現在言われている霊の基本的な考えはこんなものです。
・人間は『魂・魄・体』でできている。
・人間は死ぬとほぼ成仏する。
・成仏した魂は必要があれば輪廻して転生する。
・死ぬときに残念した魂は成仏できずに地上に残る。
・残念した魂の残した念が消えるのには数百年かかる。
・残念が消えた魂は罰が与えられなければ輪廻に戻る。
という話を聞いたのち、否定派は言うわけです。
「霊魂が存在するなんて嘘! 存在するとしたら
この世は人が生まれてからこれまでの霊でみっちみちになってる!
でもそんな話は一切聞かないから嘘!」
……意味がわかりません。
よほどの残念をしない限り、人間の魂は成仏すると言われているのですから、
人間の魂でこの世があふれるわけがないでしょう。
それに、恨みを残していても数百年で消えると言われているのですから、
数千年前の人間の魂が残り続けているわけもないでしょう。
生きている人間だって、20年母国語を使わずに
他国語を話し続けていたら母国語を忘れて喋られなくなるくらいです。
否定したい人は根拠もなく、論もなく、
ただ否定するための否定をするので疲れます。
ちゃんと根拠を用意して、論として反論をすればいいのに。