いまだに 日本では ラウンドアップ除草剤の販売をつずけていますが
おひざ元の アメリカでは 販売が危ぶまれています
当たり前ですが
猛毒ラウンドアップ除草剤 日本もやめるべきですよね?
不思議な国 日本
山田さん 頑張ってください
記事
Masahiko Yamada
大変大事な話です。
最後まで読んでください。
ついに!? バイエル(モンサント)は米国での消費者向け除草剤ラウンドアップの販売の停止を検討!(まだ決まったわけではない)
ラウンドアップによって非ホジキンリンパ腫になったことへの訴訟はすでに12万5000件に達している(解決まで至ったのは3万件とのこと)。そして、これからも同じように売り続ければ同様にガンになる人たちが新たに出てきてしまう。その人たちにどうするのかを問われ、バイエルは20億ドルのお金を用意するとした。危険がわかっているのに、知らせずにガンにして賠償、という話になっているのに、今後も同じことを続けるというのはありえない。裁判官がバイエルに発ガン性の警告表示を求めるも、バイエル社はその案を拒否。となると、発売中止に追い込まれる可能性が出てきた。バイエル社は今後の米国での消費者向け販売を再検討するという(1)。
これは大きい。少なくとも消費者向けの販売(ホームセンターなどでの販売)が止まれば、生活環境の中でのラウンドアップ(主成分グリホサート)への被ばくは減っていくことが期待できる。すでに道路、公園、学校などでの使用は米国では多くの自治体が禁止に動いている(日本ではまだわずか)。問題は農業用だが代替手段の確保には時間がかかるため、すぐには無理としても、一般向け販売が止まることになれば大きな一歩だ。
もっとも、それでは米国以外ではどうなのか、日本ではどうなるのか。未だに日本では販売額が伸び続けている。その日本でも止まるのか? いや、危険が同じである以上、日本でも止めなければならない。もはや消費者に販売する根拠を大元のバイエル社も説明できない状況に陥っているのだから。
しかし、日本での販売会社、日産化学はラウンドアップの批判を一切否定し、日本政府などが安全といっているから安全であると言い続け、危険性を報道した報道機関に抗議文を送り、謝罪文を多くのケースで勝ち取り、これまで批判を封じ込めてきた(2)。そもそも、この日本での状況と米国の状況とのギャップをどう説明するつもりなのか、問わなければならない。そしてその日産化学の見解を支え続けている御用学者たちの罪は重い。
ラウンドアップ/グリホサートによる害が明らかになった今、なすべきことは特に生活圏でのグリホサートの被ばくをなくすことであり、その使用を禁止すること、そして、農業で使われるグリホサートの代替手段(農薬に頼らない農法への転換含め)の確保と支援に全力をあげる必要がある(ただし、農業用でも農作物への残留量がきわめて多くなる収穫前散布は即刻禁止すべきだが)。
米国での裁判の動向に注目を!
(1) Bayer to rethink Roundup in U.S. residential market after judge nixes $2 bln settlement
Bayer to consider ending US retail sales of weedkiller glyphosate
Judge shoots down Bayer’s plan to limit future Roundup legal liability, issues harsh criticism
(2) 日産化学『ラウンドアップの現状説明会』「誤った記事に対するメディアへの抗議行動」PDF当該ページ30ページへの直リンク