大きな拍手の中、登壇した前川さんに、前の方に座っていたおばあちゃんが舞台下から前川さんを呼び寄せ「おひねり」を渡す展開から。びっくりしながらも受け取り、「券\人でも何でもないただの退職公務員です」と会場の笑いをとったところからスタートしました。
講演のタイトルは「これからの日本、これからの教育」。これからを考える上で、「今がどんな時代か」ということを確認するところから始まり、「憲法」「国際化」「平和・安全保障」「経済」等の視点からみても、歴史の重要な分岐点にあり主権者がどんな選択をするのかが問われていることを強調されました。
憲法「改正」を進めたい人たちの中にあるのは、「個人よりも国家が大事。これは今の憲法と相反している」と指摘、時代は「違いを認めあって生きること」を求めており、「一つの色に染めるような方向はいかがなものものか」と重ねて指摘しました。
「学び続けないと誤った選択をしてしまう。しかし、大人が勉強していない」と会場の笑いを誘いながら、参加者に、「今こそ世代間対話が必要。たくさんの方と話してほしい」と呼びかけました。
「臨教審」の目指した方向など過去から現在に至る政策や関わった政治家やその場面にいた自分の思いなどを縦横に語り、「強いられた学びでいいのか」「自ら学び自ら考える」「生涯にわたって学び続けられる力が必要」等、今の教育の抱える問題と課題を提起しました。道徳教育の抱える問題点の指摘(具体的に教本に入っている物語を紹介しながら)もなるほどと思いました。また、家庭教育に介入しようとする流れは、浮?オさを感じました。
今日で話しを聞くのは2回目ですが、新しい発見というかいろいろ考えさせてもらいました。この時代にあってどう生きるか、時代を見据える眼を豊かにして、しっかり考え行動して行きたいと思います。前川さんの話しをまだ聞いたことない方は、是非一度聞いてみてはいかがでしょうか。5月19日には、再び大阪に来られる予定です。
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