今話の名セリフ:「何が正しいのか、私達には分からない・・・。だから私達にできるのは、ちゆちゃん本人が決めたやり方を、応援する事。それだけだよ・・・。」(花寺のどか)
「ヒーリングっど♡プリキュア」第8話「とべないちゆ!? 陸上大会 大ピンチ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある早朝、ちゆはランニングに出かけました。
同じ頃、のどかも、日課のランニングに出かけようとしており、準備体操中。そんな中、ちゆが走っているのを見かけ、走りたい意欲が湧いてきました。
オープニングは通常バージョンに戻りました。公開延期となった劇場版の新たな上映開始日が決まり、その日までの日数が2か月近くある事から通常バージョンにしたのでしょう。
なお、新たな上映開始日は、5月16日(土)。この頃には3人合体技が出ていそうですね。追加プリキュアの伏線も張られているかもしれません。
また、公開延期に伴い、5月15日(金)まで、「スーパースターズ」までの劇場版24作品が期間限定で無料配信される事に。1週間ごとに3作品が配信され、この記事を書いた日時点では、「マックスハート」の2作品と「スプラッシュスター」が配信中です。
私は、つい先日、劇場版「スプラッシュスター」を見ましたが、久々に鳥肌が立ってました。最初に見たプリキュア映画がこれなのも大きく影響してますね。
映画館でプリキュア映画を見に行く事に抵抗を感じている方も、これを機に楽しんでみる事をオススメします。
~ Aパート ~
「あれ、何やってるの?」
「占いだ。」
「はあ?」
「キングビョーゲン様の気持ちを射止められるか、射止められないか、だとよ・・・。」
射止められる確率の方が圧倒的に高い・・・。これが占いだというのなら、確率半々にしようぜ? まあ、これはこれで、外れにダーツが刺さった時に「ざまぁ」と言えて、おいしかったりするのですが。(笑)
「そこ、うるさい! せっかく練習してるのに、集中乱さないでくれる?」
「練習? 練習のある占いなんて聞いた事がないぞ!」
「あるんですー! 結果出すには練習必須なんですー!」
「やれやれ・・・。バカバカしい・・・。」
結果出すには練習必須とか、まともな事言っておきながら外すとか、当たりに的中させた事が1回もないんだろうな。当たりの確率が圧倒的に高いのにダサッ。今回もビョーゲンズの面々が、名前に似合わず愉快過ぎて、地球のお加減は良好そうです。(笑)
ちゆは、走り高跳びの練習中。その様子を、のどかとひなたも見守っていました。
ちゆだけでなく、陸上部の部員達は皆、練習に気合が入っています。
春の大会が近いからであり、ちゆは、先日県大会の記録を超えた事で、優勝しそうな勢いがあります。
しかし、安心するのは早いと、新聞部の道男が言います。
「敏感(びんかん)ジャーナリストだっけ?」
「ガクッ・・・。」
「敏腕(びんわん)! 敏腕ジャーナリスト!」
相変わらず、ひなたは、ボケるの上手いのう。まあ、素で間違えたっぽいけど。前話では、オシャレ度がダサいなんて言われたりと、道男にとって、ひなたは天敵になってる感がありますね。(笑)
「安心するのは早い」とは、どういう事なのか? それは、このすこやか中学校のライバルである西中学校に、県大会の最高記録のみならず、ちゆの自己ベストを超える選手がいるため。
「何見てるの?」
「ちゆちー! どうしたの? 休憩?」
「ナイスタイミング! 僕のスクープ写真をぜひ・・・。」
「フン!」
「何でもないない! えっと、その・・・、可愛いクラゲの写真を見てたの!」
「そうそうそう! クラゲクラゲ! 西中陸上部の写真とか全然見てないし!」
「ひなたちゃん!?」
全然隠せてねぇ・・・。道男のダメージが無駄なものに・・・。まあ、野郎ならどうだっていいかな、別に。(笑)
「ちゆちゃん・・・。」
「気にならないといえば、ウソになるけど・・・。」
「けど?」
「陸上は自分との戦い。私のライバルは、私だから!」
「私のライバルは私・・・。」
「どうした?」
「なんか、踏切りのタイミングが合わなくて・・・。」
「気にしない気にしない! 切り替えていこう!」
その直後、練習終了。跳べなかった事に、ちゆの不安は募ります。
その夜・・・、
「カッコ悪いところ見せちゃった・・・。」
「ううん。そんな事ないペエ。毎日一生懸命頑張っているちゆは、カッコいいペエ!」
「大丈夫ペエ! 明日はきっと跳べるペエ!」
「そうね・・・。」
その翌朝、ちゆはランニングに出ますが、その表情は不安そう。
「おはよう。」
「のどか! どうしたの? こんな朝早くに。」
「よかったら一緒に走らない? お邪魔じゃなければだけど。」
「おーい! ちゆちー! 今日は一緒に走りたい気分でさ! ・・・って、何でのどかっちがいるの!?」
「私は、昨日のちゆちゃんの様子が気になって・・・。」
「え、アタシも! かぶった!」
「あー! 偶然だなー!」
「偶然、偶然!」
『ね!』
「いつも、ここ走ってるの?」
「時々ね。砂浜を走ると、普段は使わない筋肉に、いい感じで負荷をかけられるから。」
「ふわあ~・・・、陸上の選手って、そんな事にまで気を使って走ってるんだ・・・。」
「本当の事言うと、それだけじゃないんだけどね・・・。」
「小さい頃は、泳ぐのが好きだった・・・。」
「ある日、いつものように海へ出て、夢中で泳いでいたのね。気が付いたら、そこは青一色の世界だった・・・。」
「空と海が溶け合って、1つになっていて、このまま海を越えて、空まで行けそうな・・・。空を泳いでみたいって思った・・・。」
「それがハイジャンプを始めたきっかけ。自分の限界を感じた時、海を見ると、また跳ぼうって思えるの・・・。海と空が溶け合った、あの青い世界に近付くために・・・。」
「でも、今日は海のおかげじゃなくて、2人のおかげね。ありがとう。」
ですが、今日は学校がある日。3人は急いで支度に向かいました。
~ Bパート ~
また跳ぼうって思う気になったちゆですが、この日も失敗続き。
学校が休みの日曜日も、ちゆは練習に出ました。ペギタンが、そんなちゆが心配になり、ヒーリングバッグの中の自分の部屋で、ちゆが跳べなくなった原因を調べる事に。
その結果、イップスに陥ったのではないかと考えます。それまで簡単できていた事が、ある日突然できなくなり、できなくなった事が気になって、ますますできなくなっていく事です。
それに気付いたペギタンは、のどかの家に来ましたが、いるのはラテとラビリンだけ。のどかは、ひなたと一緒にお買い物に行ったようです。
その後は、ひなたの家に行く予定だと聞くと、急いでひなたの家に。行ってみると・・・、
「みんな、それは・・・?」
「応援に使う横断幕を作っているの。」
「ちゆちーには、まだ内緒ね。」
「遊んでた訳じゃなかったペエ・・・。」
「んな訳ないし!」
「ペギタンは大丈夫? 何かあったの?」
「ちゆは・・・、ちゆはイップスかもしれないペエ・・・。なのに、今日も練習してるペエ・・・。」
「お願いペエ・・・。のどかとひなたからも無理しちゃダメだって言ってあげてほしいペエ・・・。」
「そう言ったんだけどね・・・。」
「頑張るのも大事だけど、あんまり無理しないで、ちゆちゃん・・・。」
「記録出なくても死なないし!」
「それでも私は跳びたいの・・・。」
「今は無理をしてでも、自分の限界を超えたい・・・。そういうのって、もう古いのかな?」
「あんな笑顔見せられちゃったら、もう、何も言えないよ・・・。」
「何が正しいのか、私達には分からない・・・。」
「だから私達にできるのは、ちゆちゃん本人が決めたやり方を、応援する事。それだけだよ・・・。」
そう話しているうちに、横断幕が完成。
まあ、字が違っていますが。
という事で急いで直します。といっても、大会には間に合いそうですが。
陸上大会当日を迎えました。選手は皆、良い記録を出そうと真剣です。
そんな中、ちゆの出番が近付いてきました。
「ちゆちゃーん!」
「空へ!」
「限界突破!」
「ありがとう・・・。みんな・・・。」
「あの空の高さに比べたら・・・。」
しかし、その直後、ダルイゼンがメガビョーゲンを生み出しました。
メガビョーゲンの出現に、選手達や観客達は逃げ出します。この隙に、のどか達はプリキュアに変身します。
バトルスタート。すぐに、フォンテーヌとスパークルがキックでダメージを与え、グレースがキュアスキャン。
しかし、メガビョーゲンは氷の壁を張ってきました。プリキュアの攻撃は通らない上、メガビョーゲンの攻撃は壁を貫通してきます。
メガビョーゲンの攻撃を避ける中、フォンテーヌは良い考えが思い付きました。フォンテーヌは、メガビョーゲンを自分から逸らすよう、グレースとスパークルに頼みます。
そして、グレースとスパークルがメガビョーゲンに攻撃している間、フォンテーヌは別の方向からメガビョーゲンに近付きます。
「ペギタン。さっきの声援、嬉しかったわ!」
壁を張っていても、真上はがら空き。ヒーリングストリームでメガビョーゲンを浄化しました。
メガビョーゲンに捕えられていた氷のエレメントは救えましたが、ラテの具合は良くなっていません。
そこで、氷のエレメントは、エレメントボトルをのどか達に渡しました。ボトルにエネルギーを満たし、ラテの首輪に着けると、ラテの具合が良くなりました。
「でも、大会は残念な事になっちゃったね・・・。」
「うん。今日のために、みんな頑張ってきたのに・・・。」
「ちゆ、カッコよかったペエ! もう大丈夫ペエね・・・。」
「うん。みんなのおかげでね・・・。」
「また一歩、あの場所に近付ける・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「ひなたのカワイイ大作戦!」
ひなたが、ゆめポートでやっている「エンジェルフォト撮影会」に、のどか達を誘いました。アクセサリーや衣装がレンタルできて、可愛くオシャレした素敵な写真を撮影してもらえるとか。
オシャレの知識を沢山知ってるひなたに色々教えてもらいながら、ネイルを飾ったり、ドレスを選んだりなど、楽しい時間を過ごします。ですが、すごく人が沢山いて、のどかは、少し疲れてきたようで・・・。
【まとめ】
ちゆは、他の学校に自分よりも優秀な走り高跳びの選手がいると聞いて、調子を落としてしまいましたが、のどか達の励ましにより、調子を取り戻し、自分の限界を超える事ができました。
のどか、ちゆ、ひなたの3人の友情が実に素晴らしい!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。今話視聴前は、ちゆが調子を落とした悩みを1人で抱え込み過ぎるんじゃないかと心配していましたが、それは杞憂に終わり、しかも、濃い友情を見せてくれるとは思いもしませんでした。
特に、ちゆが調子を落とした日の翌朝に、のどかとひなたが、ちゆの家に来て一緒に走ろうと呼びかけたのが良かったですね。前話で、のどかの事を心配して家に来た、ちゆとひなたに通ずるところがあって。
あれがあったからこそ、ちゆが走り高跳びを始めたきっかけや、走り高跳びに対する意気込みが聞けて、何度跳んでも失敗続きのちゆに対して、無理をしないよう止めるのではなく、ちゆの想いを叶えたいと応援する立場に回れたように思いますね。もし、それがなければ、思い通りに跳べない事でヤケになってるんじゃないかと感じ、何としてでもちゆを休ませようと行動に移し、その結果、気持ちのすれ違いが発生していたかもしれないでしょう。
それに、前話もでしたけど、一緒に家に行った事については、事前に打ち合わせはしてないんですよね。にもかかわらず、同じタイミングで家に着いて、困ってる子を心配するなんて、気持ちが通じ合って素敵だな、と思いました。
まだ8話目でしょ? 残り話数は40話以上もあるんでしょ? なのに、この厚い友情とか、来月のパワーアップイベントとか、めちゃくちゃ感動するんじゃなかろうか・・・。
あと数話後には、のどか達に大きな試練が訪れると思いますが、言葉は交わさずとも気持ちは通じ合っている素敵な友情で、難なく乗り越えられる。そんな信頼感で一杯です。水族館イベントの影響の大きさを改めて感じました。
陸上大会は、メガビョーゲンの出現により、人が全然いなくなって、ラストでちゆが跳んでいたのは公式記録とはなりませんでしたが、ちゆが「陸上は自分との戦い」と言っていた事を思えば、選手がいない中で最高の跳びができたのはアリなのかな、と思っています。
仮に、選手全員が会場に戻って、大会が再開されたとしても、最高の跳びはできたし、優勝もできたに違いない。私は、そう信じています。
さて、次回は、ひなたメイン回。可愛くオシャレした素敵な写真を撮影していく中で、のどかが人混みの多さに耐えられなくなるという内容ですかね。
次回も、前話や今話みたく、3人の中で困っている子を他2人が全力で手助けするシーンがありそうで楽しみにしたいところ。現時点でも素敵な友情を、次回終了時には一層素敵にさせてくれると信じています。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ヒーリングっど♡プリキュア」第8話「とべないちゆ!? 陸上大会 大ピンチ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある早朝、ちゆはランニングに出かけました。
同じ頃、のどかも、日課のランニングに出かけようとしており、準備体操中。そんな中、ちゆが走っているのを見かけ、走りたい意欲が湧いてきました。
オープニングは通常バージョンに戻りました。公開延期となった劇場版の新たな上映開始日が決まり、その日までの日数が2か月近くある事から通常バージョンにしたのでしょう。
なお、新たな上映開始日は、5月16日(土)。この頃には3人合体技が出ていそうですね。追加プリキュアの伏線も張られているかもしれません。
また、公開延期に伴い、5月15日(金)まで、「スーパースターズ」までの劇場版24作品が期間限定で無料配信される事に。1週間ごとに3作品が配信され、この記事を書いた日時点では、「マックスハート」の2作品と「スプラッシュスター」が配信中です。
私は、つい先日、劇場版「スプラッシュスター」を見ましたが、久々に鳥肌が立ってました。最初に見たプリキュア映画がこれなのも大きく影響してますね。
映画館でプリキュア映画を見に行く事に抵抗を感じている方も、これを機に楽しんでみる事をオススメします。
~ Aパート ~
「あれ、何やってるの?」
「占いだ。」
「はあ?」
「キングビョーゲン様の気持ちを射止められるか、射止められないか、だとよ・・・。」
射止められる確率の方が圧倒的に高い・・・。これが占いだというのなら、確率半々にしようぜ? まあ、これはこれで、外れにダーツが刺さった時に「ざまぁ」と言えて、おいしかったりするのですが。(笑)
「そこ、うるさい! せっかく練習してるのに、集中乱さないでくれる?」
「練習? 練習のある占いなんて聞いた事がないぞ!」
「あるんですー! 結果出すには練習必須なんですー!」
「やれやれ・・・。バカバカしい・・・。」
結果出すには練習必須とか、まともな事言っておきながら外すとか、当たりに的中させた事が1回もないんだろうな。当たりの確率が圧倒的に高いのにダサッ。今回もビョーゲンズの面々が、名前に似合わず愉快過ぎて、地球のお加減は良好そうです。(笑)
ちゆは、走り高跳びの練習中。その様子を、のどかとひなたも見守っていました。
ちゆだけでなく、陸上部の部員達は皆、練習に気合が入っています。
春の大会が近いからであり、ちゆは、先日県大会の記録を超えた事で、優勝しそうな勢いがあります。
しかし、安心するのは早いと、新聞部の道男が言います。
「敏感(びんかん)ジャーナリストだっけ?」
「ガクッ・・・。」
「敏腕(びんわん)! 敏腕ジャーナリスト!」
相変わらず、ひなたは、ボケるの上手いのう。まあ、素で間違えたっぽいけど。前話では、オシャレ度がダサいなんて言われたりと、道男にとって、ひなたは天敵になってる感がありますね。(笑)
「安心するのは早い」とは、どういう事なのか? それは、このすこやか中学校のライバルである西中学校に、県大会の最高記録のみならず、ちゆの自己ベストを超える選手がいるため。
「何見てるの?」
「ちゆちー! どうしたの? 休憩?」
「ナイスタイミング! 僕のスクープ写真をぜひ・・・。」
「フン!」
「何でもないない! えっと、その・・・、可愛いクラゲの写真を見てたの!」
「そうそうそう! クラゲクラゲ! 西中陸上部の写真とか全然見てないし!」
「ひなたちゃん!?」
全然隠せてねぇ・・・。道男のダメージが無駄なものに・・・。まあ、野郎ならどうだっていいかな、別に。(笑)
「ちゆちゃん・・・。」
「気にならないといえば、ウソになるけど・・・。」
「けど?」
「陸上は自分との戦い。私のライバルは、私だから!」
「私のライバルは私・・・。」
「どうした?」
「なんか、踏切りのタイミングが合わなくて・・・。」
「気にしない気にしない! 切り替えていこう!」
その直後、練習終了。跳べなかった事に、ちゆの不安は募ります。
その夜・・・、
「カッコ悪いところ見せちゃった・・・。」
「ううん。そんな事ないペエ。毎日一生懸命頑張っているちゆは、カッコいいペエ!」
「大丈夫ペエ! 明日はきっと跳べるペエ!」
「そうね・・・。」
その翌朝、ちゆはランニングに出ますが、その表情は不安そう。
「おはよう。」
「のどか! どうしたの? こんな朝早くに。」
「よかったら一緒に走らない? お邪魔じゃなければだけど。」
「おーい! ちゆちー! 今日は一緒に走りたい気分でさ! ・・・って、何でのどかっちがいるの!?」
「私は、昨日のちゆちゃんの様子が気になって・・・。」
「え、アタシも! かぶった!」
「あー! 偶然だなー!」
「偶然、偶然!」
『ね!』
「いつも、ここ走ってるの?」
「時々ね。砂浜を走ると、普段は使わない筋肉に、いい感じで負荷をかけられるから。」
「ふわあ~・・・、陸上の選手って、そんな事にまで気を使って走ってるんだ・・・。」
「本当の事言うと、それだけじゃないんだけどね・・・。」
「小さい頃は、泳ぐのが好きだった・・・。」
「ある日、いつものように海へ出て、夢中で泳いでいたのね。気が付いたら、そこは青一色の世界だった・・・。」
「空と海が溶け合って、1つになっていて、このまま海を越えて、空まで行けそうな・・・。空を泳いでみたいって思った・・・。」
「それがハイジャンプを始めたきっかけ。自分の限界を感じた時、海を見ると、また跳ぼうって思えるの・・・。海と空が溶け合った、あの青い世界に近付くために・・・。」
「でも、今日は海のおかげじゃなくて、2人のおかげね。ありがとう。」
ですが、今日は学校がある日。3人は急いで支度に向かいました。
~ Bパート ~
また跳ぼうって思う気になったちゆですが、この日も失敗続き。
学校が休みの日曜日も、ちゆは練習に出ました。ペギタンが、そんなちゆが心配になり、ヒーリングバッグの中の自分の部屋で、ちゆが跳べなくなった原因を調べる事に。
その結果、イップスに陥ったのではないかと考えます。それまで簡単できていた事が、ある日突然できなくなり、できなくなった事が気になって、ますますできなくなっていく事です。
それに気付いたペギタンは、のどかの家に来ましたが、いるのはラテとラビリンだけ。のどかは、ひなたと一緒にお買い物に行ったようです。
その後は、ひなたの家に行く予定だと聞くと、急いでひなたの家に。行ってみると・・・、
「みんな、それは・・・?」
「応援に使う横断幕を作っているの。」
「ちゆちーには、まだ内緒ね。」
「遊んでた訳じゃなかったペエ・・・。」
「んな訳ないし!」
「ペギタンは大丈夫? 何かあったの?」
「ちゆは・・・、ちゆはイップスかもしれないペエ・・・。なのに、今日も練習してるペエ・・・。」
「お願いペエ・・・。のどかとひなたからも無理しちゃダメだって言ってあげてほしいペエ・・・。」
「そう言ったんだけどね・・・。」
「頑張るのも大事だけど、あんまり無理しないで、ちゆちゃん・・・。」
「記録出なくても死なないし!」
「それでも私は跳びたいの・・・。」
「今は無理をしてでも、自分の限界を超えたい・・・。そういうのって、もう古いのかな?」
「あんな笑顔見せられちゃったら、もう、何も言えないよ・・・。」
「何が正しいのか、私達には分からない・・・。」
「だから私達にできるのは、ちゆちゃん本人が決めたやり方を、応援する事。それだけだよ・・・。」
そう話しているうちに、横断幕が完成。
まあ、字が違っていますが。
という事で急いで直します。といっても、大会には間に合いそうですが。
陸上大会当日を迎えました。選手は皆、良い記録を出そうと真剣です。
そんな中、ちゆの出番が近付いてきました。
「ちゆちゃーん!」
「空へ!」
「限界突破!」
「ありがとう・・・。みんな・・・。」
「あの空の高さに比べたら・・・。」
しかし、その直後、ダルイゼンがメガビョーゲンを生み出しました。
メガビョーゲンの出現に、選手達や観客達は逃げ出します。この隙に、のどか達はプリキュアに変身します。
バトルスタート。すぐに、フォンテーヌとスパークルがキックでダメージを与え、グレースがキュアスキャン。
しかし、メガビョーゲンは氷の壁を張ってきました。プリキュアの攻撃は通らない上、メガビョーゲンの攻撃は壁を貫通してきます。
メガビョーゲンの攻撃を避ける中、フォンテーヌは良い考えが思い付きました。フォンテーヌは、メガビョーゲンを自分から逸らすよう、グレースとスパークルに頼みます。
そして、グレースとスパークルがメガビョーゲンに攻撃している間、フォンテーヌは別の方向からメガビョーゲンに近付きます。
「ペギタン。さっきの声援、嬉しかったわ!」
壁を張っていても、真上はがら空き。ヒーリングストリームでメガビョーゲンを浄化しました。
メガビョーゲンに捕えられていた氷のエレメントは救えましたが、ラテの具合は良くなっていません。
そこで、氷のエレメントは、エレメントボトルをのどか達に渡しました。ボトルにエネルギーを満たし、ラテの首輪に着けると、ラテの具合が良くなりました。
「でも、大会は残念な事になっちゃったね・・・。」
「うん。今日のために、みんな頑張ってきたのに・・・。」
「ちゆ、カッコよかったペエ! もう大丈夫ペエね・・・。」
「うん。みんなのおかげでね・・・。」
「また一歩、あの場所に近付ける・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「ひなたのカワイイ大作戦!」
ひなたが、ゆめポートでやっている「エンジェルフォト撮影会」に、のどか達を誘いました。アクセサリーや衣装がレンタルできて、可愛くオシャレした素敵な写真を撮影してもらえるとか。
オシャレの知識を沢山知ってるひなたに色々教えてもらいながら、ネイルを飾ったり、ドレスを選んだりなど、楽しい時間を過ごします。ですが、すごく人が沢山いて、のどかは、少し疲れてきたようで・・・。
【まとめ】
ちゆは、他の学校に自分よりも優秀な走り高跳びの選手がいると聞いて、調子を落としてしまいましたが、のどか達の励ましにより、調子を取り戻し、自分の限界を超える事ができました。
のどか、ちゆ、ひなたの3人の友情が実に素晴らしい!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。今話視聴前は、ちゆが調子を落とした悩みを1人で抱え込み過ぎるんじゃないかと心配していましたが、それは杞憂に終わり、しかも、濃い友情を見せてくれるとは思いもしませんでした。
特に、ちゆが調子を落とした日の翌朝に、のどかとひなたが、ちゆの家に来て一緒に走ろうと呼びかけたのが良かったですね。前話で、のどかの事を心配して家に来た、ちゆとひなたに通ずるところがあって。
あれがあったからこそ、ちゆが走り高跳びを始めたきっかけや、走り高跳びに対する意気込みが聞けて、何度跳んでも失敗続きのちゆに対して、無理をしないよう止めるのではなく、ちゆの想いを叶えたいと応援する立場に回れたように思いますね。もし、それがなければ、思い通りに跳べない事でヤケになってるんじゃないかと感じ、何としてでもちゆを休ませようと行動に移し、その結果、気持ちのすれ違いが発生していたかもしれないでしょう。
それに、前話もでしたけど、一緒に家に行った事については、事前に打ち合わせはしてないんですよね。にもかかわらず、同じタイミングで家に着いて、困ってる子を心配するなんて、気持ちが通じ合って素敵だな、と思いました。
まだ8話目でしょ? 残り話数は40話以上もあるんでしょ? なのに、この厚い友情とか、来月のパワーアップイベントとか、めちゃくちゃ感動するんじゃなかろうか・・・。
あと数話後には、のどか達に大きな試練が訪れると思いますが、言葉は交わさずとも気持ちは通じ合っている素敵な友情で、難なく乗り越えられる。そんな信頼感で一杯です。水族館イベントの影響の大きさを改めて感じました。
陸上大会は、メガビョーゲンの出現により、人が全然いなくなって、ラストでちゆが跳んでいたのは公式記録とはなりませんでしたが、ちゆが「陸上は自分との戦い」と言っていた事を思えば、選手がいない中で最高の跳びができたのはアリなのかな、と思っています。
仮に、選手全員が会場に戻って、大会が再開されたとしても、最高の跳びはできたし、優勝もできたに違いない。私は、そう信じています。
さて、次回は、ひなたメイン回。可愛くオシャレした素敵な写真を撮影していく中で、のどかが人混みの多さに耐えられなくなるという内容ですかね。
次回も、前話や今話みたく、3人の中で困っている子を他2人が全力で手助けするシーンがありそうで楽しみにしたいところ。現時点でも素敵な友情を、次回終了時には一層素敵にさせてくれると信じています。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。