道具がそろったので、複製用のシリコン型を作ることにしました。
なお、原型製作からシリコン型製作、複製1体完成までの
初期費用はおよそ1万6千円くらいかかりそうです。
必要道具も数日前に書いたので、
何を使っているのか気になる方は参照してください。
では、初めてのシリコン型製作の開始です。
まずは原型とランナーの元をテーブルの上において、
どれくらいのスペースが必要になるかを考えます。
その大きさが大体決まったら、
型取りプレートの上に型取りブロックを積みます。
このときの高さは適当でいいっぽいですが、
原型の厚みよりも1ブロック分くらいは厚くしておいたほうが
便利な気がします。
複製をやる前は、すこしでも出費を抑えるため、
型取りブロックも型取りプレートもいらないと思っていましたが
あるとかなり便利でした。
型取りプレートは100円ショップでまな板でも買えばいいので
替えはききますが、型取りブロックはあったほうがいいと思います。
◆◆画像12-09-05a◆◆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d7/8a10dce699d1369ef4407e762be77917.jpg)
そこに粘土を入れて平らに伸ばします。
その粘土の上に原型を置き、ランナーも置きます。
◆◆画像12-09-05b◆◆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/99/9b86bfa3faffa119c2964ba9e684cea5.jpg)
原型とランナーの輪郭をデザインナイフで粘土につけ、
その部分を掘り、原型とランナーを埋めて、
きっちりと粘土を当てます。
原型を埋める方向は、空気が抜けやすいように考える必要があります。
空気と一緒に複製用のレジンが流れていくので、
とんがりがある部分は上に向けるといいようです。
とにかく難しかったのが、どの方向にどうやって向けて
どの部分をどの程度まで埋めるかです。
これで丸一日以上悩みました。
ひっかかりがある造形では、シリコン型からぬくときに
型を壊してしまうらしいからです。
今回たこウィンナーの原型を作ろうとしているわけですが、
足が4本あり、この足がひっかかって型を壊すのではないかと思い、
ひたすら考えに考え抜き……あきらめました。
3分割にできればすごくいい感じにできそうなのですが……。
◆◆画像12-09-05c◆◆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ac/1810f641b6f2361cb891bfe28b2bfe9c.jpg)
とんがり部分からの空気逃げは、粘土に線を引いてみました。
太さがわかっているなら、そこにもなにかを置いてしまったほうが
いいような気もしました。
埋めたら粘土がゆがまないようにダボ穴を掘ります。
丸く穴をくりぬく方法が思いつかなかったので、
ボールペンの後ろをねじ込んでぐりぐりしましたが、
粘土にゆがみが生じて、原型と粘土に隙間ができました。
二度手間になるので、もっと効果的な方法を
考えたほうがよさそうです。
ここまでが一日目です。
油粘土はあけると部屋がくさくなり、
やわらかくするためにこね、平らにするためにいじると
手もくさくなってしばらくにおいが抜けませんでした。