事務局長通信

きんようび通信№281

きんようび通信№281

2016年5月6日

▲詩人の長田弘さんが、亡くなって1年が過ぎた。遅まきながら、先日代表作の一つである「深呼吸の必要」(晶文社)を読んだが、とてもいい本だった。「ときには木々の光りを浴びて言葉を深呼吸することが必要だ」は一番印象に残っている言葉、そんな風にありたいし日常の中で問い返したいと思う。

▲5・3おおさか総がかり集会、扇町公園に2万人が集まった。戦争はさせない・私たちの一票で政治の流れを変えようという強い意志が、生まれ広がっていることを実感する。「政治に無関心であっても無関係ではない。私たちは無力ではない」、18歳高校3年生が教えてくれた。

▲堤未果さんの「政府は必ず嘘をつく・増補版」 (角川新書)、支配の仕組みに対する強い恐ろしさを感じた。真実を知らされない社会の中で、私たちは生きているという自覚を持つことが重要。カギになるのは相手側の意図を読み取る想像力と直感、自らの頭で考え・判断・意志を持ち、幅広いネットワークを広げることにある。

▲忌野清志郎が生きていたら現在65歳、彼はこの時代をどう歌うだろうか。晩年の名曲、作曲した三宅伸治が歌う「JUMP」を聴きながら想像してみた。「自分たちで作った歌を教えてくれ。オレも一緒に歌うから」とか言うだろうか。清志郎が、後ろ向きにはならないことだけは確かだろう。

▲というようなことを、この間いろいろ考えていた。来週早々からは、総合支援法3年後の見直し法案に関する審議が緊迫した状況を迎える。足元をしっかり固めて、引き続き奮闘しようと思う。


▽『静かな日』 長田 弘
目は見ることをたのしむ。
耳は聴くことをたのしむ。
こころは感じることをたのしむ。
どんな形容詞もなしに。

どんな比喩もいらないんだ。
描かれていない色を見るんだ。
聴こえない音楽を聴くんだ。
語られない言葉を読むんだ。

楽しむとは沈黙に聴きいることだ。
木々のうえの日の光り。
鳥の影。
花のまわりの正午の静けさ。


【今日は何の日】
http://today.hakodate.or.jp/m05.htm

【今週の一句】
酒飲み川柳
連休で
迷子になった
諭吉さん
(帰ってきませんね)

【今週の歌】
・Mandolin Orange…「Missouri Borderland」
ノースカロライナを拠点に活動するアンドリュー・マーリンとエミリー・フランツのデュオ。2010年に1枚目「Quiet Little Room」を発表。昨年は4枚目「SUCH JUBILEE」を出しています。こんな感じ、好きですね。

https://www.youtube.com/watch?v=1tjrxCRcf8E

【今週のグルメ情報】
・「福仙樓」(フクセンロウ)…大阪市中央区淀屋橋駅から徒歩4分
一番人気のカレー焼きそば。いわゆるB級グルメなんでしょうけど、ハマるとやめられない感じですね。
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27001653/



【追伸kirakira2
この間、実はわかってないなと反省することもあり、まだまだやなと思う日々でもありました。

次の連休は、7月までありませんね。がんばります。

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