今年はいやに時間の流れが早い気がします。
なんでこうなんだろうと思っていたところに
ふと人間ドックの予定が入ったことで、
すこし理由がわかった気がします。
わたしは基本的に、予定を立てるのがきらいです。
未来になにかの予定があると、その予定に気がとられて
気が気でなく、そこに至るまでの時間に
気を向けられないような感じがあるからです。
わたしはだいたい心理学にいうタイプAの典型みたいな感じなので
ほかのタイプの人よりもせっかちで、
『待つ』という行為自体にものすごい苦痛を感じます。
遊園地でも稼働時間5分の乗り物に乗るのに
3時間待つなら、遊園地自体行きたくないと思うほどです。
そんなことに思い至ると、今年は年頭に竹取物語の新論文を書いて、
その結果待ち、みたいな感じなので
その『待ち』が現在の時間を飛ばしているのではないか
という推測に至りました。
表記やつづり方はともかく、内容としては
ここ千年の人間が解読できなかった、
『かまど』とか『十六そをかみにくとをあけて』とか
『わがなはうかんるり』とかの部分とかの意味を
完全に解読できたとは思いますが……。
わたしの論文は、たぶん、どんなにつづりかたを直しても
まともに論文誌では発表できないんだろうなあと染みてきました。
わたしは、わたしの研究と発見を発表したいし、
その内容を同系統の研究者が見たらどう思うのかを知りたいです。
もし研究内容におかしいと思われる部分があるなら
そこを教えて欲しいし、あっていると思うならそれを知って欲しいと思います。
……将来的に絶対まっとうな手段では発表できない運命だと知れるなら、
このままサイトに上げてしまって、苦痛な待ち時間をやめられるのですけれど。