直列☆ちょこれいつ

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レビュー:2016年01月あたりのアニメ ちょっと所感

2016年02月26日 | レビュー系


2016年01月あたり開始アニメの頭をそれなりに見ての感想です。


●亜人

死んでも復活して、超人能力を持つ高校生の男の子が主役で、
基本的には敵から逃げるっぽいお話、でしょうか?

最初は話中、つかまらずに逃げ続けるだけかと思ったら
案外すぐつかまりました。
そのうち主役をダークサイドに落としたい連中も来て
ごちゃごちゃやりだします。

何がやりたいのかまったくわからず、
何を見ればいいのかわかりません。

主役のほかにも亜人は数人いて、それらは全員極秘扱いだと言うのに、
主役だけ全世界に名前が出て追われるようになる理由も
よくわかりませんでした。

今のところまったくおもしろくはなく、
おもしろくなりそうな予感もありませんが、
録画の連続予約で録れている限りはとりあえず見ます。


●だがしかし

駄菓子をベースとして適当にギャグを入れるアニメです。

原作は単行本で読みましたが、アニメ版はテンポが違って
すこし残念です。
でも気楽に見られるので、見ています。

原作の絵は『すごいよ マサルさん』寄りなので、
いっそアニメ版マサルさんのように5分とか、
もしくは15分とかの短編アニメのほうが勢いが出て
よかったのではないかと思いました。


●無彩限のファントム・ワールド

そこらへんに出てくる化け物を倒していくようなお話、でしょうか。

京都アニメーションだというので見てみましたが、
話はすごくありきたりな感じです。
今までの他のアニメなどからおもしろそうな設定やセリフを集めて
使っているような、寄せ集め臭がします。

見なくてもいい感じです。


●僕だけがいない街

タイムリープを使ったサスペンスもの、でしょうか。

主役の意思とは関係なく起こるタイムリープを使って
人助けをしていたら、親が殺されました。
それを防ぐために過去へ戻って奮闘するような話のようです。

第一に持った印象は、『方言がきつい』です。
わたしも札幌あたりの方言が根っこの人間ですが、
微妙な方言でのしゃべりに、いらいらしてむずむずします。
あれを聞き続けるのは正直ゆるくないです。
北海道弁を普通に話せるネイティブの声優を使って欲しかったと思います。

ヒロインの女の子も都会からの転校生か、
それとも元からの道産子なのか覚えていませんが、
「ばかなの?」というセリフが耳に障ります。
道産子で押すなら、そこは「……はんかくさ」でしょう。
でもそうすると東京の子のセリフに使えなくなるので変えたのでしょうけれど。

微妙な方言でわずらわされるくらいなら、
いっそみんな標準語でしゃべってくれたほうが
聞いていてあずましいです。


話も、案外微妙です。

そもそも母親殺しを疑われた主役が、
なぜ力いっぱい逃げなければいけなかったかがよくわかりませんでした。

母親の刺殺体を見つけてうろたえたところを
目撃されて犯人と思われたのですから、
そのまま警察に捕まれば済む話だったはずです。

ナイフの指紋はふきとられているのに、
自分の手には血がついたままで、血をぬぐったものもありません。
状況からすれば自分が刺殺していないのは
すぐに明らかになるはずだったのに、
逃げたせいで事件がややこしくなってしまいました。


それから、主役の能力についても説明不足です。

主役が防げて、重大そうな事件では
事件が起こった後に自動でタイムリープが発生するというのは
描かれていましたが、それを失敗したらどうなるかが
描かれていませんでした。これが卑怯というか、説明不足というか、
すごく微妙だと思いました。

事件の改変に成功した場合、元の時間には戻らず、
戻った時間から歴史が連続しはじめます。
それは描かれました。
では、失敗した場面が描かれないのなら、失敗した場合でも
戻った時間から歴史が連続するはずと、見ていれば思います。

現代あたりから、昭和の終わりにタイムリープして、
事件を防ぐようになにかの存在に導かれるのを見て、
『事件を解決したらどうなるんだろう』、
『二十数年をまたやり直すのをどう描くんだろう』と
シナリオの観点でわくわくしていたのですが、
事件後の二十数年を全部すっとばして、現代に戻りました。
この書き方はものすごく卑怯だと思いました。
あまりに作為的というか、ご都合主義的というか。

同じくタイムリープものでは、原作版でない『時をかける少女』や
『シュタインズゲート』をおぼえていますが、
それらは、キャラの意思で過去に戻っていました。
でも『僕だけがいない街』では、過去に戻るのは自分の意思が介在しません。
そもそもで『デウス・エクス・マキナ』が操っているのですから、
その動きには充分に神経を使うべきだったと思います。

これを見たら、『シュタインズゲート』ではほんの数週間までしか戻れない
という設定は、過去を変更してから元に戻るまでの時間を
無駄に使わなくて済むという、よく練られた設定だったのだとわかりました。


この後の話は、何をやってもヒロインの女の子が死んで、
最終的にはみんなに未来がどうなるのかもそれなりに説明して、
みんなの協力が得られて初めて過去改変に成功する、という
『シュタインズゲート』もどきになりそうでまったく期待できません。


●GATE 自衛隊(2期)

異世界へ日本の自衛隊が入っていって、
国交を結んだりするような話っぽいです。

1期は異文化がぶつかる軋轢なりなんなりで
ゆるい冒険物として適当に見られましたが、
2期になったら1期のメンバーの影はまったく薄くなった上に、
基本的に胸糞悪い方向に話が向かったので、数話見てやめました。

CMからすると原作は『迷彩君』の人らしいので、
期待しましたががっかりです。


●昭和元禄落語心中

軽い男が落語を勉強しに弟子入りしてなにかする話でしょうか。

キャラのもろもろに悪い意味での女性っぽさというか
ホモっぽさみたいなのが感じられて1話でやめました。

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