麦 香る

つれづれなるままに・・・
独白
毒吐

コーヒー

2020-06-13 07:26:10 | 日記
朝の1杯のコーヒーが至福の時だった。

たまの休みのあいた時間に
近所の小さなコーヒーショップに行き
うん蓄を聴きながら試飲することも楽しく。
一袋買ったショップのコーヒーを1杯め
スーパーで買ったコーヒーを2杯めに

毎朝欠かさず飲んでいたけれど
2年前の今ごろ
ひどい風邪をひき
においがわからなくなった。
コーヒーのにおいと、苦手なタバコのにおいが
どっちがどっちかわからなくなったのだ。

それから毎日
「今日は、わかるかも・・・」と
一縷の望みを胸に
飲んではみるが
惨敗。
それでも毎日飲み続けた。
ショップへは足を運ばなくはなったが。

それから1年半たったあるとき
「毎日2リットルは何でもいいから飲みなさい!」
と、友人の看護師からのアドバイスを受け
職場でマイボトルが推奨されたこともあり
ずっと前に知人からもらった「万能茶」なるものをわかし
ボトルに入れて毎日飲み始めた。

朝わかす万能茶をコーヒー代わりに飲み始めると
「これも悪くない・・・」

コーヒーは出番をなくした。

今朝
久しぶりにコーヒーをいれてみた。
丁寧に。

・・・やっぱりコーヒーがすき

あの頃までは戻れないけど
においが少しわかるようになっていた。


さよならを切り出したくせに
「愛している」というあなたの気持ちは
もしかしたら
こんな感じなのかも
って
ちょっと思った
そんな朝


ささやかな安堵

2020-06-12 21:38:35 | 日記
夏祭りも
花火大会も
今年は中止で ほっとする。


あなたの残骸が
細かくあちこちに散らばっている胸の中で
それらが太鼓の音に
胸の内側を刺しながら踊り

記憶のかけらが
地雷みたいにそこかしこに埋まっている人いきれの中で
激しく爆発しては
ふっ飛ばされ

私は
血まみれになるところでした