ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

イスラエルは、ガザにおける大量虐殺を直ちに中止し撤退せよ!

2009年01月07日 17時53分43秒 | お知らせ
たんぽぽ舎です。【TMM:No724】
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たんぽぽ舎に事務所を置く「劣化ウラン兵器禁止・市民ネット
ワーク」(略称:NO・DUネット)からのお知らせです


 イスラエルは、ガザにおける大量虐殺を直ちに中止し撤退せよ!

 イスラエル軍は、2008年12月27日からパレスチナ自治区ガザに対して大規模な
空爆を開始した。この大規模空爆は、1967年の第3次中東戦争以来最大のもので
ある。更に、2009年1月4日未明以来、大規模な地上部隊による侵攻も開始し、い
よいよ泥沼の市街戦へと突入した。イスラエル軍の攻撃は、病院や学校、モスク
などにも及び、既にパレスチナ人の犠牲者は、死者600人以上、負傷者は2000
以上にも上っている(2009年1月7日現在)。しかも、犠牲者の中には、多数の
子どもや女性が含まれている。まさにこれは、パレスチナ人民に対する無差別大
量虐殺であり、国連人権理事会のリチャード・フォーク人権問題特別報告官も、
イスラエルの蛮行を国際法違反であると断罪している。私たちは、イスラエルの
この様な残虐行為に対して断固抗議するとともに、攻撃の即時中止、軍の即時撤
退を要求する。

 ガザ地区は、地中海に面した、面積365平方キロメートル(東京23区の約半分)
ほど小さな海岸沿いの地域で、ここに約150万人のパレスチナ人が住んでいる極
めて人口稠密な地域である。しかも、多数の難民キャンプが在るこの地域で戦闘
が行われることは、女性や子ども、高齢者を含むたくさんの民間人が次々と犠牲
になっていくことは明らかである。また、イスラエルによる経済封鎖も実施され
ており、全ての検問所は封鎖されるとともに、貴重な物資輸送ルートになってい
たエジプトとの数十もの地下トンネルも破壊されてしまった。基本物資の大部分
を輸入に頼らなければならないガザの人たちにとって、食料・燃料・医薬品など
の移送ができないことは、そこで暮らす人にとって「死」を意味することになる。

 今回の攻撃は、12月19日の停戦協定切れを待って周到に準備されたものである。
それは、停戦期間中、停戦協定に違反しているにもかかわらず、イスラエルの特
殊部隊がガザに潜入、ハマス幹部宅の位置の確認やハマス戦闘員の殺害などたび
たび繰り返していたことや、2008年9月段階で、劣化ウランを含む新型のバンカ
ーバスター(地中貫通弾)GBU39の米国からの購入をクネセト(イスラエル国会)
が承認し、12月初めから輸入されていたことでもはっきりしている。そして、劣
化ウラン兵器の一つであるこのGBU39の使用が強く疑われている。
更に、許しがたいことの一つとして、昨年12月3日に97カ国が禁止に向けて署名
したクラスター弾の使用も、イスラエルの民間テレビによって報道された(詳細
はCMC=クラスター兵器連合が調査中)。

 今、中東各地だけではなく、世界各国でも、イスラエルの攻撃に対しての抗議
行動が起こっている。私たちは、これ以上の国際法・人権を無視した大量殺戮・
虐殺を許すわけにはいかない。イスラエルは、直ちに一切の攻撃を停止し、即刻
ガザから撤退せよ。イスラエルとそれを支持するアメリカに対して、心のそこか
ら抗議の声を上げていこう。
                       2009年1月7日
          劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク事務局


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