直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

大雨と命だけ守る人

2020年07月05日 | ちょこのひとかけ
大雨が降り、大変な地域が出ているようです。
そこでテレビなどでは、
「大雨で大変! 他の何を捨ててもいのちを守る行動を!」
などと言っていますが、ほんとうにそれでいいのでしょうか。

家やそこにあったもろもろを無くし、
自分を作って来た過去や歴史を失い、
財産を無くし、これからの未来を失い、
ただ現在の身一つ、命ひとつ拾って生きながらえて、なんになるのでしょう。

いのちだけあったってそのまま生きていけるでもなく、
どうせ死ぬことになるわけで。
それなら、過去や未来を失ったとわかる前に、
それらと一緒に、現在の命も失ったほうが幸せではないのでしょうか。

「いのちと蓄えと家を同時に守るか、さもなければ死ぬ備えを!」
でないと意味がない気がします。
それとも、命だけあればいいという人は、
本当に自分が命だけあったら幸せで、
そこからも人生を続けていけるのでしょうか。

わたしはすべてから切り離されて生きるなら、一緒の死を選びます。
巨大隕石でも墜落する予定が出て、すべてをおいて命だけで
非難しろといわれたら、そのまま物や場所と一緒に死ぬほうが
よっぽどしあわせです。

命だけあれば充分、命ひとつでも生き抜きたい、という
その人生にかける意欲のようなものがまったく理解できません。
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