生活保護関係、先日の電話相談に寄せられた声の紹介や実際の支援(申請同行)のことが報告されていました。ケースワーカー(CW)から申請者・受給者に投げかけられる言葉、聞いていて耳を疑いたくなります。
・「DⅤ被害、30代シングルマザー、知的障害の子ども(5歳)がいる」人が窓口に行くと、「旦那にみてもらったらいい」「ソープランドに行け」といって、生活保護を申請させない。同行者(弁護士)を連れて申請に行くと言ったら、態度を変えて申請を受理する。児童扶養手当の収入認定を役所自身が忘れていたのに、「不正受給だ」と言って本人の責任にさせる。
・「69歳男性、ホームレス状態」。申請に行ったら「家がなければ申請できない」と拒否をする。(家がなくても申請できます)
他にも事例は多数です。個々背景は違うわけですが、上の例でもこれだけ聞かされたら、大変だろうと福祉に携わっていたら容易に想像がつきます。しかし、人権を尊重しない・他者感覚がない対応が横行しています。有資格者をCWにすることは当然のこととして、人員増や専門職としての研修の充実等、働く条件も整えていかねばなりませんね。
生保に関する電話相談ですが、具体的な内容は「障害者問題」といっていい内容が多い。きちんと障害福祉の支援に結び付いているかが気になります。まさに共同の課題です。
今年の自治体キャラバンで、介護保険と障害者施策の関係「65歳問題」を取り上げてもらいます。すでに自治体に施策実施状況等を確認する市町村アンケートを送ってもらいました。
65歳問題と言われますが、実は定義が定まっているわけではありません。その点はこれからの課題ですが、はっきりしているのは介護保険そのものに切り込んでいかないと解決しないということであり、ここもまさに共同の課題であり、地域での取り組みが重要です。今年は、いくつかの自治体を回ろうと思います。
活動交流、引き継ぐ人がなかなかいない等課題も大きいですが、地道に声を拾い上げ運動をすすめているお話にいつも刺激を受けます。
全国きょうされんの総会と重なってしまい参加できないのですが、5月28日・29日と大阪市に生活保護行政問題全国調査団が入ります。ぜひ多数、ご参加ください。
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