神奈川新聞より
尿検査の継続や小まめな掃除で内部被ばく防げる、川崎で講演会開催/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211170035/
東京電力福島第1原発の事故以降、尿検査を通じて子どもたちの内部被ばく量の測定に当たってきた「福島老朽原発を考える会(フクロウの会)」事務局長・青木一政さんの講演が17日、川崎市川崎区内で開かれた。青木さんは、継続的な測定と正しい対策を取ることで、住民の健康被害を防止できると説明した。
市職労や市教職員組合などでつくる「かわさき自治研」の学習会として企画された。約30人が参加した。 同会は25年前から、首都圏を中心に同原発の廃炉を求め活動。事故後は、住民の被ばく軽減を目指して放射能測定プロジェクトを立ち上げ、福島市渡利地区などで活動してきた。
子どもたちの内部被ばくの実態を探ろうと、尿検査は昨年5月、フランスの非政府組織(NGO)と協力して初めて実施。尿の中の放射性物質の量から体内に取り込んだ総量を割り出す手法で、これまで約120人を検査した。
講演で青木さんは、高い数値が検出された岩手県一関市在住の4歳女児の事例を紹介。自家栽培の野菜の摂取をやめるなどした結果、3カ月後の再検査で顕著な改善が見られ、青木さんは「内部被ばくに早く気付けてよかった。生活上の注意だけで体内への取り込みを減らせることが分かった」と述べた。また、身近な危険として家の中の綿ぼこりを指摘。特に子どもは床に寝転がって遊ぶケースも多いことから、「小まめな掃除、特に水拭きが有効」と対策を示した。
尿検査の継続や小まめな掃除で内部被ばく防げる、川崎で講演会開催/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211170035/
東京電力福島第1原発の事故以降、尿検査を通じて子どもたちの内部被ばく量の測定に当たってきた「福島老朽原発を考える会(フクロウの会)」事務局長・青木一政さんの講演が17日、川崎市川崎区内で開かれた。青木さんは、継続的な測定と正しい対策を取ることで、住民の健康被害を防止できると説明した。
市職労や市教職員組合などでつくる「かわさき自治研」の学習会として企画された。約30人が参加した。 同会は25年前から、首都圏を中心に同原発の廃炉を求め活動。事故後は、住民の被ばく軽減を目指して放射能測定プロジェクトを立ち上げ、福島市渡利地区などで活動してきた。
子どもたちの内部被ばくの実態を探ろうと、尿検査は昨年5月、フランスの非政府組織(NGO)と協力して初めて実施。尿の中の放射性物質の量から体内に取り込んだ総量を割り出す手法で、これまで約120人を検査した。
講演で青木さんは、高い数値が検出された岩手県一関市在住の4歳女児の事例を紹介。自家栽培の野菜の摂取をやめるなどした結果、3カ月後の再検査で顕著な改善が見られ、青木さんは「内部被ばくに早く気付けてよかった。生活上の注意だけで体内への取り込みを減らせることが分かった」と述べた。また、身近な危険として家の中の綿ぼこりを指摘。特に子どもは床に寝転がって遊ぶケースも多いことから、「小まめな掃除、特に水拭きが有効」と対策を示した。