ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

京都新聞から

2010年12月04日 10時41分35秒 | 沖縄
おはようございます。アクセスに感謝いたします。
神奈川北部、すばらしい小春日和です。

こんな日は写真を撮りに行きたいのですが、カメラがこわれています。
修理に出すより、新しいレンズを買った方が安いかも?
っていうのがイヤで迷っています。速く決めなくちゃ・・・
ネットで調べています。




いつも見ている沖縄のブログから

地元紙で識るオキナワ
http://michisan.ti-da.net/

沖縄のブログから、
京都新聞を読むことになるとは思いませんでしたね。
ミチさんと、
京都新聞に敬意を表します。


全文紹介させていただきます。


京都新聞 取材ノートから
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/syuzainote/2010/101201.html


以下転載________________


沖縄知事選 普天間 痛み分かつ覚悟を


洛西総局・新里健

米軍普天間飛行場の移設先が争点となった沖縄県知事選は「県外」を訴えた現職の仲井真弘多氏が当選した。京都や大阪と縁のある「沖縄2世」からは、「ヤマトンチュ(本土の人)に高みの見物は許されない」「本土に移設して基地負担を平等にすべきだ」と、本土の人々の覚悟を問う声が強まっている。

 「日本を守るために基地が必要だとヤマトンチュが考えるなら、ウチナーンチュ(沖縄人)ばかりに基地を押し付けず、自分で引き受けてほしい。そんな民意が反映されたと思うし、私も同感」。大阪市大正区に住む主婦諸見里芳美さん(62)は知事選の結果について、そう語った。

 母親は、日米合意で普天間飛行場の移設先とされた名護市辺野古の出身だ。戦前、大阪の紡績工場に単身で出稼ぎに来て、京都市出身の父と結婚。沖縄出身者が多く暮らす大正区に移り住んだ。当時の大阪では随所に「職工募集 ただし朝鮮人、琉球人はお断り」という張り紙があった。沖縄人は「二等国民」扱いだった。遺骨は京都市東山区の大谷本廟(西大谷)に眠る。

 諸見里さんは知事選期間中、本土の人から「誰が勝ちそうなの」と面白半分で聞かれる度にいらだちを覚えた。「高みの見物を決め込むなら納得いかない。ヤマトンチュは観客ではなく、振る舞いが問われる主役のはずなのに」

 自身は大正区で生まれ育ち、今は地元で普天間問題を考える学習会に参加する。「関空や神戸空港は沖縄と違って近くに民家はない。移せる」「日米安保条約の条文には、基地を沖縄に置くとはどこにも書かれていない」「朝鮮半島情勢が気になるなら、基地は北陸に置いた方が近い」「移設候補地のグアムは沖縄と同じ『大国の植民地』。マイノリティーである島民に負担を押し付けるのは良くない」。沖縄にルーツを持つ参加者からはこんな意見も出る。

 普天間飛行場の移設先を辺野古とする政府方針に対する支持率の変化が、共同通信の世論調査結果から分かる。鳩山政権が「最低でも県外」の公約を覆した直後の5月末は25・4%にとどまったが、わずか10日後、菅政権が発足し日米合意尊重を表明すると52・2%に倍増した。本土の人の多くが、鳩山首相の退陣とともに県外移設を忘却する、という実情がうかがえる。

 勉強会の企画に携わる沖縄2世で、「関西沖縄文庫」を主宰する金城馨さん(57)=大正区=は、知事選の真の争点は本土の人たちの心性だったと振り返る。「本土移設は、ヤマトンチュが普天間移設を自分の問題として考える際の具体策の一つ。基地が集中する沖縄の現状を黙認してウチナーンチュへの差別を続けるのか、自ら引き受けて差別をやめるのか。仲井真氏の当選によって、一層鋭くヤマトンチュの覚悟が問われるようになった」と指摘する。

 人口が集中する洛中に基地が移設されたら。湖国の住民が愛する琵琶湖を埋め立てて基地が造られたら。その時も「日米同盟は重要」と胸を張って言い切れるか-。沖縄人が長く過重な基地負担を強いられてきた主因は、京滋を含む本土の人々の無関心や「無視」にある。沖縄を直視するために必要なのは、ほんのわずかな想像力だ。
[京都新聞 2010年12月1日掲載]


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