ドクターサトウの海外・アメリカ正規留学おもしろ体験記

わたしの海外・アメリカ正規留学体験記を、これからつづっていきます。

アメリカの教育(無学年制)

2014-01-28 20:08:51 | 日記
アメリカの教育には無学年制、つまり学年がないのが一般的です。
単位を早く取ってしまえば、早く卒業できます。だから、卒業にかかる時間に
とても個人差があります。

コロンビア大学の学部の場合早い学生では2年半で学士を取った学生がいました。
一方遅い学生では、30年近くかけた学生もいたのです。早いほうが優秀と言う
わけではなく、その学生のライフスタイルによるものと思われます。大学院でも
同様で、博士号を取るのに1年で終えてしまった学生もいれば、20年以上かけた学生もいました。

授業料を単位数につき払うのでこのようなことが起こるるのかとも思います。
最大の原因は、無学年制と学習の個別化というアメリカ独特の考え方による
事が大きいでしょう。だから、年齢も様々で大学院レベルでは20代から
80代までの学生がいました。

アメリカ人はあまり年齢のことは、考えない人が多いです。人に年齢を聞くことは
男性女性にかかわらず非常に失礼なことだといえます。私の友人のアメリカ人女性が
日本のある学校で英語を教えたとき、何も反応がないので、何でも言ってみてくださいといったら、「How old are you?」と言われたといって苦笑していました。最も言ってはいけないことを最初に日本人の学生が言ったからです。特に相手は女性だったので、あってはならないことでした。文化の違いによるので、仕方のないところもありますが気をつけたほうがいいかと思います。

日本人学生にとって無学年制は初めの頃はなじみがないためか、違和感があるようですが
すぐになれてこちらのほうが良いとする人たちの方が多くなります。日本の大学では4年生ではほとんど授業がないことが多いので、無駄々と思います。コロンビア大学から早稲田大学へ留学した学生の同様の意見を言っていました。日本がこの無学年制取り入れるのはいつのことでしょうか?100年先か、200年先、いや永久に取り入れないかもしれません。


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