直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

かごめかごめはなつべた?

2015年07月31日 | ちょこのひとかけ


最近、日本書紀や古事記を読んでいたら、
ようやくそこに何が書いてあって、
何がいいたいのかなんとなくわかるようになってきました。

わかってくると興味が出てくるのは、民謡や童話です。
たとえば桃太郎が犬・猿・雉とともに鬼を退治するというのは、
動物の話ではなく、氏族の話に見えてきます。

日本では何度も、正史が為政者によって、
都合のいいように書き直されてきましたが、
その中で歴史を奪われた一族が、自分たちの歴史の一部を
どうにかして保存しようとしてきた動きが感じられます。
それが、民謡や童話ではないかと思います。

かごめかごめの歌も、そんなものなのではないかと、
記紀を読んでいて感じました。

なんとなくですが、本来に近いものは、

  かごめ かごめ
  かごの中の鳥は いついつ出やる?
  夜明けの晩に 鶴と亀なつべった
  うしろの正面だあれ?

ではないかと感じました。
意味は、

 籠目 籠目、
 籠の中、
 夜明けと晩という矛盾した時制の中に
 『鶴』と『亀』がしまいこんだ『鳥』は
 いつ、何時出られるのでしょう?
 手前に見えるそれじゃなくて、その後ろにおわす、
 そのかたのことですよ

というものになる気がします。

この歌、意外と、奈良時代あたりにできて
歌い継がれて来ているのではないでしょうかねえ。
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