貧乏国ニッポン’
日本へ行く度に空港からホテルへ移る電車、山手線、大阪の環状線の窓から団地、家などの洗濯物がどうしても目に入る。
日本の天気予報で度々「明日は洗濯日和」とも耳に入る。
以前は世界一の「国際競争力」の日本だったが、日本人は平気で洗濯物を公にする事は貧しい戦後時と全く変わっていない。
もっと酷いのは布団を干して、何か棒でポンポン叩いて埃を平気で散らかす。
バブル破裂の1989年以後のここ三十年程は、英語の世界では"Lost thirty years"と言われるほど、日本の経済力は向上しないどころか低下の一方。
確かに日本の物価は一般的に欧米に比べて品質は物凄く良いのに本当に安く、買い物天国であることは嬉しい、しかし国民の収入はここ三十年は大きな向上していない印象を受ける。貧富の差が大きくなっているのではないかと思う。
それと以前の様に海外へ留学する若者が目に見えて減った。 韓国、中国から留学生、移住者はハッキリと急増しているが、もうここ長い間我が家にも日本留学生の下宿依頼は少なくなった。 僕の想像だが次第に日本家庭の経済力の低下、或いは若者に挑戦的な元気が無くなったのではないかと思う。
つい最近「貧乏國ニッポン」と言う本の広告を見たので、早速注文して読んでみたら"Lost thirty years"を詳しく書いてある。 なんと今の日本は韓国にも劣る世界競争力で35国中の30位と書かれているではないか。
現在は今年既に5ヶ月も生活、経済は停止中で、コロナバイラス戦争はまだまだ終わらず、二波、三波が襲ってくれば何時平穏な世の中になるか誰にも判らない、仮に落ち着いても、もうコロナ前の世の中には戻らないのではなかろうか? つまり人の行動は恐らく大変わりすると思う。 以前の様な超満員電車に安心して乗れるだろうか? 三密を避ける様になるのでは? 勤め先の事務所もフロアー・プランも変わるのでは?
「Goto キャンペーン」で政府が幾ら消費を促しても、多くの失業者、パートタイマー、不正規労働者等々生活が安定してない人、余裕のある人でも恐らく財布をそう簡単に開けるかなと思う。 僕の想像が間違っている事を望む。
本当に望むことは、日本がまたもう一度世界一の世界競争力の国になってくれること。
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