注目したいところです。
こむぎといろはの仲直りについては、こむぎは悟と、いろははまゆと、それぞれ触れ合った事が良い方向に進んだと思いますね。
いろはは、まゆからユキとの普段の触れ合いの様子を聞き、ケンカしても「大好き」の気持ちを忘れずに接する事が大切だと感じました。
猫は気まぐれな動物という印象があるため、犬よりも付き合うのが難しいように思います。だけど、まゆは、「大好き」の気持ちと、持ち前の集中力で、ユキとしっかり向き合い、その姿勢にユキも惹かれているために、まゆとユキは長く付き合えているのかもしれませんね。
まゆの焦っている様子はギャグで描かれがちではあるものの(笑)、まゆは結構すごい子なのかな、と感じてきました。
まゆからこむぎへの新しいハーネスを贈られた事も追い風となり、こむぎを迎えに行くのは待ってほしいと悟から言われていたものの、自分から迎えに行くようになりました。
「大好き」を感じたら止まらないのは、多くの「プリキュア」主人公の特徴。今作の主人公はこむぎですが、いろはも主人公っぽいところがありますので、感激のあまりまゆに抱き着いたり、こむぎを迎えに行こうとしたところは、「ああ・・・、やっぱり、このアニメは『プリキュア』だ・・・」という安心感を抱き、良いシーンだと感じました。
こむぎは悟との対話を通じて、初めてプリキュアになった時の事を思い出し、いろはを助けたい一心でガルガルに立ち向かいました。やはり、大切なものを守りたい気持ちは、プリキュアのマストアイテムですよね。
その気持ちに気付けたこむぎは偉いと思いましたが、悟も、こむぎに話を聞きにいく姿勢が良かったと感じています。
その時の悟は床に正座し、こむぎはソファの上に据えられていて、2人の目線の高さが同じくらいだったんですよね。小さい子達が大人達と会話する時に、大人達が屈んで子供達との目線が近くなれば、子供達は気兼ねなく話しやすくなるもの。
悟がこむぎとの目線を近くした事によって、こむぎは悟に対して今の気持ちを遠慮なく話せたと思いますし、悟としても、こむぎの気持ちを丁寧に聞いて適切なアドバイスをしたい思いが強かったように感じますね。あのシーンは、動物の知識が豊富な上に優しい悟の性格がしっかり描かれていたと思います。
ガルガルと向き合う時のワンダフルは、いろはと同じ事をやりたい好奇心よりも、いろはが大切だと思っているものを守りたいという気持ちが大きく、いろはと気持ちを合わせていたのが良かったですね。「ガルガルしないで、一緒にわんだふるしよ!」というセリフも良かったところ。
最後のお散歩シーンも、いつものリードじゃなきゃ嫌だとワガママを言わなかったのは偉いな、と思いました。いつものリードがあれば、それに越した事はないのでしょうけど、どんなリードであれ、大好きないろはと一緒にお散歩できるというのは、本当に幸せな事。これからも、そんな幸せを沢山感じてほしいですね。
こむぎといろはが仲直りできて本当に良かったと思った一方で、Aパートラストに出てきた謎の存在も気になるところ。ガルガルに対して「この世界を破壊するのだ!」と語りかけたヤツですね。
平和だったニコガーデンを脅かしたのはコイツでしょうか。ニコや多くのニコアニマル達をさらっていき、何体かのニコアニマルに対しては、例の黒い卵に閉じこめ、怒りや憎しみを植え付けさせ、時が経てば怪物として暴れ回るよう仕立てたんじゃないかと思いますね。
コイツは人間を相当恨んでいるっぽいですね。初回感想では、この世は人間社会であり、動物は人間の勝手な都合を押し付けられて窮屈に生きている、なんて書きましたが、そうなると、人間に対して恨みを抱いている動物がいても不思議ではないでしょう。という事は、ヤツの正体は動物なのかも?
謎の存在の名前、ビジュアル、目的が明かされるのは、結構先の事になりそうですが、いろは達は、ヤツに対しても優しく手を差し伸べてほしいですね。そして、悪い心をハグで浄化してくれる事を期待しています。
さて、次回は、まゆが、いろはの通う学校に転校する話。学校生活が描かれるのは、次回が初めてですね。
過去の話では、まゆが前の学校で苦い経験をしたと思われる描写があっただけに、新しい学校に通う事にすごく苦手意識を感じているでしょう。これまでいろはと一緒にいた事が救いになってくれると良いのですが、一体どうなるのか?
次回も、まゆがテンパってるところがギャグで描かれそうですので、そんなまゆをおいしくたいらげるために、視聴前にしっかり腹ごしらえをしておきますか。グヘヘ・・・。(お前というやつは・・・(笑))
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。