天下の名槍：たんぼきり

室町時代に作られたといわれる、秋田の名槍があります。

なんでも、その槍に、
米を軽くつぶして筒状にしたもの（たんほ）があたったところ
真っ二つに切れてしまった、ということから
『たんぽきり』と呼ばれるようになったそうです。

そして、切れたたんぽを鍋に入れたら
食べやすく調理もしやすかったので
そうやって食べることになったそうです。
その料理が『切りたんぽ』。

かの名槍、そして秋田の郷土料理はこうして生まれたのです。


（参照：民明書房『がまの穂を切れ！』霧多 布応 著）