輪廻の沼 3

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人間が人間を支配する時代の終焉

2007年04月06日 12時36分51秒 | Weblog

最近になり、新国家建設にあたり政治の電脳化というのをイメージングする。人間が人間を支配するという過程は、欲と欲の構造である。しかし、人間と機械であれば、この構図は当てはまらない。

人と人、それが政治と経済の関係を血生臭いものに変えている。国家という枠組みの中で、人間が人間を支配するという今の現状で、政治家は国益ではなく、私益にのみ準じている部分が多々存在している。また国会議員の数も我が国は多すぎると言われているが、一億2千万人もいるのだから300名ほどの国会議員が多いのか少ないのかはわからない。

ただ、確実であるのは現行システムでは国民の意見を反映させる事は不可能だろうし、「実行力のある国家」を生み出せるのか?という視点からも今の政治は失墜しているというのが本筋である。

昔、友人Iと「新国家を生み出すにはどうしたらいいか?」という命題に意見を交わしあった。私が個人的に新たに提唱してみようと思うシステムを下のように示す。


国民は国民ID国民パスワード(又は生体認証機能)を持ち、政治に参加するという電脳国家である。国民の意見や投票はサーバーで蓄積され、サーバー思考システムに反映される。上の絵図はほんの見取り図のようなもので、もし実際に電脳国家を稼働させるとすれば、その構成図は宇宙を描くようなシステム構成となるだろう。

その昔、アテネの時代は国民投票で政治を動かしていたが、人口の増加により議員制の政治に変更された。しかし、議員制になるやいなや、政治の汚職が相次いだ。

政治が汚職されると社会は混乱し、王朝間での不倫、コロシアムの建設、モラルハザード。と今と何ら変わりない社会風刺が起こった。


我々の取り巻く現状もこれと類似する。政治家の相次ぐ不祥事、それに伴う教育問題、社会のモラルハザード、格闘技ブーム。民衆の視点をこれらに移し、民衆が個々に持っている不満・不安を蔑視させようとしているだけなのだ。

ITが進む昨今において、これらの堕落したシステムに対して、政治家の無罪化は現行における政治システムの大きな貧弱である。

また、教育問題、外交問題、治安、少子化、年金問題などの重大な社会問題に明確な一手を打てないでいるのも大きな失跡であり、その問題を人間が運営している現行の政治では解決するのではなく、隠蔽化しようとする。

社会からの反感を買うのは当然といえる。

こういう現状を踏まえた上で、私は人間が人間を支配するという欲に準じたシステムから脱却をはからなければいけないと考えた。

今こそアテネ時代より舵を失った船を取り戻し、国民投票システムを復活させる必要があるのではないだろうか?



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