直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

和音コードと言語との類似性

2009年06月10日 | ちょこのひとかけ


和音のコードとはどういうものなのか、
自分用に翻訳しながら勉強していたら、
ふと、一気に理解できました。

完璧にマスターした、という意味ではなく、
今までは何語で話しているのかすら
理解不能だったのが、
理解できる言語として伝わってきた、
というだけの意味です。

小難しいことを言っているように見せながら、
実はなにも大したことなんて
言っていなかったのです。
それなら、大したことないように
書いてくれればよかったのに。

たとえば、ド長調における『ドミソ』。
これはド長調の基本となる和音で、
音として見ると『Cメジャー』、
長調の中での位置を見ると、『I』と
言うことができます。

つまりそれってどういうことなの? と
疑問を持って置き換えを考えてみると、
これは動詞と同じだったのです。

●ド長調の『ドミソ』
 ド長調の基本となる和音
 音としては『Cメジャー』
 長調の中の位置としては『I』

●動詞の『書』
 動詞『書く』の語幹
 活用はカ行五段
 終止形では『書く』

こんなイメージです。

『ドミソ』を動詞としたとき、
『レファラ』も『ミソシ』も、
『書きます』、『書きたい』といった
活用形と同じものにすぎないのです。

そしてコードがつながるのつながらないのを
考えると、英語文法に似ています。

単語が変わると活用も
発音も変わってくるため、
それぞれに記号をつけます。

ド長調の最初の和音をI(アラビア数字では1)、
5番目の和音をV(アラビア数字では5)と
順序数をつけます。
このI、文章において主語と、
終わりの点の役割を持ちます。
Vは文章において動詞のような役割をします。
そう考えて、文章に当てはめてみましょう。

 You eat.
=S+V+.
=主語 動詞 .

これをコードに置き換えると、
 I→V→I

のこりのメジャーコード、IVは
副詞的な働きをすると考えると、
副詞なので動詞の前に入ります。

 I often think. (わたしはしばしば考える)
=S+副詞+V+.

これをコードに置き換えると、
 I→IV→V→I

なんてことはありません。
音楽って結局、言葉と同じようなものだったんですねえ。

コードは何かといえば、英語で言うグラマー。
日本語で言う文法。それだけでした。
それをあんな暗号みたいにわけのわからない単語で
さらさらさらさら流すから理解できなかったのです。

コード進行が気持ち悪いと言うのは、
日本語で文法をいいかげんにして話していると
言うのと似たようなもののようです。

でも、どれだけ日本語が正しくても、
流暢に話していても
内容がなければつまらないというのも、
言葉とコード進行とは同じ。

どれだけコード進行が正しくて、なめらかでも
メロディとして見た場合におもしろくなければ
いい曲にはならないのです。


……という感じに
うまく自分の中で整理できて、すっきりしました。

なお、同時進行で考えたもう一つは
明日にまわします。
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4 コメント

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Unknown (に ょ ほ)
2009-06-10 11:48:57
なるほどw
文法と似てますね。
Ⅳが副詞w納得v
それぞれ、I、Ⅳ、Ⅴを性格(キャラで)で表現しているのは見たことありますが、文法で表現したのは初めて見ました。
文系得意な方はわかりやすい説明かと思います^^

代理コードは比喩みたいなもんですかね?^^;
返信する
Unknown (あまね)
2009-06-10 12:37:14
わかりやすいので例文は英語にしてみましたが、
代理コードなら日本語のほうがわかりやすいです。

たとえば教科書的な書き方では、

 わたしは 食べます
= I   + V

となりますが、
これをくだけた言い回しにしてみましょう。

 オレは 食うぜ
= VI  + III

根本の意味は I eat . と同じですが、
置き換えることで言葉の雰囲気が変わります。
代理コードも、そういう感じかなあと
わたしは考えています。
返信する
Unknown ()
2009-06-11 00:20:50
CメジャーとCマイナー似た感じになるのか・・・

ド長調とはルート音ですかね
楽譜とか不規則過ぎて理解に苦しみます
返信する
Unknown (あまね)
2009-06-11 03:35:14
メジャー(主流)とマイナー(副流)とだと
メジャーな東京弁とマイナー地方弁との
扱いみたいな感じです。

わたしはまだメジャーの一部しかわかりませんが、
メジャーとマイナーは活用が変わるだけで
たぶん文法構造はおんなじになるんじゃないかと
推測しています。

ハ長調は根音がド。ドは和楽ではハです。
わたしは置換がうまくできないので
そのままド長調とあらわします。
コードCのCも素のままではドの意味です。
C和音、つまりド和音をCの一文字で表すので、
ダブルミーニングでわかりづらいです。

ピアノ楽譜なんかだとコードもないし、
見たまま弾けてとても楽です。
正直コードや記号の名前なんて一切知らなくても
意味さえわかれば普通に弾けますし。
テロレロ弾く記号がグリッサンドという
名前だったなんて最近知ったくらいです。
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