みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

2011年10月21日なんでも仙人セミナーでのご質問④

女性の方からのご質問です。

夫の勤めている会社に、夫と合わない上司がいます。
会社が不景気でリストラを行い、社員の数が減りました。
夫は睡眠時間2~3時間で頑張っているのですが、
妻として見ていて心配です。
夫は合わない上司のことでストレスをためているので、
「何かが鏡になっているのかも」「それを解放したら少しは楽になるのでは?」
と考えているのですが、何が鏡になっているのか分かりません。
妻として、どうしてあげたらいいでしょうか?


鏡の法則の前に、まず睡眠時間2~3時間しかとれないような
労働をさせる会社のありかたに、問題がありますよね。

以前のセミナーでも、
「睡眠時間が2~3時間で働いていて、自分の心も体も崩壊する寸前なんです。」
というご質問をいただいたことがあります。

先日(2011年11月1日)新聞を見ていたら、たまたまある記事に目がとまりました。

「23歳自殺 労災認定」という見出しがついていました。

ある会社の男性社員が、昨年4月勤務中に、会社の屋上から飛び降り自殺をされました。
原因は、仕事で超過労働をしいられ、売上に対するコミッションを払うということで残業代もつかず、
一日15時間労働、3時間睡眠が続き、精神疾患にかかった、と新聞に書かれていました。


出来事を、ある方向(主観的)だけから見て、
「こうだ」「ああだ」と判断することはやめておこうと思っているのですが、
それにしても、2~3時間の睡眠時間は、人間の限界を超えいます。

どう考えても、長く続けることは無理。
いつか壊れてしまいます。

「ご主人は、『背負いすぎない』『人を頼る』ということが、苦手な方ではありませんか?」
と、ご質問者の方にお尋ねしたら、
「そうです。」とおっしゃいました。

ご主人の上司も、同じ課題をもった方のようです。

ご主人と上司が鏡になっている点は、この点なのかもしれませんね。

自分一人では抱えきれない仕事を、誰かに頼んでみる。
これ以上は無理という仕事量をどうしていくか?
上司と相談してみる。

「そんなことは言っても、今は不景気で、リストラされて人も減っているから、難しい。」
と言われる方もおられるかもしれません。

けれど、今は「愛の時代」です。

お客様だけではなく、社員に対しても、愛のない対応をしている会社は、
長く栄えることはできません。

今ここで社員と一丸になって、会社の問題点や、工夫できる点、
画期的な改善策、アイデアを、智慧を出し合って考える時がきているのです。

わたしたちが「もうアイデアはない。方法がない。」と思っていることも、
宇宙から見たら「アイデアは無限にある。方法はいく通りもある。」
という答えがくると思います。

わたしは深刻なお悩み相談の時に、
「このお悩みに、すべてが潤う答えなんて存在するんだろうか?」
といつも思うのですが、対話をしてみると、
確かに「すべてが潤う答え」は、存在していました。

「人はあまりにも智慧をつかっていない。

本来の自分とつながってない。

自分に問いかけることもなく、

すべてが潤う答えが存在するなんて、考えもしない。

考えもしないから、

思いつきもしない。

すべてが潤う答えがあるとしたら、どんな答えだろう?

そう想像してもらいたい。

今までの枠、自分の固定概念が外れるよ。」


そんなことを言われていました。

ご質問者の方がしてあげられることは、
ご主人のために祈ってあげることです。

「どうか夫が、『背負いすぎない』『人を頼る』という今世のテーマを達成し、
少しでも楽に生きられますように・・・。」


祈りというのは、形式的なことではありません。

「祈り」は「愛のエネルギー」です。

「愛のエネルギー」は、エネルギーの中でも最高のものだと
わたしは教わっています。

ぜひご主人のために祈ってあげてください。

そうお伝えしたら、セミナー終了後に、ご質問者の方がそばに来られて、

「夫の上司に対して、腹立たしさを感じているのですが、
上司に対しては、どう思えばいいでしょうか?」
とお話ししてくださいました。

上司に対しては、

「夫の課題を達成するために、嫌な役回りで出てきてくれてありがとう。
夫と同じ課題をもっているこの上司も、『背負いすぎない』『人に頼る』
という課題を達成し、夫も上司も、どうか少しでも楽に生きられますように・・・。
そう祈ってあげてくださいね。」


とお伝えしました。

そしたら、そのご質問者の方は、涙を流されたんです。

わたしはその涙を見た時、「あぁ、人は愛そのものなんだなぁ。」と感じました。

夫に無理難題を押し付ける上司が許せない。憎いと思う。
けれど、そんなふうに夫の上司を許せない自分が、許せない。

わたしたちは「愛」そのものだから、
本当は心のどこかで、「相手を許したい」
そう思っているんじゃないでしょうか?

その方法が分からないから、みんな悩んで、苦しんでいるのかもしれません。

許しかたが分かったとき、この方がほっとして涙を流されたように
わたしには感じられました。

今回のセミナーは、「許す・認める・手放す」がテーマでした。

このテーマにしたのは、何度か「なんでも仙人セミナー」をさせていただくなかで、

「どうやって許していいのか?」
「どうやって認めたらいいのか?」
「どうやって手放したらいいのか?」


その具体的な方法を知りたいと思っておられる方が、
とても多いと感じたからです。

本には書ききれなかった具体的な「認め方」「許し方」「手放し方」を、
これからもセミナーの中で、みなさんのご質問をとおして、
一緒に学んでいきたいと思っています。

コメント一覧

高子
そのとおりですね。
言われてみればそのとおりですね。

先生や学校も完璧じゃないってことをつい忘れてました。 

今、思い出しました。高校のときの担任の先生が、「俺はなりたくて教師になったんじゃない。他になかったからなったんだ。」みたいなことを言ったことがあって、当時私は、「そんなことがあっていいのか!」と怒ったのですが、あっていいんですよね。卒業してしばらく経ってから、その先生が退職してどこかの大学院に入ったとかいう噂を聞きました。今何やってるのかな?
なんでも仙人の弟子
なるほど
高子さま

コメントいただきありがとうございます。

人にはそれぞれいろんな学びの段階があります。
なので、わたしは、いろんな教えがあっていいのかなと思っています。

大切なのは、「自分の心がその言葉にどう感じたか?」
なのかな・・・なんて思っています。

息子には、「感じる心」や「自分で選ぶ力」を
身につけてほしいな・・・
と願っています。
高子
学校で教わったことを手放すときか
一年生の長女のマラソン大会を見に行きました。

始めに先生が、「何着になるかではなく、ゴールすることが目標です。最後まで諦めない。弱い自分に勝つ!」と挨拶しました。

学校ではこう教えるもんなあ。自分もこう習ってきたしなあ。

「弱い自分を認める」「弱い自分を許す」とは教えないもんなあ。と、苦笑いしてしまいました。
なんでも仙人の弟子
いろんな手放しかたがあります。
atsukoさま

お返事遅くなりました。

人により、手放し方はいろいろです。

その方の中で、「何が許されていないのか?」
を見ていったり、
出来事の意味を知り、「この嫌な人は、こんな役まわりで登場していたのか?」
と気づくと、心が軽くなって、手放せなかったものがすっと手放せたり、
次のステージに進みやすくなったりします。

ケースバイケースですので、本やブログ、セミナーなどで、
できるだけたくさんの例を、具体的にご紹介していきたいと思っています。

そこから、みなさまが何かヒントをつかんでいただけましたら、幸いです。

個人的なお悩み相談につきましては、ブログのコメントではなく、
カウンセリングで対応させていただいております。

ご了承くださいませ。

atsuko
わかります
こんにちは
私もなんでも仙人の本を読んでじゃあ実践してみよう!!と思っても自分の許し方、認め方
手放し方がわかりません。
「そんな時あるよな~」のおまじないも利かない時があります。
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