●記録可能光学メディアのよみこみ?
ちゃんとしたCD-R使ってたはずなのに、
読み込もうとしたら失敗したんだけど。
なんなの、このだめメディア
メディアのせいだけじゃないんだからねっ!
★ポイント
※ここではCDにしろDVDにしろ、メディアを回転させて
読み書きするものを総称して
『CD』、もしくは『CD-R』と表記します。
ちゃんと焼いた(データを記録した)、
CD-Rのデータが読み出せないということは
日常の中でたまに発生することがあります。
その原因はいくつか考えられます。
まずは寿命。これはどうしようもありません。
次に保管。
しっかりしたCD-Rできちんと焼けていても、
高温多湿の場所に保管していたり、火気を近づけたり、
CDに傷をつけたりしてしまっていたら、
どうにもなりません。
CD自体を責めるのはお門違いです。
それから書き込みの問題。
今のところ(2010年2月現在)、データをCDに書き込むのは、
外部メディアやマス・ストレージデバイスへ
ドラッグ&ドロップといったように何の意識もせず
手軽にできることではありません。
データをメディアへ書き込むための手段が必要になります。
それはライティングソフトといったものです。
ソフトによっては、書き込むべき情報と
書き込まれた情報を照らし合わせ、
エラーがあれば教えてくれるものもありますが、
それもかならずしも正確だとは限りません。
書き込むべきデータを作る最中に失敗すれば、
失敗したデータが書き込まれますし、
書き込んだ後のチェックが甘ければ
データは壊れた状態でも無視されることになります。
データは、書き込んだのち、
手動でチェックする必要があります。
前回の話ですこし書きましたが、回転式の光学メディアは
外周にいくほど書き込みエラーが出やすくなります。
4GB書き込めるメディアに4GB書き込むのと、
4GB書き込めるメディアに2GB書き込むのとでは、
後者の方がエラーが出にくくなるわけです。
基本的にライティングソフトは内側から焼きこんでいきます。
そのためデータのチェックをする場合、
ライティングソフトが現在のファイルの並び順で
書き込んでいると仮定するならば、
終わりのほうにあるデータが壊れやすくなります。
いったん焼いたあとはそういった後ろのファイルを開き、
ちゃんと開くか、内容は正しいのかを
確かめるのがいいと思います。
もっと安全を高めるならば、頭、真ん中、最後をそれぞれ
確認してみるのがいいでしょう。
また、ライティングソフトでの書き込みには、大きく分けると
データの安全性を高めようとした『MODE 1』系と、
安全性より書き込み容量を増やそうとした『MODE2』系という
規格があります。
700MBのCD-Rが1枚200円もした頃にはすこしでも容量を増やして
書き込みができることは大変重要でしたが、
今では4GBのDVD-Rが1枚50円で買える時代です。
多少の容量の違いよりも安全性のほうを重視して、
『MODE 1』系の設定で焼いたほうが安心です。
そして最後。
ドライブの問題です。
40話でもすこし書きましたが、
純正・非純正の違いなどがからんできます。
自社でパソコン本体を作っておらず、
他のパソコン用に光学ディスクドライブ(CDの読取装置)を
作っている会社は、その製品がたくさん売れて欲しいと
思っています。
たくさん売るにはどうしたらいいかと言えば、
まずはいろいろな状況で使えるようにすることが必要です。
A社のパソコンでは動くけれど、B社のパソコンでは動かない、
C社のメディアは読めるけれど、D社のメディアは読まない、
E社のライティングソフトで焼いたものは読めるけれど、
F社のライティングソフトで焼いたものは読めない、
などとばらつきがあっては、売れ行きが伸びないからです。
でも。自社でパソコンを作り、
自社のドライブを組み込んで売っている大手のメーカーでは、
いろいろな状況で使えるようにする必要はありません。
自社のパソコンで、おすすめのメディアで、
バンドルされているライティングソフトで焼いた、
まさにそのメディアだけを読めればいいわけですから。
そのパソコンを使っている人にはなんの不便もありません。
問題が出るのは――他人からもらったデータを見るとき、
買って来たゲームをプレイするとき、そして
壊れかけたCD-Rを読むときです。
大手であることにあぐらをかいたドライブ、
もしくは純粋培養で根性のないドライブは、
すこし異常があるだけでそのメディアを読むことをやめます。
ほかのドライブでは何の問題もなく読み込めるものでも、
そのドライブでは読めないということが多々あるのです。
このように、メディアだけでなく、
ドライブにも良し悪しはあります。
単に焼いたメディアが読めないというと
メディアの破損ばかりを考えてしまいがちですが、
別のドライブ、別のマシンで読んでみると
普通に読めるということがあります。
いざという時に備えて、読み込みが遅くても
読み込み力の強い、根性のあるドライブを用意しておくと
原因の切り分けもできていいと思います。
ちゃんとしたCD-R使ってたはずなのに、
読み込もうとしたら失敗したんだけど。
なんなの、このだめメディア
メディアのせいだけじゃないんだからねっ!
★ポイント
※ここではCDにしろDVDにしろ、メディアを回転させて
読み書きするものを総称して
『CD』、もしくは『CD-R』と表記します。
ちゃんと焼いた(データを記録した)、
CD-Rのデータが読み出せないということは
日常の中でたまに発生することがあります。
その原因はいくつか考えられます。
まずは寿命。これはどうしようもありません。
次に保管。
しっかりしたCD-Rできちんと焼けていても、
高温多湿の場所に保管していたり、火気を近づけたり、
CDに傷をつけたりしてしまっていたら、
どうにもなりません。
CD自体を責めるのはお門違いです。
それから書き込みの問題。
今のところ(2010年2月現在)、データをCDに書き込むのは、
外部メディアやマス・ストレージデバイスへ
ドラッグ&ドロップといったように何の意識もせず
手軽にできることではありません。
データをメディアへ書き込むための手段が必要になります。
それはライティングソフトといったものです。
ソフトによっては、書き込むべき情報と
書き込まれた情報を照らし合わせ、
エラーがあれば教えてくれるものもありますが、
それもかならずしも正確だとは限りません。
書き込むべきデータを作る最中に失敗すれば、
失敗したデータが書き込まれますし、
書き込んだ後のチェックが甘ければ
データは壊れた状態でも無視されることになります。
データは、書き込んだのち、
手動でチェックする必要があります。
前回の話ですこし書きましたが、回転式の光学メディアは
外周にいくほど書き込みエラーが出やすくなります。
4GB書き込めるメディアに4GB書き込むのと、
4GB書き込めるメディアに2GB書き込むのとでは、
後者の方がエラーが出にくくなるわけです。
基本的にライティングソフトは内側から焼きこんでいきます。
そのためデータのチェックをする場合、
ライティングソフトが現在のファイルの並び順で
書き込んでいると仮定するならば、
終わりのほうにあるデータが壊れやすくなります。
いったん焼いたあとはそういった後ろのファイルを開き、
ちゃんと開くか、内容は正しいのかを
確かめるのがいいと思います。
もっと安全を高めるならば、頭、真ん中、最後をそれぞれ
確認してみるのがいいでしょう。
また、ライティングソフトでの書き込みには、大きく分けると
データの安全性を高めようとした『MODE 1』系と、
安全性より書き込み容量を増やそうとした『MODE2』系という
規格があります。
700MBのCD-Rが1枚200円もした頃にはすこしでも容量を増やして
書き込みができることは大変重要でしたが、
今では4GBのDVD-Rが1枚50円で買える時代です。
多少の容量の違いよりも安全性のほうを重視して、
『MODE 1』系の設定で焼いたほうが安心です。
そして最後。
ドライブの問題です。
40話でもすこし書きましたが、
純正・非純正の違いなどがからんできます。
自社でパソコン本体を作っておらず、
他のパソコン用に光学ディスクドライブ(CDの読取装置)を
作っている会社は、その製品がたくさん売れて欲しいと
思っています。
たくさん売るにはどうしたらいいかと言えば、
まずはいろいろな状況で使えるようにすることが必要です。
A社のパソコンでは動くけれど、B社のパソコンでは動かない、
C社のメディアは読めるけれど、D社のメディアは読まない、
E社のライティングソフトで焼いたものは読めるけれど、
F社のライティングソフトで焼いたものは読めない、
などとばらつきがあっては、売れ行きが伸びないからです。
でも。自社でパソコンを作り、
自社のドライブを組み込んで売っている大手のメーカーでは、
いろいろな状況で使えるようにする必要はありません。
自社のパソコンで、おすすめのメディアで、
バンドルされているライティングソフトで焼いた、
まさにそのメディアだけを読めればいいわけですから。
そのパソコンを使っている人にはなんの不便もありません。
問題が出るのは――他人からもらったデータを見るとき、
買って来たゲームをプレイするとき、そして
壊れかけたCD-Rを読むときです。
大手であることにあぐらをかいたドライブ、
もしくは純粋培養で根性のないドライブは、
すこし異常があるだけでそのメディアを読むことをやめます。
ほかのドライブでは何の問題もなく読み込めるものでも、
そのドライブでは読めないということが多々あるのです。
このように、メディアだけでなく、
ドライブにも良し悪しはあります。
単に焼いたメディアが読めないというと
メディアの破損ばかりを考えてしまいがちですが、
別のドライブ、別のマシンで読んでみると
普通に読めるということがあります。
いざという時に備えて、読み込みが遅くても
読み込み力の強い、根性のあるドライブを用意しておくと
原因の切り分けもできていいと思います。