薄いブルーの衣を重ねるように、
いつしか… 悲しみの、澱が出来てしまった。
霙( みぞれ )混じりの雨粒で、
いまにも… 心が、打ち砕かれそうだけれど。
誰も、守ってはくれないの。
細胞に留まり続ける、この不安を、スッと手放せたら… いいのに。
あなたは、太陽のように、輝き、愛することを、知っていた。
わたしも、貴女のように、強く、生きることを、願っていた。
いつしか、私は、私の限界を、知ってしまった。

それは、海の底に、打ち付けられるような、激しい痛みで。
そして、地中深く、留め続けられた両足は、微動だに動かない。

水面に映る太陽は、輝き溢れていて、美しく揺れている。
この両足の楔さえ、力が出せず、外せない私がいる。
いつまで、海底の砂の中を、這いずり続ければ良いのだろう。

もがき苦しむ中で、流れる涙は 。。。
海底を漂う… 水流と混ざり合い… また流されて…
私の想いごと… 形を残すことなく… 掻き消されていく…

けれど、私は、諦めない。
自分を信じて、足首に纏わりつく楔を、取り外してみせる。
浮かび始めた身体を、海底から生まれる無数の泡が、
護るように、上へ、上へと、押し上げてくれる。
私は、ただ…
この海の、深淵から、絶えることなく、繋がり続ける水流に、
この、強張った身体を、委ねるだけ。

緩やかな面持ちで、波間から、浮かび上がった私の口元は、
僅かに、笑っていた。

自分を信じることが、わかった瞬間だった。
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2021年に、書いた詩です。
当時は、他人様に、捧げるために、この詩を、書いていました。
2025年に、なった今。。。
私は、自分のために、この詩を、書き直しました。
私は、今も、相変わらず、足掻きながら、生きています。
大海原に、寄せては返す波のように、
流されて辿り着いた…と思っていた、この土地。
けれど、それは、違った。
すべては、自分が、選んだことだった。
この先も、戸惑い、涙することでしょう。
けれど、今、新たに、胸に刻もうと思います。
私は、微笑みながら、生きてゆく。
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↓ ブロ友さんに紹介して頂いた。。 心安らぐ曲です。↓
うたたねマフラー【気配】
長文にお付き合い頂き、誠に、ありがとうございました。(*ˊᵕˋ*)