わたしは電話が大嫌いです。
電話というよりも『突然』のもの全般が嫌いなのだと思います。
多少、音には過敏なので、電話が突然音を立てると、
実際飛び上がって驚きます。
前職はコールでしたが鳴ると飛び上がるので、
いちいち驚くのはやめてくれと会社の人に
嫌みったらしく言われたほどです。
とはいえ体の反応なので、花粉時期になってもくしゃみするのは
やめてくれ、といわれるようなもの。
やめろといわれてやめられるものではありません。
ということもあって、電話が嫌いです。
むしろ憎んでもいます。
人の穏やかな時間を突然破壊して、
でてみてもどうせわたしあての用件ではありません。
さらに場合によってはセールスなどの
不愉快な用件を垂れ流されるのも本当にいらつきます。
家族が家にいない間は、基本的に電話が鳴っても
無視するのですが、もしこの鳴っている電話が
だれかの大変な用事だったらと思うと
不安に負けて取ってしまうこともしばしば。
そしてこの前の時は、そのくだらない電話が
連続でぼこぼこかかってきたので、
着信さえうっとうしいと電話線を外してみました。
それから一日。
帰ってきた家族がファックスを使おうとして、
「電話が変だ」
と言い出します。
どう変なのかと思って耳に当てると、
雑音のようなものしか聞こえません。
……まさか、盗聴!?
とあわてますが、そこでようやく思いついたのが、
電話線を抜いていたこと。
電話なんてわたしの生活の中ではまったく必要ないので
すっかり忘れていました。
そして、電話がわたしの生活の中でまったく必要ないことが
あらためて証明されました。
最近思いますけど、やっぱり電話は悪い発明品です。
相手の顔が見えないから、どんな暴言だろうと
好き勝手に吐き捨てられますし、
相手の都合でこちらが振り回されますし、基本的には証拠が残りません。
一方メールなら、こちらの都合で見ることができますし、
基本的に文章などの証拠がしっかり残ります。
もうそろそろ、電話の時代は終わっていいと思います。
まぁ急な用件には不向きですがね
なにより一回一回のお金が高いのが
なやみどころですね。
あとは文字を書くのと打つのとでは
打つほうが何倍も早いので
書くのは長文推敲には向かないという
弱点もあります。