▲岩手沿岸部は、暖かい時期には車の窓をあけて走りたくなる素敵なところです。けれど、ある場所から風景が一変します。川は流された船や車が残っているかと思えば、ある地点から静かな流れへと変わっています。町中心部には、がれきの山が積みあがっていますが、ある地点から新しい家が立ち並んでいます。津波は、生命・生活を一瞬にして奪いました。流された燃料タンクが燃え、町を焼き尽くしました。 「何も出来なかった」「私たちは無事だったが、近くの人が被害にあって申し訳ない」と、地元の方が涙ぐみながら話してくれました
▲在宅生活を送っている方の安否も含めた状況の多くがまだわかっていません。避難所で暮らす障害者は、その環境に馴染めず体調を崩したり、住みなれた町から遠く離れたところに行かざるをえませんでした。お母さんが亡くなった知的障害の人は、支援者と一緒に火葬場にいきました。60歳代の脳性マヒの息子さんを自宅で介護していたお母さんは、自分が2階に逃げるのがやっとでした。インフルエンザで学校を休んでいた支援学校高等部の生徒が亡くなりました…。被災地に、他人が土足で足を踏み入れることは許るされません。
▲ 「こんにちは」とあかるく声をかけてくれた高校生、 「自分たちが頑張らないとね」と笑顔で話してくれた被災者がいました。 「何もできなかった…」との思いが強くなってしまいますが、これからの長期にわたる支援のために力を尽くしたいと思います。
今週の一句
酒呑み川柳
今週はお休み
【今日はこんな一日】
http://www.birthdayflower366.com/04/01.html
【追伸】
本日、午後8時~ NHK教育テレビ「きらっと生きる」で障害者関係の震災支援特集が放映されます。大阪からの岩手での支援に2日間、NHKのディレクターが同行しました。よかったら見て下さい。(大阪チームの動きは、2~3分だそうです)
帰ってきた時、子どもたちは笑顔で迎えてくれました。
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