友達がポケモンGOをやっていて、フレンド機能でなにかしたいというので
わたしもインストールしてみました。
わたしは今やっている別ゲームがあるため、それほど起動はできません。
でも、手動周回後や寝るときなどは起動して放置もできるので
ちょっと試してみたところ、短時間でかなり熱くなりました。
これではまたスマートフォンが壊れてしまいそうです。
というところでどうにかしようと考えて、思いついたのが
放熱フィンと廃熱ファンです。
PCのHDDは熱くなるので、DドライブにはCPUヒートシンクを乗せ、
CPUファンで強制的に排熱しています。
同じことをスマートフォンにやってみてもいいでしょう。
ためしてみたところ、季節もあるのかもしれませんが、
充電しながらのポケモンGOでも熱くならなかったため、
どうやら成功のようです。
友達の家ではGPSの揺らぎがなくなって放置しても
たまごの移動距離が稼げなくなったので
家ではあまりやらなくなったようですが、
せっかくなので友達用にも装置を作ってみます。
手持ちをみたら、とっておいたフィンはCPUを囲うように
盛り上がりがあって、スマートフォンを置いても
背中に密着できませんでした。
かといってほかのCPUフィンは大きくて重くて
とり回しが不便であったため、それを使うしかなさそうです。
しかたなくルーターを取り出し、アルミのでっぱりを削っていきます。
それなりに長い時間をかけたら、
今度はあまりのCPUファンを取り出し、ケーブルをカット。
次にUSBケーブルを取り出し、ケーブルをカット。
USBのピンアサインを確認して、ケーブルからの導通を確認します。
CPUとファンの導線をつなぎ、ファンが動くのを確認したら、
はんだ付けして被覆をつけます。
という手順でできたのが、これです。
◆◆画像18-10-28◆◆
これは、主にポケモンGOの爆熱を解消するためにワシが作った、
スマホひや~す君USBじゃ!
持ち運びには向かんが、放熱フィンに小型ファンの風を当てることで
強制的に廃熱するぞい。
ファンはUSB駆動じゃから、USBコンセントやパソコンのUSB端子での
動作も可能じゃ。
もちろん、モバイルバッテリーでも動かせるので、
根性があれば屋外での使用も可能じゃぞい。
見直してみると、ファンのケーブルは熱収縮皮膜で
覆ってしまったほうがスマートで強くなったなと思いますが、
試作品なのでこれはこれで。
作ってみてわかったのは、
こんな程度のものでも結構冷却できますが、
ちゃんと作ろうとすると、簡単に3000円くらい行ってしまうと
いうことです。
そして、アルミフィン削りでは、指先にアルミ削り破片が
案外ささるらしく、指が微妙にちくちく痛むということです。
家でもスマートフォンゲームをがっつりやりたい、
発熱でスマートフォンが動かなくなることがあって困る、
という人は、一個作ってみたらかなり便利に使えると思います。
値段目安は、排熱フィン・ヒートシンクが2000円くらい、
小型ファンが1000円くらい。
ただし、フィンは銅が使われるほど、大きくなるほど、
値段も上がって冷却性能もあがります。
ファンも大きくなるほど、風量が増えるほど、
値段も上がって冷却性能もあがります。
これを作って、つかいごこちなどを試していたら、
スマートフォンを外で効率的に冷やせるグリップを思いつきました。
よく見るスマートフォングリップは全部樹脂製ですが、
スマートフォンがあたる場所に放熱フィンを埋め込んで、
横から薄型ファンで風を送れるようにすればいいのです。
それで、ただ風をあてるよりも、格段に冷えるはず……ですが、
わたしには加工技術はないのでにんともかんともです。
こういうのが3Dで設計できて、3Dプリンタで出力できたら
楽しいんでしょうねえ。