直列☆ちょこれいつ

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イラスト:加賀見葉月の戦術指南

2016年06月11日 | イラスト(他・趣味)


「いい? ルーキー。
これからインペリアルクロスという陣形で戦ってもらう。
防御力の高いフレンドとタンクドールを後衛、
特に攻めたい部位を前衛3体で固める。
マスターはベースを持ち後ろに立つ。
キミのポジションが一番安全だよ。
安心して戦ってね!」


◆◆画像16-06-11◆◆
加賀見葉月


ドールマスターは人形を使ってどう戦っているのかという疑問に対し、
わたしの考えた答えはこんな感じです。

ドールの陣形は右から攻撃3:HP2にする龍陣か、
中央にフレンドを置き、左右に狙いたい属性を2:2で置く
ハンターシフトのほうがそれっぽいと思いましたが、
お約束でインペリアルクロスに。


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ネットでかわいいSD化法を見かけたので
自分なりに真似して描いてみたものです。

リアルなキャラを描くというのは、とことん突き詰めれば
実世界に『本物』があります。
最後の手段としては写真を模写すれば絵は描けるので
矛盾はなくしやすいですが、SDキャラはそうはいきません。

SDキャラはすべてが『嘘』でできています。
体は大きくするのか小さくするのか、腰はくびれをつけるのか
すとんと落とすのか、足や手は細くするのか、太くするのか、
から、全部考えなくてはならなくて、
簡単そうに見えてもかなり難しいのです。

リアルがうまい漫画家でも、デフォルメ系を苦手として、
等身は下がっているのに顔がリアルな大人っぽくて
見て気持ち悪い感じがする絵があるのは
もっぱらそういう理由でしょう。

たとえばリアルなキャラが服を着たり、髪を結ったりするのは
とくに考えるまでもなく簡単にできます。
でもSDキャラにはそんなことにもいちいち考慮が必要になります。

たとえば、伸びない素材のパーカーかなにかを貫頭で着る場合。
体の数倍大きな頭を、どうやって服や襟から通すのでしょうか。
またたとえば、髪を結う場合。
絵柄によっては頭の先まで手が届かないこともあるのに、
どうやって自分の頭のてっぺんやゴールデンポイントまで
手を伸ばすのでしょうか。

ほかにも、SDキャラは頭を抱えるときも、
そのままの腕の長さでは、まっすぐ伸ばすしかなくて
とても不自然に見えます。
人っぽく見せるなら、ひじは曲がってないといけません。

どうやってその矛盾を見えなくし、自分の中で処理するのか。
そこにはその人なりのSD化モデルとか、SD化法とかの概念が存在します。

わたしも等身が低い絵は描きたいと思っていましたが、
今までの自分のSD化法だと、デフォルメ絵は大体3.5等身が限度でした。
それより下げようと思っても、頭の中で処理ができないので
下げられなかったのです。

でもこの前、ネットでかわいくて、わたしにもまねできそうな感じの
SDキャラを描いている絵をみかけたので、まねしてみたのがこれです。

まだ目の処理と首の処理と足の配置が消化できていませんが、
普段のわたしの絵にも近く、練習したら取り入れられそうな感じでした。


●所要時間
・線画……2時間くらい
・彩色……12時間くらい
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