きのこを食べながら、森に入ってこんなのが取れたら楽しいだろうなあとか
でもどうせ間違えて毒きのことるんだろうなあとか考えていたら、
きのこがとても不思議に思いました。
食べられるきのことそっくりに、猛毒のきのこが生えているなんて
もう殺す気まんまんです。
これは山が人間に仕掛けた地雷のような罠なのかと
大自然の怒り的なものも考えました。
……が。よくよく考えてみたら、きのこがどういうものなのか
なんとなくわかってきました。
基本的に、きのこはカビなのです。
食パンにつくカビ、果物に生えるカビ。
種類は違いますが、普通カビは毒です。
カビは見た目はほぼ同じでも、まったく違う性能をもっているものがいます。
きのこもおそらくそれと同じ。
カビの中には日本酒などに使えたり、薬になったりするものがいますが、
それはごく一部です。
きのこも、基本的には毒で、なにかの気まぐれで、
食べられる、かつおいしいきのこがいるだけなのです。
そう考えたら、カビからいろいろ薬を作っているわけですし、
きのこからも薬が作れるのではないかと思いました。
食べたら体がまひするきのこなんか、うまくどうにかしたら
筋肉のぴくぴくをとめたり、ガン細胞の増殖を止めたりするような
薬になったりしないものでしょうか。
山で迷っても、きのこだけは食べないほうがよさそうです。