3月18日(金)~22日(火)
東京・箱根の旅。
以前、小豆島へ訪れた2013年以来、
3年ぶりの女3人旅。
普段は一人で出かけることが多いけれど、
友と行く旅は、一人とはまた違う楽しさがあると実感することができた。
簡単に、記録。
一日目
初日は、移動のみ。
22時半、あみと大阪初の夜行バスに乗り来んで、いざ、横浜へ。
バス移動は、わりと慣れているので、
夜行でも、問題なく寝ることができた。
二日目
朝、8時頃に、横浜着。
まずは「喫茶室ルノアール」でモーニング。
ルノアールは、関東一都三県のみで展開しているらしく、とても雰囲気の良い喫茶店だったし、珈琲もサンドイッチもおいしかった~。
さぁ、旅が本格的に始まる!!!
10時頃、元住吉にある、くぼたの家に荷物を置かせてもらい、3人で、六本木へ。
東京ミッドタウン内の「粥茶館 糖朝」でお昼ごはんを食べたあと、
21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)という施設で開催されている「雑貨展」に訪れた。
以下引用。
日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、「雑貨」とは、やかんやほうき、バケツといった「荒物」=生活に必須な道具を指していました。しかし現在、街中の「雑貨店」の店頭には、グラスやナイフにうつわ、ブラシやスツール、時に食品や化粧品まで、中には用途が分からないモノや実用性を持たないモノなど、従来の「雑貨」のカテゴリーを超えたあらゆるモノを見ることができます。インターネットが普及し、自身の嗜好や感性に馴染むモノがいつでもどこでも自由に入手可能になった現代で、こうした傾向はますます加速し、「雑貨」という概念も広がり続けています。
「雑貨」とは「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」といえるでしょう。探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、もはや現代人の生活空間に欠かせない存在となっています。
日用品や文房具、民藝、工芸をはじめ、様々なジャンル、テイストの「雑貨」を見るのは、
とてもおもしろかった。私も昔から「雑貨」が意味なく好きで、使うことはもちろん、部屋に飾ったりするのが好きだった。
そんな雑貨。
一つひとつに作り手の想いや、考え抜かれたデザインが詰まっていると思うと、
ますます愛しく思えるようになった。
その後、ミッドタウン内のスタバで休憩し、新宿西口の「思い出横丁」へ。
「横丁」ってゆう響きだけでも惹かれるのに、「思い出」だなんて、なんともすてきなネーミング。
終戦直後に焼け野原となった後に、衣類や日用品、ちょっとした食料を売っていた露店が由来だそう。
こぢんまりとした小さな店は、隣のお店と戸板一枚で区切られていて、
名前の通り、とても庶民的で懐かしく、安くて旨い、人情味にあふれた場所だった。
美味しい刺身やお寿司、日本酒を堪能。
その後、100年以上の歴史を持つ寄席「新宿末廣亭」へ落語を観に行った。
毎週土曜日には、21時半から、若手の落語家さん5名の落語を、なんと500円で愉しめる。
落語を観たことや、寄席の施設に観光がてら訪れたことは今までにもあったけれど、
寄席で、きちんと落語を鑑賞したのは初めて。
若手と言えど、やっぱりおしゃべりが上手で声も通って、プロだなぁと思った。
それに、開演前に、施設の前にできた行列で、「最後尾」の看板を持ったり、
大声で列を整理したりという雑用を、落語家さん自らがやっていたことにも感銘を受けた。
そして、くぼたの家で、少し呑んで就寝。
ロフト睡眠は、とても快適だった。
三日目
昼前に出発して、箱根湯本へ。
お昼は、「直吉」という豆腐料理・湯葉料理のお店で「湯葉丼」を食べる予定だったけれど、
さすがガイドブック常連の有名店。すごい行列だったため、断念。
せめて外観写真だけ。
代わりに、駅前で発見したうどん屋さんへ入った!
これが正解!とってもおいしかった。昼間からビールも飲んで大満足。
私は「かきたまうどん」を。
食後には、有名な菊川商店さんの「箱根まんじゅう」。
白あんとやわらかなカステラ生地が、とっても美味しくて、何個でも食べられそう。
「はこね」という文字と温泉マークも可愛かったな。
製造工程が見られるのも良い。
工場見学みたいで楽しめた。
その後、箱根登山バスに乗り込み箱根町へ。
そこから、箱根海賊船(遊覧船)で芦ノ湖クルーズ!
あいにく、空は雲っていたけれど、
雄大な芦ノ湖を堪能する優雅なひととき♪
海賊船で桃源台まで行き、そこからは箱根ロープウェイ!
小規模噴火の可能性があるため、早雲山~大涌谷までが運休だったため、
姥子(うばこ)駅までしか行けなかったけれど、
ロープウェイに乗る、という体験は、非日常感たっぷりで、良い思い出になった。
二人の無邪気でかわいい後ろ姿。
帰りにちょっとしたアクシデントが!
箱根町から箱根湯本へ戻るバスが大渋滞に巻き込まれ、宿の晩ご飯の時間に間に合わない~!
約束の時間から1時間近く遅れて箱根湯本に着き、焦って雨の中、タクシーで今晩の宿「ますとみ旅館」へ!
怒られるかな、と内心びくびくしていたけれど、おかみさんが「無事に着いて良かったね」と、
やさしく出迎えてくれてほっとした。
それだけでなく、「さぁ、ごはんどうぞ」と、食堂に案内してくれた。
最高のごはん!!!!!
冷えきった身体と心が一気に温まった。
料理も日本酒も、本当に美味しかった~。
その後、温泉へ直行!露天風呂も最高に気持ち良かった。
テレビ見たり晩酌したりしながら、就寝。
四日目
湯もち本舗 ちもとさんの「湯もち」を買って、バスで宿の近くの「天成園」へ。
「天成園」というのは、宿の名前なんだけれど、敷地内にある庭園が無料で公開されていて、誰でも見学できる。
立派な瀧があって、マイナスイオン満開。
滞在したのは、30分ほどだったけれど、とても癒される時間だった。
その後、箱根登山列車で「彫刻の森」駅へ。
「彫刻の森美術館」
森英恵氏が館長を務めていることでも有名な、日本初の野外美術館。
ユニークな野外彫刻やピカソ館など、楽しめたな。
中でも、野外に佇むステンドグラスに囲まれた塔『幸せを呼ぶシンフォニー彫刻』(ガブリエル・ロワール)は
とても美しくて神秘的だった。
頂上に登るのは少し怖かったけれど、景色は最高。
午後。
駅前の「カフェバーウッディ」でランチした後に、宮ノ下駅へ。
宮ノ下は、富士屋ホテルがあることでも有名な歴史ある温泉街。
エリア内は、こじんまりとしていて、街歩きには最適。
富士屋ホテル。実物を見たのは初めて!格好良い!
一通り散策した後、古い建物を改装してつくられたNARAYA CAFEというカフェで休憩。
足湯に浸かりながらお茶ができる席もあったけれど、私たちはテラス席をチョイス。
夏は避暑感覚で気持ち良さそう。
その後、強羅駅へ行き、駅前で今晩のお酒や食料を買い込み、タクシーでホテルへ。
今晩の宿は、「東急ハーヴェストクラブ 箱根甲子園」。
会員制のホテルで、あみのおかげでとてもお安く泊まれた。
ものすごく広くてキレイなホテルで、快適だった~。
この夜も、温泉と晩酌を存分に楽しんで就寝。
五日目
くぼたは、午後から仕事のため、箱根湯本で解散。
あみと二人で横浜中華街を散策し、小龍包などを満喫。
今日は朝から快晴で、山下公園や赤煉瓦倉庫近辺を歩くのも気持ちよかった。
海岸沿いでコーヒーを飲みながら、旅を振り返った。
あっという間の4泊5日。
本当に楽しく、良い想い出になった。
友達と一緒の時間。
お互いのことを知り尽くしているからか、常に居心地良くすてきな旅になった。
そんなことを想って、少し嬉しくなったりもした。
一人もすき。一緒もすき。
知らない地に訪れることは、おもしろい。楽しい。
その地ならではの新鮮な空気や、文化や歴史。
私はまだまだ日本を知らなすぎる。
もっと、物事の本質を知る人に。
そのためにも、シンプルに、退化する毎日を送りたい。
旅の一言。
「友と共に、パート2。」