ぴんとぐらす

Jazz Rock Photo & Essay

アラン・ホールズワースが田舎の街にやってきた@長野 06

2010年07月21日 14時03分59秒 | LIVE
さてなんだかんだありながらもLIVEが始まります!!

メンバー登場!!!

G / Allan Holdsworth

B / Jimmy Johnson

DR/ Gary Husband

この日面白かったのはメンバーが登場する時
通路のお客さんがメンバーの通り道を開ける為に
それぞれが自分の体を小さくして避けてあげていた事
見ているとお客さんを掻き分けてメンバーがやってくるといった様相です

そしていよいよ
アランがスタインバーガーを抱えて目の前へ
アンプにシールドを繋いで
いよいよ音が出ます
この日のアンプのセッティングは
Hughes & Kettnerヒュース&ケトナーのコンボアンプが2台
その後に同じくヒュース&ケトナーのヘッドとキャビネットが
後ろ向きに置いてありました
その内コンボアンプからは生音が出ていて
後向きに置いてあったキャビネットからは
ミキシングPA用の音が出ていたようです

あとジミーのベースは直接ウファースピーカーのようなモノに繋いであって
その後にあるオーディオ用のデッカイスピーカーからも出ていたようです

またゲイリーのドラムはバスドラに集音用のマイクがつっこんであったので
PAスピーカーはから出ていたのはバスドラの音だけで
後は生音だけでカバーしてました
ゲイリーはドラムの打音のゲインが長くなることが嫌いのようで
そのようなセッティングになったとか
後で聞きました

ですから小さな空間ではありましたが
音のバランスはホントに素晴らしかったです
演者の方は逆に会場が小さかった分
少しやりずらかったかもしれませんが

僕はステージのバラシもじっくり見学させてもらったので
なんとなくですけど色々な事が分かりました

アランは背も高いですが手も大きくて意外とごっつい指をしています
そして演奏スタイルとして
コードを独自の解釈から分解したようなコードを利用してピッキングやフィンガリングをする人で
変則的なコードを押さえる時の指の広げ方や縦横無尽に動き回る指の運指
などは凡人にはとうてい真似できないモノです
かのエドワード・ヴァン・ヘイレンがアランのテクニックを真似できずに
ライトハンドでその分を補ったという話が
真しやかに囁かれている噂なのです

僕は今回目の前で彼の演奏を見ましたが
ローポジションでの指を広げた複雑なコード弾きや
コードを押さえたままの微妙なビブラート
フィガリングやピッキング、トレモロアーム使い
また独特なエフェクター使いなど
もう唸るばかりでした

つづく

次回はアラン・ホールズワースという人を
もう少し深く掘り下げて書いて見ようと思います


*写真はアランのエフェクター、普通だったら足でコントロールするんだけど
 アランは台の上に置いて指でコントロールしてました

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