習って3年目になるマリンバの発表会。
今年はオンライン(Zoom)に。
緊張具合。観客がいないようでいる、いるようでいないような感覚。
どんな感じなんだろ?
先週、「オンラインライブ」と称した発表会が行われた。
家々からのリレー発表。
いつもなら、緊張がちがちでお辞儀して、弾いて、去っていく子どもたちの発表。
でも今回は、お家が映し出され。ピアノの上に”曲のイメージ”の小物が置かれたり、壁に貼られたポスターが映りこみ。その人の何か、人となりまで感じられるような。
出番の前に「この曲は、私の中では”飲み屋におじさんがいっぱいいるイメージ”で、弾きます。」と、「イン・ザ・ムード」をピアノでノリノリで弾いた中学生。
出番の後に「緊張しないように、ひざに触ると安心するパーカーをこっそり置いて弾きました。」と、緊張しいのはにかみがちな小学生。
お気に入りの工作で作ったロボットをみんなに見せる男の子。
いつも以上に個性があふれる画面に、くぎ付け。
演奏中でも、演奏前のトーク中でも「がんばれ~!」「すてき♡」と。チャットにコメントも。
ホスト役の先生から「次の皆さんは、YouTubeで発表です。今からチャットに貼りつけた、YouTubeリンクに飛んでくださ~い!」との指示で、YouTubeに飛ぶと、4人の歌声アンサンブルの皆さんが、お一人お一人歌った声と映像をアプリで重ねたという合唱が。「こんな事できるんだ~!すてき!」
私の出番。曲は20才の頃から大好きな「オリノコフロウ」を、マリンバで。
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「今日は、絶好調で~す♪」と、自己暗示をかけながら。
毎回演奏の瞬間は、本当に楽しい。
高所恐怖症のくせに大好きな、絶叫系ジェットコースターに何度も乗りたくなるような感じに似ている。
緊張感が集中力となり、自分に味方してくれると、最高に楽しい瞬間。恐れすらそれを爽快に乗り越えた後の解放感につながる、なんとも濃く充実した時間。
神戸に住む、小学校からの友人も、見に来てくれた。
これこそ、オンラインならでは。
どうしても、音だけは生に勝るものはない。
しかし。
楽しくエキサイティングな新しい宴だった。
・・・ご参考までに・・・
Enya - Orinoco Flow (video)