火曜日の事

　今週の火曜日の事。この日は忌引きで休みを取ったメンバーの仕事もこなすべく、早めに出勤しなければならなかった。

いつもより、家の中の事を早めにきりあげてワンさんの散歩も急いで行ってきて、最後に家を出る娘に戸締りを頼んで出発。

あと少しで職場に到着というころで携帯が鳴った。

　はて？今日は息子具合が悪いはずはないぞ？なんだろう？

とりあえず、赤信号で停車中なので急いで出てみると、息子が登校していないとの連絡。

　　は？

　　なんで？

　　ワンさんの散歩の行っている間に家を出たんじゃなかったのか？

えええええええええ？

　とりあえず仕事場での準備を済ませ、ちょっと時間をもらって一目散で家へ帰ると、思ったとおり部屋で宿題を書いていた。

だからいつも前の日に済ませろと言ってるのに

　殴ってやりたい勢いで帰宅したものの、力が抜けてしまった。

とりあえず、登校させてから戻らなくては。

　（まだか？まだなのか？早う書け。）そう心の中では叫びながらも、終わるまでの間時間がもったいないから、そこら辺を柄にもなくせっせと片付け

はじめ、程よく見苦しくないくらいにまでなったころ、「終わった。」との声が聞こえた。

やっとか、「送っていくよ、車乗って。」

そう、わたしは早く戻りたいのよ。あんたうまいこと学校サボろうとしたでしょう。

いや、その前にいくら慌てていたとはいえ自分の息子がちゃんと登校したかどうかぐらい確認しようよ自分。

　忙しなく送ろうとしているのに「いや、いい歩いて行く。」

なんですと？そうか、では君を信用して、わたしは仕事に戻る。

その後、無事に登校したものの、遅刻が平気な神経の図太さ？なのに宿題はやらなきゃならないと一応思うようになったのか？

息子よ、お前さん無断でサボれると思ったか？

　いや、そんなことより、やはりどんなに時間が無くても玄関での見送りはしなくては。

反省すべきは己の行動だね。