ムラートの日々の徒然

「トルコのキリム展」をしながら九州を周る毎日。展示会の情報も。

ラマザンの日々1

2011-05-06 00:50:02 | トルコ


もうじきこの季節がやってきます・・・。

そう、もうすぐラマザンの日々!


ラマザンとは

英語ではラマダン、

日本語では断食です。


断食と言うと、

一日中何も食べないことと、考えている人もいるかもしれません。


しかし、本当は約1ヵ月

夜が明けてから日没まで

飲まず食わずで過ごすことです。

ですので、夜明けまでと日が沈んでからならば、好きなだけ食べたり飲んだりできます。


ラマザンの目的は、

世界中の、飢餓で苦しんでいる人々の気持ちを理解すること、であります。


イスラム教の2大イベントの一つであるため、

普段は厳格なイスラム教徒ではない人々も、このラマザンは実行することも多いのです。

とは言え、宗教を強制されてはいないトルコですので、

ラマザンを実行したくなければしなくても良いし、

実行してはいけない人々もいます。

例えば、病人や断食を実行すると健康に支障をきたす人、

妊婦さんや育ち盛りの子供、

重労働の仕事をしている人々、

移動に長時間かかる人などです。


このような人々や

途中で挫折した人は

実行できなかった日数分を

お布施という形で

金銭を貧しい人々に寄付します。



ラマザンに関しては、記事が多いので

シリーズ化して、また次回報告致します。