「HUGっと!プリキュア」第8話「ほまれ脱退!? スケート王子が急接近!」の感想です。
今回はほまれメイン回という事で、本編開始前の前話までのあらすじ紹介は、ほまれのみのバージョンに。
「どうも! 輝木ほまれだよ! 実は私、みんなを守るプリキュアやってるの!」
「この子は、はぐたん! マジきゃわたんでしょ!」
せやな。キミも含めて、マジきゃわたんだと思う(笑)。っていうか、こう見ると、ほまれって綺麗な顔立ちしてるな、と感じますね。はなが惹かれるのも分かります。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。ほまれにハグした男子は、一緒にモスクワに行こうと言い出しました。
今回も、オープニングは、現在上映中の劇場版の告知映像が一部流れましたが、画像キャプチャーはしませんでした。
~ Aパート ~
男子の名前は「若宮 アンリ」。中学3年生で、出場したフィギュアスケートの大会はすべて優勝という実力者です。
ほまれは、小さい頃から、彼と一緒にスケートの練習をしていたそうです。
少しして・・・、
「それ、レディースやで?」
「似合っていれば、問題ないでしょ?」
「うん! すごく素敵! 女神様みたい!」
「よく言われるよ。」
「わあ・・・。アンリ君の瞳、綺麗・・・。」
アンリは、母親が日本人で、父親がフランス人の混血児。本人は、「ハーフ」よりも「ダブル」の意識が強いようです。
その後、アンリは真剣な面持ちで、こう言いました。
「ほまれを、ここに縛るのはやめてくれないか?」
「縛る? 私達がほまれを?」
「君達とほまれは、住んでる世界が違うって分かってる?」
『え?』
「ちょっと!」
「ジャンプ、まだ跳べてないないんでしょ?」
「僕達には時間がない。シニアデビュー。僕達が大人達と肩を並べて、本格的にスケートを始める大事な時期は、もうすぐだ。よく考えて。」
その夜・・・、
「モスクワってどこ・・・? 遠いよね・・・。さよならなんて、やだよ・・・。」
「でも・・・、ほまれは、すごくスケートの才能があるんだもんね・・・。」
その頃、ほまれは、スケートリンクで練習中。
しかし、ジャンプは成功せず。
それから少しして、はなは、プリハートを通じて、ほまれと電話で話しました。
「もしもし、ほまれ? あ・・・、練習中だった?」
「いや・・・。休憩中。どうしたの?」
「いや、その・・・、何て言いますか・・・、元気かなって・・・。」
「今日会ったじゃん。」
「まあ、そうなんだけど・・・。うーん・・・。」
「サンキュ、はな。明日、みんなで遊びに行こうよ。」
「行く行く! ほまれが誘ってくれるなんて、めっちゃ嬉しい!」
「はぐたんに、また明日って、伝えて。」
「よし!」
翌日、はな達は、公園にピクニックに来ていました。
「悩むよね。」
「え?」
「アンリ君、ちょっと強引だけど、すごくほまれの事考えてるって分かるから。」
「みんな優しくて困っちゃうよ・・・。」
「優しいのは、ほまれでしょ。」
「え?」
「はなとほまれと一緒にいると、初めての思い出がキラキラ増えていく・・・。きっと今、アスパワワいっぱいだよ!」
「ホンマ、3人とも、よう似てるわ。誰かを想って、そのために動く。けど、人の事を優先し過ぎとちゃうか? 自分の心に素直になるんが、大事な時もあるで。イケメンアドバイス!」
その直後・・・、
はぐたんが、つかまり立ちをしました。はなは、写真に収めます。
しばらくして・・・、
「ここにはない、一流のコーチとサポートが、君を待っているんだ。」
「アンリ。」
「僕は、ほまれがスケートをやめたのが、すごくショックだった・・・。やっと復帰したって聞いて、本当に嬉しかった・・・。なのに・・・。」
「星に選ばれた者・・・。頂点を目指す人間にしか見えない世界がある・・・。」
「ほまれと同じ世界を見られるのは、僕しかいない・・・。あの子達には無理だ。」
「赤ちゃんのお世話をしたり、お店屋さんのマネをしたり・・・。それって、今の僕達に必要な事?」
「アンリ・・・。」
「一緒に行こう。友達と遊ぶのは、引退してからでもできる。」
「そんな・・・。」
「はな・・・。」
「立ち聞き? いい趣味してるね。」
「ごめんなさい! 思わず・・・。」
「ジャマしないでって言ったよね?」
「うん・・・。ジャマしたくない・・・。」
「でも・・・、ほまれ、すごく困った顔してるから・・・。そんな顔見たら、ほっとけない・・・。」
「じゃあ、君、ほまれのために何ができるの?」
「え・・・?」
「うーん・・・。ある! できる事ある! 私、夢応援するよ!」
「え・・・?」
「夢応援する! フレ! フレ! ほまれ! 頑張れ! 頑張れ! オーッ!」
しかし、アンリは、そんなはなを嘲笑います。
「君って・・・、無責任だろ。」
「え・・・。」
「ちょっと、アンリ! いいかげんに・・・、」
「頑張れって言われなくても、ほまれは頑張るよ。応援なんて、誰にでもできる。その無責任な『頑張れ』が、彼女の重荷になってるんだよ。」
「さあ、行こう・・・。僕と一緒に・・・。」
「ほまれ・・・。」
「ごめん! 」
「私、アンリとは一緒に行けない・・・。」
「見てほしいものがあるんだ・・・。」
~ Bパート ~
その後、ほまれ達が来た場所は、昨夜練習していたスケートリンク。
「アンリの言う事は間違ってないよ。ジャンプが跳べなくなったショックに、私、『頑張れ』って言われるたびに、すごく辛かった・・・。みんなから応援されるたびに、そんな資格ないって、心がギュッとなった・・・。」
「私は一度、逃げた・・・。」
「分かるよ。そんなほまれを救えるのは、僕だけだ。」
「確かに、アンリと私は、同じ世界に生きているのかもしれない。」
「けど・・・、私に新しい世界を見せてくれたのは、はなとさあやなの・・・。」
「ほまれ・・・。」
「はな!」
「何?」
「『フレ! フレ!』して!」
「うん!」
「フレ! フレ! ほまれ! 頑張れ! 頑張れ! オーッ!」
「私はもう一度、みんなの『頑張れ』を背負って、跳びたい!」
その頃、パップルは、タクシーで出撃中でしたが、道が渋滞していました。
パップルは苛つきますが、苛ついているのは、他のドライバーも同じなため、トゲパワワが大量発生しています。すぐに、パップルは、ネガティブウェーブでトゲパワワの力を強めました。
その一方、スケートリンクでは・・・、
「天使の羽! あれは、さあやの羽だよ!」
「お花が咲いた!」
「大丈夫!?」
「私は・・・、諦めない!」
「ほまれ、キラキラしてる・・・。まるで、流れ星みたい!」
「もう一度、空に!」
「頑張れ、ほまれ!」
「ほまれ!」
「ほまれ!」
「大丈夫?」
「良かった・・・。良かったね・・・。」
「ほまれ、素敵だったよ!」
「ちょっと、さあやまで・・・。」
「ほまれ・・・。」
直後、轟音とオシマイダーの叫び声が聞こえてきました。はな達は、オシマイダーを退治しに、外に出て変身します。
今回のオシマイダー
バトルスタート。エールとアンジュはオシマイダーからダメージを受けるものの、エトワールは持ち前のパワーとスピードで、優位に戦闘を進めていきます。
オシマイダーの不甲斐なさに苛立つパップル。ムダな時間は許されないとも言います。
「ムダな時間・・・。」
「人生に・・・、ムダな時間なんかない!」
「仲間と過ごす時間が、とても愛おしい!」
その後、エトワールにビームが飛んできますが、エールが回避させます。直後、アンジュがハートフェザーを放ち、エトワールは、バリアをトランポリンのように利用して高く跳びます。
「友達と一緒に学校に行ける時間が好き! 可愛い赤ちゃんの温もりを感じる時間が好き! 2人と一緒に過ごす時間が、私の心を輝かすんだ!」
直後、エトワールの持つミライクリスタルが光りました。すぐに、ハートスターでオシマイダーを拘束します。
そして、エールがハートフォーユーでオシマイダーを浄化しました。
しばらくして・・・、
「アンリ、私・・・。」
「負けたよ。」
「え?」
「さっきのほまれのスケート、素晴らしかった。」
「昔のムダのない正確なスケートも好きだったけど、今のほまれの、気持ちあふれる演技も悪くない!」
「アンリ・・・。」
「僕も負けてられないね。」
「アンリ君、私、本当に頑張って、ほまれを応援するから!」
「ああ!」
その後、はなは、ほまれの練習が大変な時は、もぐもぐの散歩を代わりにやると、リードを取りますが、もぐもぐが勢いよく走り、はなは歩道橋を降りる事になりました。
「あの子、本当に素直だね。」
「イケてるんだよ、はなは。」
「きっと将来、素敵なレディーになるよ・・・。」
はなともぐもぐは、だいぶ遠い所に来てしまいました。
「応援って誰でもできる、か・・・。」
「ダメダメ! 気にしちゃ! はなちゃんには、はなちゃんにしかできない事が・・・。」
その直後、もぐもぐが再び駆け出しました。もぐもぐは、ある人の前で止まります。
また、その人は、本を落としました。
「キレイな本・・・。」
「元気だね。」
劇中では明かされませんでしたが、男の名は「ジョージ」。
「とてもとても美しい物語なんだ。」
「はあ・・・。」
「その世界では、皆が、明日への希望に満ちていた。人はそこを『楽園』と呼んだ。しかし、永遠に続く煌めきは存在しなかった・・・。」
「え?」
「美しい物語・・・。」
「大人の人だ・・・。」
それから後日・・・、
「今日から、ラベニール学園、スポーツ特進クラス3年の、若宮アンリです。よろしくね!」
「何で!?」
「僕もほまれみたいに、心の広がりを探したかったんだよね!」
「僕もやってみようかな。プリキュア。」
「え・・・。」
「なーんてね。ま、人のために頑張るなんて、僕には向かないかな。」
「なんか、また賑やかになりそうだね!」
「うん!」
今回は、これで終了です。
次回:「丘をこえ行こうよ! レッツ・ラ・ハイキング!」
今日は、皆でハイキングに行きました。
しかし、はなの妹・ことりのクラスメイトの「愛崎 えみる」は、ハイキングは危険だと言います。その言葉通り、ハイキング中、次々にハプニングが起きて大変な事に。
しかも、皆で歌を歌っていたら、お猿さんが、はなのタンバリンを持っていっちゃいました。はぐたんとえみると一緒にお猿さんを追いかけていたら、迷子に・・・。
はな達は、皆と合流できるのか?
次回予告直後は、劇場版の宣伝がありました。ここからは、画像をいくつかキャプチャーしましたが、紹介は最後に回します。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ほまれの元に、世界的なフィギュアスケーター「若宮 アンリ」がやって来て、ほまれのスケート技術向上のために、ほまれをモスクワを連れて行こうとしましたが、ほまれは、はな達と一緒にいる時間が愛おしいと、アンリの誘いを断りました。
おいおい、4話、5話といい、ほまれメイン回って、キャプチャーしたい画像が豊富過ぎないか?
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(また、なんつー主感想だよ(笑))。4話、5話は、掲載画像数が191枚と、序盤とは思えないくらい多くなりましたが、今回は、それを優に超える217枚にもなりました・・・。
最終決戦まで、4話、5話を超える画像数にはならないと思ったんだけどなあ・・・。今話見終えた時は、今回の感想の画像数、100は超えても150は超えないと思ったんだけどなあ・・・。
いやー、とんでもない誤算でした。4話、5話もでしたが、キャラの表情が豊富ですし、キャラがよく動きますし、ついキャプチャー画像が多過ぎちゃうんでしょうね。
まだ今作始まって2か月目だというのに、掲載画像数200枚超えは驚きでした。今後も、ほまれメイン回は、キャプチャー画像が多くなりそうだと怯えながら視聴に臨んだ方が良さそうです。(笑)
さて、考察系感想に入りましょう。今話のポイントは、前話と同じく、「自分の夢は自分で決めよう!」ですかね。
また、「ありふれた才能をどう活かす?」というのも、今話のテーマのように感じました。今話を見終えて、前作37話が思い浮かびました。シエルがパリで店を開いていた時のオーナーがシエルをパリに連れ戻そうとした時の話ですね。
ほまれは世界的フィギュアスケーターが認めるほどのスケーティング技術、シエルは卓越したスイーツ作りの腕前と、2人とも、世界的に注目される才能を持っている点は似ています。
それゆえに、その才能をさらに磨く事のできる一流の環境に、一早く置いておきたいと思うのは当然でしょう。若いうちは習熟度が優れているため、スターになれる可能性を多分に秘めているのですから。
野球でいえば、甲子園で大活躍した選手を、大学で4年間過ごさせるよりも、高校3年生の時にドラフト候補に挙げて、即プロ入りさせた方が良いというのと同じですね。
ですが、それが正解だと決めるのは、期待をかけている人達ではありません。自分です。
いくら周りが期待しようとも、自分が正解だと思わなければ、それは不正解です。正解だと決めるケースもあるでしょうけど、周りが正解だからそれでいいやと、自分の意見を置き去りにするのも良くありません。すぐに、理想と現実の不一致を感じ、己を壊してしまうでしょう。
しかし、周りが自分に大きな期待をかけてくれているのに、それを裏切るのは申し訳ないと感じる事があるかもしれません。
ですが、そこは、ハリーが言っていたように、自分の心に素直になる事が大事なんでしょうね。いくら人の事を気にし過ぎて、自分が本当にやりたい事がやれなくなってしまっては、元も子もありません。
思えば、「アラモード」の方でも、ビブリーが言ってましたね。いい子ちゃんぶらず、自分のやりたいようにやれと。
そして、ほまれは、はなとさあやが自分に新しい世界を見せてくれて、一緒にいる時間が楽しいからと、はなとさあやと一緒にいる事を決めました。このあたりも、シエルと似てますよね。いちか達と一緒にいると毎日新しい発見があって、皆から刺激をもらえると言ってましたし。
まあ、だからと言って、アンリの考えは否定できないでしょう。
アンリは、一早く大人になりたいように思いますし、それに、男女の違いこそあれど、ほまれが頑張ればアンリが頑張り、アンリが頑張ればほまれが頑張る、という関係性なんでしょう。だから、ほまれを、自分と一緒の一流の練習環境に連れて行きたかったのかもしれません。
ですが、いくら一緒にいる時間が長いとはいえども、ものの考え方が決して同じとは限りません。アンリにはアンリの考えがあるように、ほまれにはほまれの考えがあるんですよね。
アンリは一刻も早い大人の仲間入りを考えていますが、ほまれは、子供っぽくて素直なはなを「イケてる」と評価しているあたり、子供っぽいところに憧れていて、大人になる事にはそこまで興味がないのでしょう。だから、自分の夢に対しても、すぐに叶えようというものではなく、友達と楽しく過ごしながらゆっくり進んでいこうと考えているのでしょうね。
それに、このアニメのメインターゲットが未就学女児である事を考えれば、その方が良いのでしょう。夢のために、せっかくできた友達と離れるのは辛いでしょうしね。
だったら、友達を多く作って、楽しく遊びながら、少しずつ夢に向かって進むのが良いでしょう。大人になるまで時間は沢山あるのですし、焦ってはダメですよね。
それにしても、まだ8話だというのに、見所タップリでしたね。今後のほまれメイン回も楽しみにしたいもの。
可愛いものにデレデレになるきゃわたんほまれを堪能しつつ(笑)、ほまれがどう成長し、どう夢に近付いていくのか、しっかり見ていきたいと思います。
本編の感想は、これで終わりです。ここからは、後回しにした、劇場版のキャプチャー画像紹介。
なお、劇場版は、一昨日見てきました。ここからの語りは、それを踏まえてのものですので、あらかじめご承知おき下さい。
物語序盤のシーンです。『なんやてーっ!』と関西弁で総ツッコミするところに盛大に噴きました。キミ達、ホント、ノリいいな。(笑)
また、このシーンでは、アンジュが「知性のプリキュア」らしさを見せてもいました。怒り顔も可愛いですし、アンジュが好きな方は、ぜひ映画館へ!
今回は、ウソバーッカ役を演じた北村一輝さんが出演。
この作品が声優初挑戦との事ですが、とてもそうは思えませんでした。俳優業の長いキャリアがなせる業なんでしょうかね。
前々作、前作、現作の主人公3人が1つの画面に出ると、見応えがありますよね。劇場版では、こういうシーン多いです。それだけに、先輩プリキュアの頼もしさをより強く感じさせる作品に仕上がっていると思います。
なお、劇場版の感想は、今月中には書けません。来月になると思いますが、来月は仕事が繁忙期だし、どうなるかな・・・。
遅くとも、ゴールデンウィーク中には挙げたいですね。まあ、そんなに期待せず、適当にお待ち下さい。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
今回はほまれメイン回という事で、本編開始前の前話までのあらすじ紹介は、ほまれのみのバージョンに。
「どうも! 輝木ほまれだよ! 実は私、みんなを守るプリキュアやってるの!」
「この子は、はぐたん! マジきゃわたんでしょ!」
せやな。キミも含めて、マジきゃわたんだと思う(笑)。っていうか、こう見ると、ほまれって綺麗な顔立ちしてるな、と感じますね。はなが惹かれるのも分かります。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。ほまれにハグした男子は、一緒にモスクワに行こうと言い出しました。
今回も、オープニングは、現在上映中の劇場版の告知映像が一部流れましたが、画像キャプチャーはしませんでした。
~ Aパート ~
男子の名前は「若宮 アンリ」。中学3年生で、出場したフィギュアスケートの大会はすべて優勝という実力者です。
ほまれは、小さい頃から、彼と一緒にスケートの練習をしていたそうです。
少しして・・・、
「それ、レディースやで?」
「似合っていれば、問題ないでしょ?」
「うん! すごく素敵! 女神様みたい!」
「よく言われるよ。」
「わあ・・・。アンリ君の瞳、綺麗・・・。」
アンリは、母親が日本人で、父親がフランス人の混血児。本人は、「ハーフ」よりも「ダブル」の意識が強いようです。
その後、アンリは真剣な面持ちで、こう言いました。
「ほまれを、ここに縛るのはやめてくれないか?」
「縛る? 私達がほまれを?」
「君達とほまれは、住んでる世界が違うって分かってる?」
『え?』
「ちょっと!」
「ジャンプ、まだ跳べてないないんでしょ?」
「僕達には時間がない。シニアデビュー。僕達が大人達と肩を並べて、本格的にスケートを始める大事な時期は、もうすぐだ。よく考えて。」
その夜・・・、
「モスクワってどこ・・・? 遠いよね・・・。さよならなんて、やだよ・・・。」
「でも・・・、ほまれは、すごくスケートの才能があるんだもんね・・・。」
その頃、ほまれは、スケートリンクで練習中。
しかし、ジャンプは成功せず。
それから少しして、はなは、プリハートを通じて、ほまれと電話で話しました。
「もしもし、ほまれ? あ・・・、練習中だった?」
「いや・・・。休憩中。どうしたの?」
「いや、その・・・、何て言いますか・・・、元気かなって・・・。」
「今日会ったじゃん。」
「まあ、そうなんだけど・・・。うーん・・・。」
「サンキュ、はな。明日、みんなで遊びに行こうよ。」
「行く行く! ほまれが誘ってくれるなんて、めっちゃ嬉しい!」
「はぐたんに、また明日って、伝えて。」
「よし!」
翌日、はな達は、公園にピクニックに来ていました。
「悩むよね。」
「え?」
「アンリ君、ちょっと強引だけど、すごくほまれの事考えてるって分かるから。」
「みんな優しくて困っちゃうよ・・・。」
「優しいのは、ほまれでしょ。」
「え?」
「はなとほまれと一緒にいると、初めての思い出がキラキラ増えていく・・・。きっと今、アスパワワいっぱいだよ!」
「ホンマ、3人とも、よう似てるわ。誰かを想って、そのために動く。けど、人の事を優先し過ぎとちゃうか? 自分の心に素直になるんが、大事な時もあるで。イケメンアドバイス!」
その直後・・・、
はぐたんが、つかまり立ちをしました。はなは、写真に収めます。
しばらくして・・・、
「ここにはない、一流のコーチとサポートが、君を待っているんだ。」
「アンリ。」
「僕は、ほまれがスケートをやめたのが、すごくショックだった・・・。やっと復帰したって聞いて、本当に嬉しかった・・・。なのに・・・。」
「星に選ばれた者・・・。頂点を目指す人間にしか見えない世界がある・・・。」
「ほまれと同じ世界を見られるのは、僕しかいない・・・。あの子達には無理だ。」
「赤ちゃんのお世話をしたり、お店屋さんのマネをしたり・・・。それって、今の僕達に必要な事?」
「アンリ・・・。」
「一緒に行こう。友達と遊ぶのは、引退してからでもできる。」
「そんな・・・。」
「はな・・・。」
「立ち聞き? いい趣味してるね。」
「ごめんなさい! 思わず・・・。」
「ジャマしないでって言ったよね?」
「うん・・・。ジャマしたくない・・・。」
「でも・・・、ほまれ、すごく困った顔してるから・・・。そんな顔見たら、ほっとけない・・・。」
「じゃあ、君、ほまれのために何ができるの?」
「え・・・?」
「うーん・・・。ある! できる事ある! 私、夢応援するよ!」
「え・・・?」
「夢応援する! フレ! フレ! ほまれ! 頑張れ! 頑張れ! オーッ!」
しかし、アンリは、そんなはなを嘲笑います。
「君って・・・、無責任だろ。」
「え・・・。」
「ちょっと、アンリ! いいかげんに・・・、」
「頑張れって言われなくても、ほまれは頑張るよ。応援なんて、誰にでもできる。その無責任な『頑張れ』が、彼女の重荷になってるんだよ。」
「さあ、行こう・・・。僕と一緒に・・・。」
「ほまれ・・・。」
「ごめん! 」
「私、アンリとは一緒に行けない・・・。」
「見てほしいものがあるんだ・・・。」
~ Bパート ~
その後、ほまれ達が来た場所は、昨夜練習していたスケートリンク。
「アンリの言う事は間違ってないよ。ジャンプが跳べなくなったショックに、私、『頑張れ』って言われるたびに、すごく辛かった・・・。みんなから応援されるたびに、そんな資格ないって、心がギュッとなった・・・。」
「私は一度、逃げた・・・。」
「分かるよ。そんなほまれを救えるのは、僕だけだ。」
「確かに、アンリと私は、同じ世界に生きているのかもしれない。」
「けど・・・、私に新しい世界を見せてくれたのは、はなとさあやなの・・・。」
「ほまれ・・・。」
「はな!」
「何?」
「『フレ! フレ!』して!」
「うん!」
「フレ! フレ! ほまれ! 頑張れ! 頑張れ! オーッ!」
「私はもう一度、みんなの『頑張れ』を背負って、跳びたい!」
その頃、パップルは、タクシーで出撃中でしたが、道が渋滞していました。
パップルは苛つきますが、苛ついているのは、他のドライバーも同じなため、トゲパワワが大量発生しています。すぐに、パップルは、ネガティブウェーブでトゲパワワの力を強めました。
その一方、スケートリンクでは・・・、
「天使の羽! あれは、さあやの羽だよ!」
「お花が咲いた!」
「大丈夫!?」
「私は・・・、諦めない!」
「ほまれ、キラキラしてる・・・。まるで、流れ星みたい!」
「もう一度、空に!」
「頑張れ、ほまれ!」
「ほまれ!」
「ほまれ!」
「大丈夫?」
「良かった・・・。良かったね・・・。」
「ほまれ、素敵だったよ!」
「ちょっと、さあやまで・・・。」
「ほまれ・・・。」
直後、轟音とオシマイダーの叫び声が聞こえてきました。はな達は、オシマイダーを退治しに、外に出て変身します。
今回のオシマイダー
バトルスタート。エールとアンジュはオシマイダーからダメージを受けるものの、エトワールは持ち前のパワーとスピードで、優位に戦闘を進めていきます。
オシマイダーの不甲斐なさに苛立つパップル。ムダな時間は許されないとも言います。
「ムダな時間・・・。」
「人生に・・・、ムダな時間なんかない!」
「仲間と過ごす時間が、とても愛おしい!」
その後、エトワールにビームが飛んできますが、エールが回避させます。直後、アンジュがハートフェザーを放ち、エトワールは、バリアをトランポリンのように利用して高く跳びます。
「友達と一緒に学校に行ける時間が好き! 可愛い赤ちゃんの温もりを感じる時間が好き! 2人と一緒に過ごす時間が、私の心を輝かすんだ!」
直後、エトワールの持つミライクリスタルが光りました。すぐに、ハートスターでオシマイダーを拘束します。
そして、エールがハートフォーユーでオシマイダーを浄化しました。
しばらくして・・・、
「アンリ、私・・・。」
「負けたよ。」
「え?」
「さっきのほまれのスケート、素晴らしかった。」
「昔のムダのない正確なスケートも好きだったけど、今のほまれの、気持ちあふれる演技も悪くない!」
「アンリ・・・。」
「僕も負けてられないね。」
「アンリ君、私、本当に頑張って、ほまれを応援するから!」
「ああ!」
その後、はなは、ほまれの練習が大変な時は、もぐもぐの散歩を代わりにやると、リードを取りますが、もぐもぐが勢いよく走り、はなは歩道橋を降りる事になりました。
「あの子、本当に素直だね。」
「イケてるんだよ、はなは。」
「きっと将来、素敵なレディーになるよ・・・。」
はなともぐもぐは、だいぶ遠い所に来てしまいました。
「応援って誰でもできる、か・・・。」
「ダメダメ! 気にしちゃ! はなちゃんには、はなちゃんにしかできない事が・・・。」
その直後、もぐもぐが再び駆け出しました。もぐもぐは、ある人の前で止まります。
また、その人は、本を落としました。
「キレイな本・・・。」
「元気だね。」
劇中では明かされませんでしたが、男の名は「ジョージ」。
「とてもとても美しい物語なんだ。」
「はあ・・・。」
「その世界では、皆が、明日への希望に満ちていた。人はそこを『楽園』と呼んだ。しかし、永遠に続く煌めきは存在しなかった・・・。」
「え?」
「美しい物語・・・。」
「大人の人だ・・・。」
それから後日・・・、
「今日から、ラベニール学園、スポーツ特進クラス3年の、若宮アンリです。よろしくね!」
「何で!?」
「僕もほまれみたいに、心の広がりを探したかったんだよね!」
「僕もやってみようかな。プリキュア。」
「え・・・。」
「なーんてね。ま、人のために頑張るなんて、僕には向かないかな。」
「なんか、また賑やかになりそうだね!」
「うん!」
今回は、これで終了です。
次回:「丘をこえ行こうよ! レッツ・ラ・ハイキング!」
今日は、皆でハイキングに行きました。
しかし、はなの妹・ことりのクラスメイトの「愛崎 えみる」は、ハイキングは危険だと言います。その言葉通り、ハイキング中、次々にハプニングが起きて大変な事に。
しかも、皆で歌を歌っていたら、お猿さんが、はなのタンバリンを持っていっちゃいました。はぐたんとえみると一緒にお猿さんを追いかけていたら、迷子に・・・。
はな達は、皆と合流できるのか?
次回予告直後は、劇場版の宣伝がありました。ここからは、画像をいくつかキャプチャーしましたが、紹介は最後に回します。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ほまれの元に、世界的なフィギュアスケーター「若宮 アンリ」がやって来て、ほまれのスケート技術向上のために、ほまれをモスクワを連れて行こうとしましたが、ほまれは、はな達と一緒にいる時間が愛おしいと、アンリの誘いを断りました。
おいおい、4話、5話といい、ほまれメイン回って、キャプチャーしたい画像が豊富過ぎないか?
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(また、なんつー主感想だよ(笑))。4話、5話は、掲載画像数が191枚と、序盤とは思えないくらい多くなりましたが、今回は、それを優に超える217枚にもなりました・・・。
最終決戦まで、4話、5話を超える画像数にはならないと思ったんだけどなあ・・・。今話見終えた時は、今回の感想の画像数、100は超えても150は超えないと思ったんだけどなあ・・・。
いやー、とんでもない誤算でした。4話、5話もでしたが、キャラの表情が豊富ですし、キャラがよく動きますし、ついキャプチャー画像が多過ぎちゃうんでしょうね。
まだ今作始まって2か月目だというのに、掲載画像数200枚超えは驚きでした。今後も、ほまれメイン回は、キャプチャー画像が多くなりそうだと怯えながら視聴に臨んだ方が良さそうです。(笑)
さて、考察系感想に入りましょう。今話のポイントは、前話と同じく、「自分の夢は自分で決めよう!」ですかね。
また、「ありふれた才能をどう活かす?」というのも、今話のテーマのように感じました。今話を見終えて、前作37話が思い浮かびました。シエルがパリで店を開いていた時のオーナーがシエルをパリに連れ戻そうとした時の話ですね。
ほまれは世界的フィギュアスケーターが認めるほどのスケーティング技術、シエルは卓越したスイーツ作りの腕前と、2人とも、世界的に注目される才能を持っている点は似ています。
それゆえに、その才能をさらに磨く事のできる一流の環境に、一早く置いておきたいと思うのは当然でしょう。若いうちは習熟度が優れているため、スターになれる可能性を多分に秘めているのですから。
野球でいえば、甲子園で大活躍した選手を、大学で4年間過ごさせるよりも、高校3年生の時にドラフト候補に挙げて、即プロ入りさせた方が良いというのと同じですね。
ですが、それが正解だと決めるのは、期待をかけている人達ではありません。自分です。
いくら周りが期待しようとも、自分が正解だと思わなければ、それは不正解です。正解だと決めるケースもあるでしょうけど、周りが正解だからそれでいいやと、自分の意見を置き去りにするのも良くありません。すぐに、理想と現実の不一致を感じ、己を壊してしまうでしょう。
しかし、周りが自分に大きな期待をかけてくれているのに、それを裏切るのは申し訳ないと感じる事があるかもしれません。
ですが、そこは、ハリーが言っていたように、自分の心に素直になる事が大事なんでしょうね。いくら人の事を気にし過ぎて、自分が本当にやりたい事がやれなくなってしまっては、元も子もありません。
思えば、「アラモード」の方でも、ビブリーが言ってましたね。いい子ちゃんぶらず、自分のやりたいようにやれと。
そして、ほまれは、はなとさあやが自分に新しい世界を見せてくれて、一緒にいる時間が楽しいからと、はなとさあやと一緒にいる事を決めました。このあたりも、シエルと似てますよね。いちか達と一緒にいると毎日新しい発見があって、皆から刺激をもらえると言ってましたし。
まあ、だからと言って、アンリの考えは否定できないでしょう。
アンリは、一早く大人になりたいように思いますし、それに、男女の違いこそあれど、ほまれが頑張ればアンリが頑張り、アンリが頑張ればほまれが頑張る、という関係性なんでしょう。だから、ほまれを、自分と一緒の一流の練習環境に連れて行きたかったのかもしれません。
ですが、いくら一緒にいる時間が長いとはいえども、ものの考え方が決して同じとは限りません。アンリにはアンリの考えがあるように、ほまれにはほまれの考えがあるんですよね。
アンリは一刻も早い大人の仲間入りを考えていますが、ほまれは、子供っぽくて素直なはなを「イケてる」と評価しているあたり、子供っぽいところに憧れていて、大人になる事にはそこまで興味がないのでしょう。だから、自分の夢に対しても、すぐに叶えようというものではなく、友達と楽しく過ごしながらゆっくり進んでいこうと考えているのでしょうね。
それに、このアニメのメインターゲットが未就学女児である事を考えれば、その方が良いのでしょう。夢のために、せっかくできた友達と離れるのは辛いでしょうしね。
だったら、友達を多く作って、楽しく遊びながら、少しずつ夢に向かって進むのが良いでしょう。大人になるまで時間は沢山あるのですし、焦ってはダメですよね。
それにしても、まだ8話だというのに、見所タップリでしたね。今後のほまれメイン回も楽しみにしたいもの。
可愛いものにデレデレになるきゃわたんほまれを堪能しつつ(笑)、ほまれがどう成長し、どう夢に近付いていくのか、しっかり見ていきたいと思います。
本編の感想は、これで終わりです。ここからは、後回しにした、劇場版のキャプチャー画像紹介。
なお、劇場版は、一昨日見てきました。ここからの語りは、それを踏まえてのものですので、あらかじめご承知おき下さい。
物語序盤のシーンです。『なんやてーっ!』と関西弁で総ツッコミするところに盛大に噴きました。キミ達、ホント、ノリいいな。(笑)
また、このシーンでは、アンジュが「知性のプリキュア」らしさを見せてもいました。怒り顔も可愛いですし、アンジュが好きな方は、ぜひ映画館へ!
今回は、ウソバーッカ役を演じた北村一輝さんが出演。
この作品が声優初挑戦との事ですが、とてもそうは思えませんでした。俳優業の長いキャリアがなせる業なんでしょうかね。
前々作、前作、現作の主人公3人が1つの画面に出ると、見応えがありますよね。劇場版では、こういうシーン多いです。それだけに、先輩プリキュアの頼もしさをより強く感じさせる作品に仕上がっていると思います。
なお、劇場版の感想は、今月中には書けません。来月になると思いますが、来月は仕事が繁忙期だし、どうなるかな・・・。
遅くとも、ゴールデンウィーク中には挙げたいですね。まあ、そんなに期待せず、適当にお待ち下さい。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。