先日とある山林所有者に”巻き枯らし間伐”をした山を見せていただきました。
その方曰く、樹冠が回復し、下草も生い茂ってきた、とのことです。
作業後、4~5年経過しているようです。
作業にどれぐらい掛かった教えていただくと、「1日半日作業で、3日」・・・0.5人×3日=1.5人工・・・!!
面積はおおよそ0.5ha。 要するに・・・3人/ha・・・低コスト。素晴らしいです
チェーンソーを使用せずに安全に実施出来るし、低コスト。
しかし、問題点もあるようです。
枯死木はキバチ類の恰好の餌食になるのです。
本来枯死木で繁殖するみたいですが、虫の密度が高くなると健全な木にも加害するものもでてくるようです。
そして健全な木に穿孔し、共生菌によって材に星形の変色が入ってしまうようです。
そして木材の価格が下がってしまう・・・。
今のところ大丈夫みたいですが、今後注意が必要ですね。
しかし、山に関心のない所有者ばかりのなかで、このような巻き枯らし間伐を実施されている所有者がいるということはうれしいですね
※見せていただいた瞬間鳥肌が立ち、感動してしまいました