直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

胃カメラ

2008年01月16日 | ちょこのひとかけ


検査です。朝早く来るようにと
病院から指定されてしまったので
朝早くから病院に行ってきました。

次の日朝早く起きなければいけないと思うと
いったん起きた後寝なおせない、
精神の弱さが大変つらいです。

そして例によって3時間程度しか寝られず、朝。
寒い中、しかたなく病院へ行きました。

むかし大変暇なときは、
うどんを半分飲み込んで
のどから引っ張り出すと
いったようなことをしていたので、
胃カメラなんてもう楽勝!

――と思っていたのですが。
ぜんぜん違いました。


まずは、薄暗い小さな部屋に通されると
胃カメラのくせに肩に注射を打たれます。
なんでも、胃の動きを止めるものだそうです。
注射はひどく苦痛です。

それからボンド用材のような
微妙に甘くて白くてどろっとしたものを
嚥下させられ、
その次は透明なシンナーのような液体を
のどにためておくように言われます。

これが、体が死んでいくような薬で、
口の中が、傷んだ乳酸菌飲料を口にしたときのように
ぴりぴりしてきます。
舌もぴりぴりしはじめて、
口の中すらだんだん動かなくなっていきます。
2分したら吐き出してもいいと言われたので
とりあえず2分我慢。
でも2分たったところで、
そのまま出したら昔の手術の最中のように
途中で麻酔が切れて痛くなるんじゃないかと
嫌な思いがよぎったので
とりあえず2分30秒ほど我慢してから吐きました。

その状態でしばらく待っていたら
ようやく呼ばれ、中へ。
持参するように言われたタオルを頭のところに敷き、
その上にわたしが寝ます。
唾液はのみこまず、垂れ流せとのことです。
そのためのタオルです。

横になっていると先生が来て、
のどに注射を打つのかと思ったら、
今度は霧吹きです。

口を開けるとあのシンナー薬をのどにかけられ、
それを飲まされ。
次にはその薬を追加で
さらにかけられてそれを口の中にためます。

検査の気分が嫌というのもありますが、
想像できない人はとりあえず横になって、
マニュキュアの除光液を顔に吹きかけられるのを
想像してみてください。
においだけで気持ち悪くなってきて、
顔はしびれるし 口は動かないしで、
もう逃げ帰りたい気分でいっぱいです。

でも、そこからが本番なのです。
硬質プラスティックのような
マウスピース様のものを口にくわえさせられ、
その穴に医者が胃カメラを通していきます。

のどをつつかれて、いろいろ出たら困るのですが
ただの吐き気だけで済みました。
そこから胃の辺りに変な感じがあると思ったら、
胃の下のほうを押される感じや
ぐりぐりされる痛み。

なりたくてなるものでも、
なりたくなくてならないものでもありませんが、
他意はなく、ただ正直に、
病気なんてしたくないと心から思いました。
そしてもう、いっそ謝ってここから帰りたい気分で
いっぱいでした。

でもさらに苦痛は続きます。
胃を通ってもっと奥まで行くのだとか。
体の中を暴力的に犯されてるというか、
なんというか精神も肉体も侵されている感じで
もう気絶したい気分。
そこからまた胃に戻ってきてごりごりやっていると、
ポリープがあると言われました。
それ以外はきれいだったそうですが、
こうなると行われるのが生体組織検査。

つまり……ポリープを引きちぎって
その生肉を調べる検査です。
そこで胃の表面をむしりむしりむしりむしり。
さらに何回も別の管を通されて、
切り取られました。

たぶん悪意があるわけではないのですが、
医者と、ちぎるひとがなんだかもう
恐ろしい以外の存在には見えませんでした。

山場は過ぎて、管を抜くときは
意外とさらりとしていました。
でももうMPを削られきったので
ぐったりしていましたが、
さっさと出て行けとのこと。

出て薬を吐き出して、口をゆすいで。
でものどの感覚がまったくないことに気づきます。
つばも飲めない上に、
横になっているときに薬がひたっていた
左の頬が動かなくなっているのです。

しかたなくタオルを口にあて、
あふれる分の唾液はタオルにまかせます。
こういうときに限って会計の時は微妙な質問をされ、
答えられずに首を振って何とかするわたし。
さらには席を立った人が財布を落としていたので
追いかけて肩を叩いて、声をかけずに渡すだけのわたし。
お礼に笑顔すら返せません。
タオルをはずしたら、きっとよだれだらだらで
ひきつった顔です。

帰ったあとは、一時間半くらい何も食べるなとのこと。
昨日の夜8時ごろから絶食で、
絶食明けが翌日のお昼12時。
半日強も、なにも食べていません。
今日に至っては飲んでもいません。
いつごろかくらいまではおなかも減っていたのですが、
薬のせいで気分が悪く、食べる気も起きません。
たとえばシンナーでペンキを溶かす作業を
2時間くらいこもってやっていたあと、
食事をしたい気分になるかどうかです。

でも12時に近づくと、なんとなく食べられるような気分、
そして食べておかなくてはいけない気分になり、
食べてみました。
すると……なんだか胃がじりじり痛み出します。
それはまるで胃をやってしまったときの痛みです。

病院行って不健康になって帰ってきた
という言葉があたまのなかでぐるぐる回ります。

さらに時間が経って食べられるようになってからは、
反動でいろいろ食べてしまって結構後悔しました。

もう、散々な一日です。健康は大事です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ペッチェス | トップ | 死んだエキサイトメール »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ちょこのひとかけ」カテゴリの最新記事