私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

私が体をゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから 私、
みんなちがって、みんないい。



金子みすゞ童謡全集「さみしい王女・下」より
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今年最後の、金子みすゞさんの詩です。
「みんなちがって、みんないい」って、この詩だったんだぁ!
と、今頃になって、知りました。(恥ずかしいわぁ〜〜)
自分と違う、他人との比較から始まり、
モヤモヤとした、焦燥感を埋めるかのように、批判に励む。。。
↑言葉にすると、馬鹿らしいですよねぇ〜〜
「私と、小鳥と、鈴と」
詩の音読って、良いですね。
自分の心の奥深い場所にある、平で安らかな土地を、
自分自身で見つけて、自分自身で柔らかな水を汲み、
新しい花が、無事に咲きますようにと願い、撒くような感覚です。
ある方の、受け売りになりますが… 心が、潤います。
みすゞさん、ありがとう。

今回は、馬酔木(アセビ)の花を鈴に見立てて、多用してみました。
写真は全て、フリー素材屋さんから、お借り致しました。
素敵な写真を、ありがとうございました。