その前に投稿を…この週末はいろいろなことがありました。
土曜日(27日)、午前中は8者懇の会議、目前に迫ったヒューマンウェーブ確認や今後の運動についての調整、例年年明けに行っている拡大8者懇政策懇談会のテーマを確認しました。うーん勉強しないと…
午後は、「医療・福祉『改革』の動向と運動の課題&沁モフ介護保険化・高齢者医療の介護保険化から高齢者・障害者総合福祉法へ=vというテーマで鹿児島大の伊藤周平先生の話しを聞きました。(これからの障害・難病・医療を考える懇談会)
伊藤先生の講演の骨子は以下の内容です。
1 はじめに*ッ主党政権の新自由主義路線への急旋回
2 介護保険見直しの動向
3 高齢者医療制度の見直しの動向
4 障害者福祉の動向
5 保育制度改革の動向
6 今後の課題
伊藤先生は「6 今後の課題」の中で、以下の方向について提起されました。
「現在、障害者福祉分野だけが、障害者運動の成果もあり、障害者自立支援法の廃止と新法の制定の方向へ、つまり「福祉の介護保険化」の方向から離れつつある。しかし、新システムの導入に代表される民主党政権の保育制度改革により、保育の現物給付原則の廃止、応益負担の導入、直接契約・利用者補助方式への転換(つまりは、保育制度の介護保険方式への転換)が実現した場合、障害者福祉の分野だけ、介護保険方式からはずれた応能負担原則などを維持し続けることは難しくなる」
「障害者運動が、障害者福祉さえよくなればよいという矮小化された運動に埋没するのではなく、障害者自立支援法廃止にまで追い込んだ運動の成果をもとに、高齢者運動や保育運動と連携し、「福祉の介護保険化」の流れを押しとどめていく必要がある」
「新自由主義路線に回帰した民主党政権のもとで、福祉の介護保険化や高齢者医療の介護保険化に反対する運動や世論への働きかけが、これまで以上に重要になってくると考えられる。これまで社会保障運動は、障害者自立支援法や後期高齢者医療制度の廃止を主張してきたが、介護保険法については廃止を求めてこなかった。しかし、保育制度の介護保険化が実現しつつあり、高齢者医療の介護保険化までも構想されつつある現在、そして、ここまで介護保険の限界が明らかになってきている現在、政党や社会保障運動の側からも、介護保険法廃止とそれに代わる新法制定の立法運動を立ち上げる時期にきていると考える。当面は、介護保険法の廃止は難しいとしても、高齢者も対象にすることを前提とした障害者総合福祉法を構想していくべきである」
「2011年の通常国会には、後期高齢者医療制度に代わる新制度に関する法案、介護保険法改正法案、そして保育制度を介護保険化するための新システムに関する法案が提出される予定である。まさに社会保障再編国会となる。これらの法案への反対運動を強め拡大する運動に早急に取り組む必要がある」(伊藤先生のレジュメより抜粋…)
一部改正法案がどうなるかわかりませんが、「社会保障再編国会」では必ずテーマにあがってくるのは間違いなく、当面の反対と同時に大きな視点にたった運動が求められると思います。そのために何が必要か、政策立案能力を高めること、共同運動を量質ともに広げることですね。ウーン、頑張らんと…。
学習会をちょっと早めに抜けて、東心斎橋のライブハウス「DOORSinHEVAEN」に。学生時代にうたごえサークルやっていた人と一緒に出演しました。
久しぶりにライブハウスなんていきましたが、そこは基本的にチャージ料なしで、常設のステージに楽器が置いてあってお客さんが自由に弾くことのできるスタイル(最近そんな店が増えているそうです)です。ドリンクもフードも現金と引き換えに頼むスタイルでリーズナブルでとっても親しみやすいお店でした。その日は「アコースティックライブ」、4組が登場しました。舞台はいいですね。ホントに久しぶり(すずききよしさんのライブに出た時以来)で、失敗もしましたが楽しかったです。
その一緒のステージたった「Rei」さんが最高、(@_@;)でした。17歳にして、見事なギターテクニックと、ブルースを中心とした選曲、「ええもん見せてもらった」です。ライブが始まる前に話していたら、お母さん(一緒に来てました)は何と僕と同じ年で、これまた\(◎o◎)/!でした。
日曜日(28日)は、「みんな来チャリティ公演15」に行きました。大阪聴力障害者福祉事業会、「なかまの里」「あいらぶ工房」を運営している法人が毎年おこなっている企画、会場の北区民センターは満杯の人でした。
映画「アイ・コンタクト~もうひとつのなでしこジャパン~」の上映会と、映画監督の中村和彦さん、出演者のトークショー等でした。
2009年夏、台北。第21回デフリンピックに初出場を果たした“ろう者女子サッカー日本代表チーム”。高校生や大学生もいれば、30代の選手もいる。環境も職業もさまざまで、手話を覚えた時期も異なる彼女たちが全国各地から集まり練習を積み重ね、思いのたけを込めて台湾での試合に挑んだ。初めて世界に挑戦することで成長してゆく選手たち。本作では大会のみならず、学校や職場など、それぞれの歩んできた道や家族の思い、ろう教育の変遷と現状などにも迫ると共に、オシャレで、おしゃべり、サッカー大好きな等身大の選手たちを描き出す。(作品資料より)[ 2010年9月18日公開 ]
デフリンピック (Deaflympic Games) とは4年に1度、世界規模で行われる聴覚障害者のための国際総合競技大会で、国際ろう者スメ[ツ委員会 (CISS)が主催する障害者スメ[ツにおける最初の国際競技大会。夏季大会と冬季大会があり、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアにおいて始まったものです。恥ずかしながらその存在は知りませんでした。
懸命に試合に臨む姿に感動しながら見ていました。パラリンピックが世間では有名ですが、障害者スメ[ツにおいて行政の支援はほとんどありません。「ろう者女子サッカー日本代表チーム」もすべて自費で大会に参加したそうですが、どうも日本はお金の使い方が変ですね。
「なかまの里 劇団さくら」も白熱の演技でした。
最後にクイズ…「後、14時間(^^ゞ」の意味が分かった人はコメントください。
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