それまで、ねんどろいどに対しては
特に何も思いませんでしたが、
ひとつ買って手にしてみると
だんだん楽しくなってきました。
写真で見ると頭身や顔の大きさ、作りが気になって
たいしたことなく思えますが
実際にいじってみると、それはそれでかわいいです。
なにより、いろいろな種類がでていて、
パーツに互換性があるというのがいいです。
こんなのを自分でも作りたいと思ったらむらむらしはじめ、
とりあえず置き換えの計れる顔を作ろうとしてみました。
ほかの素材はよくわからないため、
このまえから残っているおなじみの石粉粘土を使います。
厚み、横幅のサイズをあわせ、とりあえず形にし、
水分を飛ばすために何日か。
乾いたところでパーツ合体できるように
ねんどろいどの頭と組み合わせようとしてみると、
なんだかかたかた動きます。
もともとのねんどろいどの顔をつけると、もちろん動きません。
どうしたのかと観察してみれば、
粘土の方の顔は、左右1mmずつくらい元のものより縮んでいました。
そういえば、粘土はヒケるという話はきいていました。
でも、縮みなんてたいしたことないだろうと思っていたのです。
自分でオリジナルのものを、ノンスケールで作る分には
多少の縮小なんてまったく関係ありません。
でも、もともとのサイズが決まっているものを
石粉粘土で作るのは、ちょっときついかもしれません。
最初から形を決めうちでなく、乾燥させてから
削りだす作り方であれば問題はないでしょうけど。
そういえば前に小さな粘土人形を作るとき、
一体作ったときの顔の形を型にとり、
石粉粘土を押し付けて複製をとって使いました。
そのあと見たら、最初に作ったものの顔が
なんだか大きい気がしたものの、
型をとって使ったんだから同じ大きさだと
思いこもうとしたのですが――
あれは、やっぱりほかのが小さくなっていたんですねえ。
石粉粘土は安くて粘土の性質も使いやすいですが、
型を使っての直接複製にはまったく向かない素材でした。
あたらしい発見は面白いけれど、ちょっとがっかりです。