無飛車流のすすめ

将棋のことをつぶやきます。

本将棋は詰将棋の一部⁉︎

2024-05-21 18:55:00 | 日記
 将棋倶楽部24で指していたころ、同じ将棋サークルの仲間にニーチェさんという人がいました。ニーチェさんとは実際に会ったこともありますが、住んでいる地域が離れているので、普段はネット上でやりとりをしていました。
 ニーチェさんは詰将棋が好きで、自作の詰将棋をサークル仲間によく出題してくれていました。私は難問に頭を悩ませながらも、できるだけ実況しながら解こうとしていました。「ここは2三銀と捨てるのが詰めの筋」という具合です。詰将棋に限らず何かの作品を作った人というのは、他の人の感想や評価を聞きたいだろうと考えたからです。また、どんな反応をするかも知りたいはずです。なので、問題を解く思考の過程などをできるだけ実況していました。実況といっても実際に声に出すわけでなくチャットですが。
 ニーチェさんはそのうち「本将棋は詰将棋の一部だ」などと言い出し、みんなは「え、逆じゃない?」と驚きました。詰将棋をやりすぎて頭がおかしくなったのではないかと心配したものです。
 ところがその後、ニーチェさんが看寿賞を受賞してさらにびっくり! 看寿賞というのは、創作詰将棋に贈られるとても偉大な賞です。
 何かを極める人というのは、やはり他の人とは感覚が違うものなんだなあと、感心したものでした。

将棋ジャンキーの日常 〜阿佐田哲也氏も通った道?〜

2024-05-20 07:06:00 | 日記
 負ければ悔しくてもう一局。勝っても嬉しくてもう一局。結局、延々と指し続けることになります。ふと空腹に気づいて我に返れば、いつから食事をしていないのか思い出せない有り様。窓の外を見てうす暗い様子を見ても、それがどういうことかわかりません。今から夜になるのか、夜が明けるところなのか、判別がつかないのです。周りのことがわからなくなるくらい、将棋に没頭しているのでした。
 作家であり、雀士でもあった阿佐田哲也氏は、麻雀をしていてよく徹夜になってしまったことから、「朝だ、徹夜だ」ということで阿佐田哲也という名前を決めたそうです。「麻雀放浪記」を書き、「雀聖」と呼ばれ、マンガのモデルにもなったので、知っている人も多いのではないでしょうか。
 上の画像を見てください。加藤名人が誕生した歴史に残る名人戦です。最大7局の七番勝負のはずが、持将棋や千日手を含んで実質10局となる死闘でした。
 「ひふみん」の愛称でお茶の間にも親しまれることになった加藤九段ですが、神武以来の大天才というすごい棋士なのです。
 しかし注目してほしいのは、観戦記を書いた人の名前。色川武大というその人こそ、阿佐田哲也氏の別の名前なのです。昭和の時代の昔話でした。

志在千里

2024-05-19 19:15:00 | 日記
 小林九段からいただいた色紙です。小林九段は地元のアマチュア大会の審判長をされたり、大会の棋譜を新聞に掲載して解説されたりと、地元での活動に力を入れておられます。
 アマチュアにとって、自分の指した棋譜が新聞に載るかもしれないということは、大変励みになるものです。いつもありがとうございます。

タイトル挑戦者から記録係へ

2024-05-19 06:31:00 | 日記
 タイトルに挑戦したが、獲得はならず。その次の期は、記録係としてタイトル戦に再登場。そんな棋士がいたような気がするんです。
 記録係は普通、奨励会員が務めます。プロ棋士が記録係をするのは異例。それもタイトル戦で、前期の挑戦者が記録係というのは前代未聞ではないでしょうか。
 でも記憶が定かではないんです。たしか中村修九段のような気がするんですが…。棋戦は、年に2回やってたころの棋聖戦じゃなかったかなぁと。わかる方、情報をお待ちしています。
 しかし中村九段、若い頃からイケメンでしたが、お年を召されてますますカッコ良くなってますね!

(訂正)記録係が不足しているときに、プロ棋士が務めることはときどきあるようです。「異例」という表現は適切ではありませんでした。失礼しました。