豆腐と納豆は漢字が逆ではないか、と言われることもある食べ物です。
でも、別に逆ではありません。
……という話です。
現代人にとって、『腐る』とは何か。
『腐る』と聞いてイメージするものは何かといえば、
食べ物がいたんで糸を引いているようなものなのでしょう。
この概念が、違うのです。
たとえば、古い言葉の『腐心する』。
これは、心をいためてぼろぼろにするような概念です。
またたとえば、心がぼろぼろになって動けないような状態を
『腐る』と言います。
「そう腐ってないで、またやってみようよ」
などと使います。
他にもたとえば、金物が腐るといえば、
サビが生えた状態ではなく、崩れてぼろぼろになった状態を表します。
つまり、『腐る』とは、
物が『変化してぼろぼろになる、ぼろぼろに崩れる』
ような状態を、本来表す言葉なのです。
やわらかいもの、崩れやすいものの代名詞のような
扱いをされる食べ物……こころあたり、ありますよね?
トウフメンタルなどと言い、
精神がソレのように崩れやすいことをあらわすもの。
……そう、豆腐です。
豆腐の現代語は、
『くさった豆』ではありません。
『ぼろぼろになりやすく、崩れる豆』です。
だから、豆腐は豆『腐』でいいのです。
では、糸引いた豆は何なのかといえば、
あれは『腐る』ではなく『あめる』と言います。
みずあめ、と言う食べ物があるでしょう?
あれは、『甘い』から『あめぇ!(飴)』になったのではなく、
ひっぱったら『糸を引く』から『あめ』と呼ばれたのです。
……たぶん。
このように、納豆は『腐って』はいません。
『あめって』いるだけです。
だから、納豆には『腐』の漢字は使えません。
では、納豆の『納』はなにかと言えば、
こちらはまだよく調べていないのでわかりません。
2021-10-30 14:04:02
でも、別に逆ではありません。
……という話です。
現代人にとって、『腐る』とは何か。
『腐る』と聞いてイメージするものは何かといえば、
食べ物がいたんで糸を引いているようなものなのでしょう。
この概念が、違うのです。
たとえば、古い言葉の『腐心する』。
これは、心をいためてぼろぼろにするような概念です。
またたとえば、心がぼろぼろになって動けないような状態を
『腐る』と言います。
「そう腐ってないで、またやってみようよ」
などと使います。
他にもたとえば、金物が腐るといえば、
サビが生えた状態ではなく、崩れてぼろぼろになった状態を表します。
つまり、『腐る』とは、
物が『変化してぼろぼろになる、ぼろぼろに崩れる』
ような状態を、本来表す言葉なのです。
やわらかいもの、崩れやすいものの代名詞のような
扱いをされる食べ物……こころあたり、ありますよね?
トウフメンタルなどと言い、
精神がソレのように崩れやすいことをあらわすもの。
……そう、豆腐です。
豆腐の現代語は、
『くさった豆』ではありません。
『ぼろぼろになりやすく、崩れる豆』です。
だから、豆腐は豆『腐』でいいのです。
では、糸引いた豆は何なのかといえば、
あれは『腐る』ではなく『あめる』と言います。
みずあめ、と言う食べ物があるでしょう?
あれは、『甘い』から『あめぇ!(飴)』になったのではなく、
ひっぱったら『糸を引く』から『あめ』と呼ばれたのです。
……たぶん。
このように、納豆は『腐って』はいません。
『あめって』いるだけです。
だから、納豆には『腐』の漢字は使えません。
では、納豆の『納』はなにかと言えば、
こちらはまだよく調べていないのでわかりません。
2021-10-30 14:04:02