夏場のポケモンGOは、暑さでスマートフォンが熱を持ち
まともに動かなくなることがあります。
という状況に対処するために作っていた、
ペルチェ素子の力でスマートフォン冷却をする
ハイパワースマートフォンクーラーの3号機が完成しました。
◆◆画像19-07-20_001◆◆
◆◆画像19-07-20_002◆◆
完成後の写真は撮り忘れましたが、
たしか作ってる途中に通販でかつて注文した、
ねじ穴切りのタップドリルが到着したので使ってみました。
今まで素材はネジを通して裏からナットでとめなくては
いけなかったものが、タップドリルを使うと、
素材自体がナットのかわりになるのでかなり便利でした。
そのため、完成版ではネジ方向を変えて、
表面にはネジが出ないようにできました。
動作テストしてみたところ、ゲームプレイで40度だった端末が
しばらく載せていると30度程度で安定するようになりました。
炎天下の外で激しくプレイしたらどれくらいになるのか
わかりませんが、載せ続ければ高温警告は出なくなる程度まで
温度は下がる……のではないかと思います。
今まではどうやればいいかわからず、本当に苦労した、
スマートフォンの固定も、ようやく方法がわかったので
今回試してみました。
それから、今回作っていてわかったのは、
ペルチェ素子と冷却補助板や放熱板の調整の難しさです。
冷却補助板にペルチェを押し当てた上で、
放熱板にも押し当てなければいけませんが、
放熱板を下側につけるようにすると、
重みで金属が曲がりがち、隙間が空きがちなのです。
0.1ミリでも隙間が開くと、冷却性能も放熱性能も
がくっと落ちます。
今回はそれに気がついたので、放熱板を裏から
ワッシャーで押すようにしました。
パソコンのCPUにヒートシンクをつけるときには、
くるくるバネや板バネで押すような仕組みがありましたが、
あれはそういうことだったんだ、という発見がありました。
自分でやって、考えてみると
何も考えていなかった部分から
新しいものが見えてくるのでおもしろいです。
わたしが自作で欲しかったのは、ペルチェ素子を使った、
自転車にも固定できるハイパワークーラーだとわかったので
いろいろ考えながら、もう何個か作ってみたのち、
取り掛かってみようと思います。
とりあえず今回一番感じたのは、タップ切りは便利だということです。
あれはもっと前から買っておけばよかったと思うレベルでした。
位置を測ってそれぞれに穴をあけるのではなく、
すべての素材を合わせて、一個しっかり穴を開けたらネジを入れて固定。
それから対角線に他の穴を開けるのがいいようです。
また、二つの素材を重ねた場合、両方に同じくタップを切ると
ズレがちなので、一番下の素材にだけタップを切り、
それまでの素材は、すこし大きめの穴を開けたほうが
安定する気がしました。