松浦悟郎さん(9条の会おおさか呼びかけ人。カトリック大阪大司教区補佐司教)は、「今こそ9条にいのちを吹き込んでいくことが必要」と今の情勢に触れながら、開会のあいさつを行いました。
続けて亭V團七さん(文楽三味線奏者)が来賓としてあいさつ。亭Vさんは、初めに「日本の祝日の多くが天皇に関することで定められているが、5月3日この日は正真正銘の国民の祝日」と切り出した後、戦争体験や9条や特定秘密保護法等についてのご自身の思いを語られました。
メインは鳥越俊太郎さんの講演「9条とメディアを考える」。鳥越さんは「『9条をノーベル賞に』という動きがあるが、仮に受賞するとなると安倍さんは行くんだろうか」と会場の笑いを誘いながら、日本の平和をめぐる状況を縦横に語りました。
「集団的自衛権」では今朝の新聞報道を紹介し、「(集団的自衛権行使を)これほどはっきりと主張した首相はいない。特定秘密保護法やNSC設置法等具体的に出されてきたその向こうにもっと大きなことを考えている」と投げかけました。そして教育委員会制度の廃止をめざす彼らの動きを紹介しながら、「戦後築き上げてきた仕組みを全部壊そうとしている。そのためにマスコミを最大限利用している」と指摘、NHKの今、大手一般紙の動きについて指摘しました。「このままでいい訳がない。さらに取り組みが必要」と9条の会の動きなども行いながら、今の自民・公明の連立にも楔をうつような動きが大事と呼びかけました。
鳥越さんの講演の後は、大阪府内で出来ている地域9条の会が壇上にあがりました。
ほんとうにこのままで済まされない、暮らしをめぐる様々な課題と平和の問題ときちんと結びつけながらがんばらないといけないなと思いました。
文化行事では、「初芝立命館中学校高等学校吹奏楽部」の演奏があってとてもよかったです。個人的ですが、最近知ったアルトクラリネットが出てきて嬉しかったです。
集会後はパレードだったのですが、自転車で来ていることを理由に不参加、野音の隣にある「ピースおおさか」に行きました。小学校低学年の女の子を連れてきているお父さん、子どもからの投げかけに丁寧に答えていたのが印象的でした。
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